「チューリップ賞&オーシャンS」

2017年03月03日

「チューリップ賞&オーシャンS」

今週は東西でクラシックレースのトライアルが行われます。4日の土曜日、阪神で行われるチューリップ賞(GⅢ)は桜花賞の指定トライアルで3着馬までに桜花賞の優先出走権があります。距離も本番と同じ。桜花賞だけでなく、今年の牝馬クラシックを占うにも見逃せません。昨年はシンハライト(2番人気、単オッズ5.6倍)が断然人気のジュエラー(2.0倍)を叩き合いの末、ハナ差で破りました。本番は1、2着が逆で勝ったのはジュエラー。敗れたとはいえシンハライトはその後、オークスを勝ちました。今年はどうでしょう。

最も注目されるのは無敗の3連勝で阪神ジュベナイルフィリーズ(GI、1600m)を制したソウルスターリングです。欧州で14戦全勝(GI・10勝)のフランケルの初年度産駒で母も名牝。走らなければ困る(?)血統です。昨年7月、札幌の1800m戦でデビュー勝ちし、10月東京のアイビーS(オープン特別、1800m)も連勝。そして阪神JFを勝って2歳女王に就きました。注目したいのは初戦がクビ差だったのに2走目、3走目とレースをするたびに強さが感じられること。ここは本番へ向けてのトライアルなので普通なら過信は禁物なのですが、負けられない馬なので出走したからには◎です。

相手は阪神JFで2着に追い上げたリスグラシュー。当時、枠順がフルゲートの最外、18番からのスタートでした。ゲートも速くないので後方からのケイバになりましたが、それでも最速の上がりタイムで2着まで追い上げてきました。1600mの新馬戦(新潟)2着のあと、阪神の1800m未勝利戦を1分46秒2(レコード)で勝ち上がっています。オークス向きとも思えますがソウルスターリングに何かあれば逆転候補の一番手。

穴馬にはミスパンテールを狙ってみました。昨年7月、札幌で1500mの新馬戦を勝った後、捻挫などがあって立て直していた馬。7カ月ぶりの復帰戦なので苦しいとみるのは当然ですが、中間かなり追い切られていて直前の動きも良く見えます。後方から4コーナー、外を回って捲り追い込みを決めた新馬戦の勝ちぶりが良かったので大振りしました。

3着まで桜花賞へ進めるので可能性のある馬を物色すると・・・まず、ミリッサ。410キロ前後と小柄な反面、鋭さがあります。新馬戦は3半から早めに捲って出て直線も押し切りました。3着だった前走のエルフィンSはスムースに外に出せなかったレース。2戦とも上がり3ハロンは33秒台なので要注意です。あと、先行して折れ合える4戦2勝2着2回のエントリーチケットとオープン特別の紅梅S(阪神1400m)でこれを差し切ったアロンザモナ。もう1頭、新馬戦を逃げ切ったあと前走はスタートで後手にまわって抑えるケイバで不発だったワールドフォーラブ。

【チューリップ賞】(4日、阪神11R)発走=15時35分

◎10 ソウルスターリング

○ 3 リスグラシュー

▲ 7 ミスパンテール

△ 1 ミリッサ

△ 4 エントリーチケット

△ 5 アロンザモナ

△11 ワールドフォーラブ

馬連 10→3、7、1、4、5、11

 

中山では4歳以上1200mのGⅢ、夕刊フジ杯オーシャンステークスが行われます。1着馬に高松宮記念の優先出走権が付いているようGI制覇を狙うステップレースと言えるのですが、メンバーを見ると今年はちょっと違うようです。これからという新鋭に有力馬が多く、実績(収得賞金)では出走が難しいので、ここ勝負?

ブレイブスマッシュを狙いました。明け4歳で勝ち星は2歳時に勝った未勝利戦とサウジアラビアロイヤルCの2つだけ。昨年は1400mのGⅢ・ファルコンSの2着があったもののNHKマイルCは8着、ダービーへも出走しましたが最下位の大敗でした。ここは格上挑戦で、しかもこれまで出走してきたレースは1600mが中心。1200m戦は今回が初めてです。ただ、意外性があって好位グループから鋭い脚で伸びることが何度かあります。前記したサウジアラビアRCではその“まさか”で2着がイモータル、3着がアストラエンブレムでした。準オープンの前2戦(1600m)。昨年11月のキャピタルSはブラックムーンの3着、今年1月のニューイヤーSはマイネルアウラートの4着で体調が上向きです。距離が目論見通りなら新境地が開けるかもしれません。

5歳を迎えた牝馬のメラグラーナが良くなってきました。8月生まれの豪州産なので日本馬より成長が遅く、モロさもありましたが前走のオープン特別、ラピスラズリS(中山1200m)勝ちぶりを見ると成長が追いついた感じがします。チャンス十分です。

単穴はナックビーナス。前走の京都牝馬S(GⅢ,1400m)はレッツゴードンキの7着でしたが相手がそろっていたのに加えて距離も少し長かったかもしれません。楽に好位を追走できるスピードがあり、差すレースもできます。関西への遠征後でローテーションがちょっときついですが、追い切りの動きは良好なので首位争いもありそうです。

伏兵陣にも要注意馬が多く、前走の阪急杯で4着だったブラヴィッシモはゴール前でコースが詰まっていました。あと、先行力があって折れ合い次第では好位から伸びるレースもするクリスマス、良化気配のトウショウピスト、9歳の古豪スノードラゴンも動きは悪くないので得意のこの距離なら好走するかもしれません。

【オーシャンS】(4日、中山11R)発走=15時45分

◎ 3 ブレイブスマッシュ

○ 9 メラグラーナ

▲ 2 ナックビーナス

△14 ブラヴィッシモ

△ 4 クリスマス

△ 7 トウショウピスト

△10 スノードラゴン

馬連 3→9、2、14、4、7、10

» コメントを書く