「マイラーズC&フローラS」

2017年04月22日

「マイラーズC&フローラS」

皐月賞のファンディーナは残念でしたね(7着)。3連勝の内容から牝馬の優勝も夢ではないと期待して中山競馬場へ向かったのです。ところがパドックの様子をみて“アレ~?”と思いました。ファンディーナがスキップを踏んでいます。それでも◎にした手前、頼まれ馬券を買うついでに予想した自分の馬連と枠連は買っておきました。そしてもう一度パドックへ戻って周回する馬を見たのですが、周回しているうちにだんだんファンディーナのテンションが上がってきて・・・これはヤバい! 馬券売り場に戻って▲にしていたアルアインの単・複、これから印を付けた馬への馬連の流し馬券を購入して観戦。ファンディーナは良いレースはしていましたが最後は脚が上がってしましました。これが牝馬の怖さです。運があってアルアインが勝って思わぬ高配当を受けましたが、ちょっと後ろめたい気がしました。

これくらいにして23日(日)の重賞。今週から西は京都競馬場、東は東京競馬場へ開催が替わります。京都のメーン、マイラーズカップ(GⅡ、1600m)は1着馬に安田記念(GI、6月4日、東京1600m)の優先出走権が付いているレースで、出走は11頭でもマイル路線の有望馬が揃って出走しています。このあとのGIに向けて各馬の仕上がり状態、レースの駆け引きなど見どころが多く。馬体重の確認、そして関東から遠征している馬(3頭)はとくに輸送の影響などをパドックの状態をみて判断するのが必要です。

プロディガルサンを狙っています。2月5日の東京新聞杯(GⅢ、東京1600m)は菊花賞以来の休み明けでしたが2着。ここにも出走しているブラックスピネルが“追い込み”のイメージを覆して好スタートから先頭に立って逃げ切ったレースですが、中位から直線鋭く伸びて(上がり3F=32秒0)首差の2着と好走してくれました(予想は▲)。そのあとの中京の金鯱賞(GⅡ、2000m)に出走。この時は◎。体調は良かったはずなのにヤマカツエースの7着に終わっています。コースが合わなかったか、輸送で焦れ込みが影響したのか?判然としませんが今回、落ち着いているようなら面白いです。

〇イスラボニータは昨年暮れの阪神C(GⅡ,1400m、2着)以来の出走。中間、放牧されて再調整されて臨んでいますが、間隔が4カ月程度で追い切りの動きが休み明けを感じさせません。昨秋マイルチャンピオンシップ(GⅠ、京都1600m)でミッキーアイルに頭差の2着。短い距離にも慣れてきているので逆転候補です。

単穴はブラックスピネル。今季すでに2戦していて追い切りの動きも良いので仕上がりの心配はありません。京都金杯(GⅢ、1600m)でエアスピネルにハナ差に迫る2着でしたし、そのあとが前記した東京新聞杯。難があったスタートを決めているので引き続き狙えます。

エアスピネルはマイル路線に変更して初戦の京都金杯を直抜けで押し切りました。ただ、ゴール前で際どいレースになったし、東京新聞杯では期待されたほど直線伸びず3着。まだ過信は禁物です。特注はクルーガー。昨年のこのレースの勝ち馬で、かなり素質が高い。今回も直前の追い切りで◎を付けたいぐらい迫力のある動きを見せています。まるまる1年ブランクがあったあとの復帰戦なので△に止めましたが、馬体重が大きく増えていないようなら買い?あとフィエロ、ダッシングブレイズが抑え候補。

【マイラーズC】(23日、京都11R)発走=15時35分

◎ 7 プロディガルサン

○11 イスラボニータ

▲ 8 ブラックスピネル

△ 4 エアスピネル

△ 9 クルーガー

△ 3 フィエロ

△ 5 ダッシングブレイズ

馬連 7→11、8、4、9、3、5

 

東京のフローラステークス(GⅡ、2000m)はオークスの指定トライアル重賞で、3着までに優先出走権があります。前評判では2000m戦で連勝しているホウオウパフュームに人気が集まっていますが・・・フローレスマジックを狙ってみました。ここまで4戦。勝ち星は1つすが、どのレースも見どころ十分です。昨年8月の新潟のデビュー戦の2着は好位から直線抜け出して勝ったというレースをゴール寸前で急襲に遭ったハナ差負け。11月東京の未勝利戦(1600m・重)を楽勝して挑戦したGⅢ、アルテミスS(東京1600m)は2着だったものの、追い込み勝ちした西の有望馬リスグラシュー(のちに桜花賞2着)に1/2馬身差に迫る健闘。3歳初戦が2月東京のクイーンC(GⅢ、1600m)で3着。これも勝ちタイムが1分33秒6と一線級でないとマークできないし速さで、勝ち馬がアドマイヤミヤビ、2着がアエロリット(1/2馬身差)。桜花賞を勝ったレーヌミノル(4着)を交わしてゴールインしています。しかも、アルテミスSで12キロ減っていた馬体重がこの時はプラス18キロでした。馬群に包まれるレースも経験しているし、4戦ともマイル戦でしたがレース内容から距離も大丈夫だと思います。

人気のホウオウパヒュームも確かに能力は高そうです。い。デビュー戦3着のあと少し休ませ、前2戦は2000mを選んで出走。それぞれ中団、後方で待機して外から一気に追い込んで連勝しました。期待が高まるのも当然ですが、勝ち星は未勝利戦と500万下特別なので相手が揃った時にどうか?ここであっさり勝てるようなら本番が楽しみです。

穴馬タイプが多くいるレースですが、▲(単穴)にはタガノアスワドを抜擢しました。今年1月の中京のデビュー戦(2000m)は重馬場だったこともあってタイムは2分05秒8と遅いですが、先頭に立って直線後続の接近を許さない2着に3馬身半の楽勝。2走目のつばき賞(500万下、京都1800m)の2着も勝ったのが皐月賞で1番人気になったファンディーナ。それに1馬身3/4差で、3着は7馬身後方だった。このレースは前半スローの流れになる可能性が大きいので見せ場はあるはずです。

【フローラS】(23日、東京11R)発走=15時45分

◎14 フローレスマジック

○ 5 ホウオウパヒューム

▲ 6 タガノアスワド

△ 9 アドマイヤローザ

△ 7 ヤマカツグレース

△ 4 レッドミラベル

△12 ディーパワンサ

馬連 14→5、6、9、7、4、12

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2017年04月21日

「福島牝馬S」

桜花賞と皐月賞が終わって、ほっと一息。レースについては次回の小欄(22日アップ)で触れますが、とりあえず22日の土曜日に福島競馬場で行われるGⅢ重賞、福島牝馬ステークス(4歳牝馬、1800m)。これはやっかいなレースです。収得賞金による別定重量戦なのですが、増量になる馬が1頭もいません。全馬が基礎負担重量の54キロ。手薄なメンバーの証です。それでも人気は偏りそうですが、確たる中心馬はいないと言ってよいレースなので注意してください。ちなみに、収得賞金ではウキヨノカゼが断然上位なのですが・・・人気は他の馬になりそうです。

そのウキヨノカゼを狙って◎。ほとんどの馬が重賞勝ちと無縁ですが、この馬は3歳時に3走目でクイーンC(GⅢ,東京1600m)を勝っています。そのあと長休入り。4歳時は2戦のみで終了して勝ち星もなかったですが、5歳の一昨年は比較的順調で夏の北海道シリーズで活躍しました。函館で準オープンを勝ち上がると札幌の短距離重賞、キーンランドC()GⅢ.1200m)で最後方からの捲り追い込みを決めました。そのあと秋のGI,スプリンターズS(中山1200m)でもストレイトガールの3着まで追い上げています。昨年は勝ち星がなかったですし、一連の着順からも評価は下がりそう。ただ、初めて1800m戦(それまでは1600m以下)に出走した前走の中山牝馬S(GⅢ,1800m)=6着=は勝ったトーセンビクトリーから0秒2差のところまで来ています。小回りコース向きの鋭さがあるので“捲り一発”を期待しました。

クインズミラーグロは前2戦が大好走。1月中京の愛知杯(GⅢ、2000m)でマキシマムドパリの3着、前走の中山牝馬Sでも小差の3着でした。それぞれ53キロ、52キロの軽ハンデだったので過信はできないものの、好位につけるレースで馬体重が増えてきているのも好材料だと思います。人気を被るほどの強さは感じませんが安定感では上位でしょう。

単穴にはデンコウアンジュを抜擢。明け4歳で勝ち星はまだ2つだけですが、この馬の印象は強烈です。2歳時に1800m新馬戦5着のあと同距離で勝ち上がると、東上してアルテミスS(GⅢ,東京1600m)に出走。よもやと思うレースでメジャーエンブレム(そのあと阪神JF,NHKマイルC優勝)を差し切ったんです。気性難はあるもののポテンシャル(潜在能力)は高く、いつ爆発すするか分からない怖さがあります。

伏兵陣。と言ってもこのメンバーは現状ではほとんどが伏兵の感じがするのですが・・・中かから先行してしぶといレースをするクロコスミア、良化の余地十分のフロンテアクイーン。あと、ウインファビラス、ギモーヴをピックアップしました。

【福島牝馬S】(22日、福島11R)発走=15時25分

◎ 6 ウキヨノカゼ

○ 9 クインズミラーグロ

▲ 3 デンコウアンジュ

△13 クロコスミア

△ 8 フロンテアクイーン

△ 5 ウインファビラス

△ 1 ギモーヴ

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2017年04月15日

「皐月賞」

16日の日曜日、中山競馬場で3歳クラシックの三冠レース第1戦、皐月賞が行われます。これまでのレースから今年は混戦と思われましたが、なんと、ここに有望牝馬が参戦しました。年明けデビューの新鋭、ファンディーナです。繁殖の使命もあるので例年だとほとんど牝馬はスピードを競う桜花賞(3歳牝馬)に向かうのが常道。牡馬相手のタフな中山2000mの皐月賞に向かうのは非常に珍しいことです。それだけではありません。この牝馬、強いんです。楽勝の3戦3勝の内容から人気も急騰して「混戦」が一転、今年はこの馬のレースぶりがハイライトになりました。ちなみに、馬名はタイ語で「良い夢」の意。生産者は明治45年創業の老舗、多くの名馬を歴史に刻んでいる北海道・浦河町の谷川牧場です。

◎はそのファンディーナにしました。1月22日の京都のデビュー戦(1800m。以下すべて1800m戦)は、すんなり先頭に立って馬なりのままゴールイン。タイムは1分50秒0ですが、2着は9馬身後方でした。2走目の500万下・つばき賞(京都)も2着との差は1馬身3/4差でしたが2番手、3番手併走とポジションを下げて、競馬に慣れさせるようなレース。直線で追われると難なく差を詰めて交わしました。そして中山のフラワーC(GⅢ)。12番枠からスタートすると先頭に立ちそうな行き脚。行く馬がいたので2番手に折れ合って後続が追い上げた4コーナー、鞍上が軽く仕掛けると前のドロアカードを並ぶところなく交わして先頭。2着に5馬身差の圧勝でした。

3戦とも勝ちタイムはそれほど速くないのですが、走らせたゴールの2ハロンにポテンシャルの高さが表れています。列挙すると初戦のレースのラップタイムが11秒0-11秒4、2走目が10秒7-11秒0、3走目11秒2-11秒7。それで最後は流して勝っているんです。500キロの馬体、フットワークは牡馬顔負け。快挙が期待できます。

牡馬陣ではスワーヴリチャードに魅力があります。初戦の阪神2000m戦で追い込み届かずのハナ差2着。2走目(同)で勝ち上がり、東京1800mのGⅢ・東スポ杯2歳Sに遠征してきてブレスジャーニーの2着。そのあと、同じ条件の共同通信杯(GⅢ)で借りを返すように勝っています。これも500キロ前後の馬体でフットワークも大きい。遊び遊び走っているようなところもありましたが、成長してきたのでしょう。中間、強めの調教を積み上げていて動きも良いです。ファンディーナにとって強敵です。

単穴はアルアイン。4戦3勝で、6着に終わった3走目のシンザン記念(京都1600m・重馬場)は直線で割ろうとした前の馬群の間が狭まって、追えないレースでした。そのあと、毎日杯(GⅢ、阪神1800m)で人気のサトノアーサーに勝って巻き返しています。ローテーションが少しきつく、中山への輸送もあるので強くは推せませんが、それでも当日焦れ込みがないようなら面白いと思います。

前記したように牡馬陣だけで考えると混戦模様。レイデオロは2歳時に3戦3勝。新馬、葉牡丹賞(500万下)、そしてGI・ホープフルSと2000m戦で鋭い差し脚のレースをしていて、その時点では“皐月賞はこの馬・・・”とみていました。そのあと順調さを欠いてぶっつけ本番になったので評価を下げましたが、追い切りの動きは報じられているほど悪くないように見えます。あと、トライアルの弥生賞を追い込み勝ちしたカデナ、毎回追い上げて好走しているアウトライアーズ、1600m戦とはいえ前走のアーリントンC(GⅢ、阪神)の勝ちぶりが鮮やかだったペルシアンナイトに△

【皐月賞】(16日、中山11R)発走=15時40分

◎ 8 ファンディーナ

○ 2 スワーヴリチャード

▲11 アルアイン

△ 5 レイデオロ

△ 4 カデナ

△ 6 アウトライアーズ

△ 7 ペルシアンナイト

馬連 8→2、11、5、4、6、7

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2017年04月14日

「アンタレスS」

16日の日曜日、どうやらお天気はもちそうですね。牝馬が初めて中山競馬場で行われる皐月賞を勝つかもしれないので楽しみにしているのですが、その前に15日に阪神で行われるGⅢのアンタレスS(4歳以上、ダート1800m)。

負担重量は「別定」で、GⅡ勝ちがあるグレンツェントが基礎負担56キロ(牝馬2キロ減)に2キロ増の58キロでの出走になります。アスカノロマンも同じ東海S(GⅡ)を勝っているのですが、2キロ増の適用期間が過ぎているので1キロ増だけ。ハンデ戦だった前走のマーチS(5着)の58キロから1キロ軽い57キロになります。ここはデビュー以来56キロ以下で走ってきた明け4歳のグレンツェントが、それでも強いレースができるかどうかがカギになります。

◎にはミツバを狙ってみました。後方からのレースが多く4歳前半までは条件クラスが長かった。ところが後半戦だけで4勝を挙げました。うち2勝がオープン特別で、10月東京のブラジルC(2100m)は見ていたファンが「あっ!」と驚く逃げ切り勝ち。12月阪神のペテルギウスS(2000m)は3半からの捲り追い込みでした。2月の地方交流GI、川崎記念(2100m)は2番手からのレースで4着だったものの、この中間、強い追い切りを積み重ねてきています。GI・7勝のカネヒキリ産駒で、そろそろ本格化する頃とみての期待です。

グレンツェントは正直、あまり買う気がしません(?)。ここまで10戦。重賞実績は昨年6月のユニコーンS(東京1600m)の3着(1着ゴールドドリーム、2着ストロングバローズ)、8月新潟のレパードS(1800m)の1着がありますが、これは3歳限定のGⅢです。そのあと古馬と混合になった11月京都のみやこS(1800m)でアポロケンタッキーにクビ差の2着、そして年明けて今年1月下旬にGⅡの東海S(中京1800m)を差し切り勝ちしましたが、この2戦は斤量の恩恵があって55キロでした。素質の高いのは認めています。斤量が芝ほど影響しないのも承知ですが一気に58キロでは・・・心配です。

単穴はモンドクラッセ。逃げ馬タイプで2歳から3歳前半まで芝コースで走っていました。勝てずにダートに転身するとすぐ2連勝。とくに、立て直しを図って休ませたあとの4歳夏からの3連勝はぶっちぎり勝ちでびっくり。絡まれるともろいですが、5歳の昨年1月、東海Sでアスカノロマンの2着に逃げ粘っています。一線級がそろった重賞では苦戦していましたが、前走のオープン特別(総武S)では58キロを背負って逃げ切りました。展開次第では・・・という魅力があります。

伏兵陣。前走のマーチSで5着でしたが、ゴール前までこれかというレースだったアスカノロマンに特注です。当時のトップハンデ58キロから前記したように今回は馬齢重量と同じ57キロ。スタートが無事に切れれば上位争いになる馬です。あと、折れ合いがつくようなら鋭い差し脚を見せるロワジャルダン、じわじわと能力を発揮し出したように感じられる4歳のロンドンタウン、3走前の東海Sでグレンツェントと半馬身の勝負(2着)をしたモルトベーネも警戒したいところです。

【アンタレスS】(15日、阪神11R)発送=15時30分

 

◎ 3 ミツバ

○ 6 グレンツェント

▲ 7 モンドクラッセ

△13 アスカノロマン

△ 5 ロワジャルダン

△ 4 ロンドンタウン

△10 モルトベーネ

馬連 3→6、7、13、5、4、10

 

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2017年04月12日

「真央ちゃん、ありがとう」

スポーツ選手の宿命なんですが、ついにこの日が来てしまいました。日本のフィギュアスケート界を長年引っ張ってきた浅田真央選手が引退です。ほんと、残念!もっと見たかったですけどね~ 10日の夜、10時51分に自身のブログを更新して、その中で発表したんですが、真央ちゃんらしい素直で真摯に気持ちを伝えています。お読みになっていない方もいらっしゃるかと思いますし、全文を掲載しておきます(段落は前詰め)。

『突然ですが、私、浅田真央は、フィギュアスケート選手として終える決断を致しました。今まで、長くスケートができたのも、たくさんの事を乗り越えてこれたのも、多くに方からの支えや応援があったからだと思います。ソチオリンピックシーズンの世界選手権は最高の演技と結果で終えることができました。その時に選手生活を終えていたら、今も選手として復帰することを望んでいたかもしれません。実際に選手としてやってみなければ分からない事もたくさんありました。復帰してからは自分の望む演技や結果を出す事ができず、悩む事が多くなりました。そして、去年の全日本選手権を終えた後、それまでの自分を支えてきた目標が消え、選手として続ける自分の気力もなくなりました。このような決断になりましたが、私のフィギュアスケート人生に悔いはありません。これは、自分にとって大きな決断でしたが、人生の中の1つの通過点だと思っています。この先も新たな夢や目標を見つけて、笑顔を忘れずに、前進していきたいと思っています。皆様、今までたくさんの応援、本当にありがとうございました。  浅田真央』

スポーツ選手が現役を退くとき、我々は簡単に「引退」という言葉を使っちゃいますが、フィギュアの選手というのは競技を退いてもアイスショーとか色々、活躍する場がたくさんあるじゃないですか。ですから記されているように、選手として、終える決断を致しました――ということで、彼女は「引退」という言葉は使っていません。でもスポーツ各紙は当然、「真央、引退」で大きく報じています。「限界だった26歳、決断 真央引退」、「目標消え、気力もなくなりました」、「感動ありがとう」、「目標も気力もなくなった」・・・

1面だけでなく、中面でも特集が組まれたりしています。

国内、海外からかつてのライバルだった選手やコーチ、そして現役のトップ選手もコメントを寄せていますが、あのメドベージェワ(ロシア、2016年、2017年世界選手権連覇中)がですよ、「(真央がいなくなって)さびしくなる」って言っているんですね。真央を目標に、憧れて、厳しい練習を積んできた若い選手が多いんです。

そんな浅田真央さんですが、オリンピックだけは涙、涙でした。バンクーバー(2010年五輪)は素晴らしい演技をしたんですが、金姸児(キム・ヨナ=韓国))に及ばず「銀」。ソチ(2014年五輪)はショートプログラムで大失敗をしてSP16位。ショックが大きすぎて、翌日のフリーで演技ができるのか・・・と思いました。SPの順位でグループ分けされますから滑走順が早かったんです。僕は高橋大輔くんのすぐそばで見ていたんです。そんな状況に中で、真央ちゃんが信じられないよういな素晴らしい演技をした。終わったあと、高橋大輔くんが目に涙を浮かべているのを見ました。で、ショートを失敗しないで最終組で滑っていたら、もっと高い点が出ていたはずだって言うんですよ。フリー演技の自己新の最高得点(142・71点)をマークしたんですが、早い段階で出てくる選手(SPで下位)にそんなに高い点は付けられないものなんですって。それでも6位まで押し上げたんです。世界選手権では3回優勝しています。できればオリンピックで「金」を取らせてあげたかった。

でも、あの時の感動は忘れようがありません。冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を成功させると、フィニッシュまでに何度も何度も(6種類8回)3回転ジャンプをすべて着氷。ほぼ完璧な演技を五輪のリンクで披露しましたよね。それと、トリプルアクセル(3回転半)が彼女の代名詞みたいに言われますけど、真央ちゃんはつなぎの演技も素晴らしいし、表現力もある。だからスタートからフィニッシュまで美しいんです。はらはらしながら見守っていた日本の皆さんにとって、金メダルを取ったより強い感動を与えてくれたんじゃないでしょうか。

そしてそのあと、真央ちゃんはブログにある世界選手権で3度目の優勝を果たすんです。この13~14年のシーズン、真央ちゃんはオリンピックだけしか負けていないんですよね(国際大会)。

。長い間、ご苦労様でした。また競技とは別のシーンで笑顔を見せてください。

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2017年04月08日

「桜花賞」

今年の3歳クラシックが開始されます。第1戦は9日、阪神競馬場で行われる牝馬の桜花賞(GⅠ、阪神1600m)。やっかいなレースという印象が強いです。2歳から今ごろにかけては急成長する時期で、人気馬が思わぬ負け方をして後で「フケ(発情)だった」と聞くことも何回かありました。それを別にしても今年はここにきて高い能力を発揮し出しが多く、これだけハイレベルの馬が揃うのは珍しいです。人気は4戦無敗のフランケルに偏るでしょうが、それほどの(単勝オッズ差)能力の開きはないように感じます。

それでも中心はソウルスターリングでしょう。昨年7月、札幌で1800mの新馬戦を差し切って帰厩。10月東京で1600mのアイビーS(OP特別)を勝ち、西へ向かってGI・阪神ジュベナイルF(1600m)を制して2歳女王に就きました。明けて3月。このレースへ向けて試走したトライアルのチューリップ賞(GⅡ、阪神1600m)も問題なくクリアしています。迎えた本番。なんと枠番が⑭番という外、さらに前線が停滞して思っていた以上の雨量になって馬場が悪化しそうです。新たな課題が出てきてしまいましたが、能力の高さで克服するのではないでしょうか。欧州の名馬フランケル(14戦無敗)の初年度産駒として、ここは負けてほしくないところなのですが・・・

面白いのはミスパンテール。キャリア2戦の新鋭でまだ1勝馬ですが、トライアルのチューリップSで後方から息の長い脚を使って2着に追い上げました。勝ったソウルスターリングには2馬身差あったものの、追い上げた有力候補の1頭リスグラシューをその後ろから差したのは注目に値します。自慢めきますが、当時、馬っぷりと追い切りの良さから小欄では▲(7番人気)に抜擢していましたよね。7月末の札幌で内容の良い勝ち方をした馬。7カ月ぶりの復帰戦であのレースができるのですから、一度使われた上積みを考えれば(可能性十分)今回、ソウルスターリングを脅かしてもおかしくありません。

▲はミスエルテ。ソウルスターリングと同じフランケル産駒で、ここまで3戦2勝。昨秋、阪神1600mの新馬戦、京都1400mのファンタジーS(GⅢ)を鋭い差し脚で連勝していました。土が付いたのは3走目の朝日杯FSで、サトノアレスの4着。ただし、これは牝馬の阪神JFではなく、牡馬相手に挑戦したGIです。しかも単勝2.4倍の1番人気でした。テンションが上がって馬体が徐々に細化したため休ませていましたが、ここに向けて追い切りは十分積まれています。好結果につながりそうな気がします。

他にも軽視できない馬が多いです。道悪の巧拙は分かりませんが先行できて自在性もあるのがアエロリット。勝ち星は1つだけでも2着が3回。そのうち2つは重賞で、いずれも接戦でした。次いで新馬2着のあと3連勝したアドマイヤミヤビ。前走のクイーンC(GⅢ、東京1600m)では前記したアエロリットを1/2馬身差し込んでタイムも1分33秒2と速かったです。

前走の3着で少し評価が下がったリスグラシューは阪神JFで後方から2着に追い上げたように末脚は確かです。それと気になるのはカラクレナイ。スタートに難があるので強くは推せませんが、道悪なのでパワフルな末脚に魅力があります。まだいるのですが、あとは手が回りません。

【桜花賞】(4月9日、阪神11R)発走=15時40分

◎14 ソウルスターリング

○16 ミスパンテール

▲ 1 ミスエルテ

△12 アエロリット

△15 アドマイヤミヤビ

△ 6 リスグラシュー

△ 8 カラクレナイ

馬連 14→16、1、12、15、6、8

 

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2017年04月07日

「阪神牝馬S&ニュージーランドT]

今年の3歳クラシックがいよいよ開始されます。9日の日曜日は牝馬の桜花賞。4戦4勝のソウルスターリングの1番人気は確定的ですが、単勝オッズは如何ほど?元返しはないでしょうが・・・雨の影響は大丈夫でしょうか。その前に8日の土曜日、東西で面白い重賞が行われます。それからにしましょう。

阪神競馬場の阪神牝馬ステークス(GⅡ、1600m)には有力馬が出走してきました。1着馬にGI・ヴィクトリアマイルの優先出走権がある重賞ですが、主力になるミッキークイーンとクイーンズリングにとっては関係ありません。実績(収得賞金)から黙っていても?出走できますから。休み明けでも◎はミッキークイーンです。中間、コース追い(栗東CW)で長めから2度いっぱいに追われて速いタイムをマークしていますし、直前の追い切りも余裕で併走馬に先着。臨戦態勢は整ったとみてよいでしょう。有馬記念で5着。サトノダイヤモンド、キタサンブラックの首位争いからは少し差があったものの2馬身ほどですから健闘でした。ジャパンカップ以来だった昨年もこのレースで56キロを背負ってスマートレイアーのクビ差2着まで伸びてき来ました。しかも今年はGI勝ち(一昨年のオークス、秋華賞)から1年以上経過したので1キロ軽い55キロでの出走です。初戦から勝ち負けでしょう。

クイーンズリングは昨秋、大きく開花しました。10月東京の府中牝馬S(GⅡ,1800m)で好位から抜け出てマジックタイム、スマートレイアーを抑え、勢いに乗ってGI・エリザベス女王杯を制しました。そのあと12月の香港カップ(国際GI、シャティン2000m)に挑戦して7着に終わりましたが、勝った日本のモーリスはじめ牡馬陣が相手。仕方がないでしょう。追い切りの動きをみる限り遠征の後の不安は感じられないので好勝負を期待します。

穴には明け4歳の上がり馬ジュールポレールを狙ってみました。デビューが昨年の4月下旬。戦績からもクラシックとは無縁でした。ところが秋に500万下、1000万下特別を連勝。ちょっと驚くのは今年の初戦の準オープン、うずしおS(阪神1600m)の勝ちぶり。前年は3歳で53キロという斤量の恩恵がありましたが、古馬と同じ55キロになったのに上がり32秒台の鋭い伸びで楽勝したのです。先行できるスピードがあり、展開に合わせて控えるレースもできる脚質。マイル戦なのでつけ入る隙があるかもしれません。

【阪神牝馬S】(4月8日、阪神11R)発走=15時35分

◎ 6 ミッキークイーン

○ 3 クイーンズリング

▲ 8 ジュールポレール

△ 5 トーセンビクトリー

△15 デニムアンドルビー

△12 デンコウアンジュ

△ 2 クリノラホール

馬連 6→3、8、5、15、12、2

 

中山のニュージーランドトロフィー(GⅡ、1600m)は3歳馬重賞で、3着までGI・NHKマイルCの優先出走権があります。ここは熾烈なレースになりそう。枠順と展開が問題になる中山1600m戦でフルゲート・・・しかも有力馬の中には潜在能力は高くてもモロさがあるタイプも多い。波乱の要素が多いレースです。

タイセイスターリーに期待しました。新馬戦(10月京都、1400m)の勝ちぶりや1月京都のシンザン記念(GⅢ、1600m)の2着、2月東京の共同通信杯(GⅢ、1800m)で4着した内容から能力はかなり高い(と思います)。ところが、それを発揮できるかとなると不安。掛かる恐れがあるうえ他の馬をかなり気にする気性のようです。2走目のデイリー杯2歳Sで8着に終わった時がそうでしたが今週の追い切り(栗東トレセン・坂路)でも垣間見られ、物見もしています。ただ、今回外枠になったのはかえって良いかもしれませんし、ベテラン内田騎手がどう御すか?それを楽しみにして?◎です。

クライムメジャーはスピード十分。昨年7月の中京の新馬戦(1600m)で6番手あたりから直線伸びてアドマイヤミヤビ(桜花賞出走)を抑えていますが、サウジアラビアRC(GⅢ,東京1600m)でブレスジャーニーの3着、3走目のベゴニア賞(500万下、東京1600m)は1番人気でサトノアレスの3着。ここで一息入れて前走、阪神の1400m戦(500万下)で2勝目を挙げました。立て直し成功で逆転候補。

単穴はランガディア。昨年8月の新潟1800m戦で新馬勝ちし、間を空けて今年2月に東京1600m戦(500万下)に出走して1分34秒7で連勝しました。2戦とも小差のレースで目立ちませんが、好位3~4番手から伸びるレースをしています。今回は相手が強化しますがインから流れに乗るレースが期待できるので面白いと思います。

ボンセルヴィーソは未勝利戦勝ちの後で人気薄だったデイリー杯2歳Sでジューヌエコールの2着に逃げ粘り、朝日杯FS(GI、阪神1600m)でもサトノアレスの3着と好走。前走の中京の1400m、ファルコンS(GⅢ)では3番手からタイミング良く先頭に立つレースでした。最後、コウソクストレートにクビ、差されたものの2着。中山なら面白いと思っていたのですが大外16番になってはどうか?あと、一発を秘めているのはナイトバナレット、タイムトリップ、スズカメジャー。

【ニュージーランドT】(4月8日、中山11R)発走=15時45分

◎14 タイセイスターリー

○10 クライムメジャー

▲ 2 ランガディア

△16 ボンセルヴィーソ

△ 1 ナイトバナレット

△15 タイムトリップ

△12 スズカメジャー

馬連 14→10、2、16、1、15、12

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2017年04月01日

「大阪杯」

2日の日曜日、阪神競馬場でGIレース「大阪杯」が行われます。4歳以上(オープン)、芝2000mは昨年までの産経大阪杯(GⅡ)と同じですが、GIに格上げされて「大阪杯」としてGIスタートします。負担重量が変わって、実績によって加増があった「別定」から「定量」。牡馬57キロ(牝馬=55キロ、今回は出走なし)の実力勝負です。春の天皇賞(4月30日、京都3200m)は距離が長いとみる陣営の恰好な目標になりました。一線級が揃ったのは当然です。問題は、ここに出走しても天皇賞(春)まで中3週あること。春・天へ向かいそうな馬の評価が微妙になった(と思います)。

◎はマカヒキ。今季、すでに1戦しています。2月の京都記念(GⅡ、2200m)で、結果はサトノクラウンの3着でした。人気に反してしまいましたが、内容的には悪くなかったと思います。調教は十分と思われるほど積まれていたのですが・・・凱旋門賞(14着)以来の休み明けで馬場コンデション(稍重)も影響したと思われます。サトノダイヤモンドとの競り合いでハナ差しのいでダービー馬の称号を手にしましたが、インから後方に控えてうまく距離をカバーした乗り方でした。2冠がかかる菊花賞(3000m)をやめて凱旋門賞に遠征したのも距離を考えてのことと思います。追い切りの動きは一度使われて予測どおりの良化ぶりです。馬場も予報どおりならこの馬が走れる状態まで回復しそうなので、今度は真価を発揮するはずです。

5歳馬サトノクラウンが本格化してきました。3歳クラシックは皐月賞(1番人気)6着、ダービー(3番人気)3着とドゥラメンテの前に完敗。秋の天皇賞も17着の惨敗でした。4歳初戦の京都記念(GⅡ、2200m)こそ道悪巧者ぶりを発揮して勝ち星をもぎ取っていますが、そのあとまた大敗続き。体調を崩したとしか思えません。数を使わなかったのが救いでした。昨年12月の香港ヴァーズ(GI、シャティン2400m)で1番人気のハイランドリール(愛国)をゴール前で差してGI初制覇。次いで前記した京都記念の勝利。直前は控えましたが1週前の追い切りの動きから体調も現時点(輸送前)では問題ありません。ただ、阪神2000m(内回り)は良馬場なら距離が少し短いかもしれません。

単穴はステファノス。唯一の重賞勝ちがGⅢ(富士S、東京1600m)なので格下ということになりますが、2000mの天皇賞(秋)では2年連続して好勝負しています。一昨年はラブリーデイに半馬身差の2着、昨年はモーリス、リアルスティールに次いで3着ですからね。昨年12月の香港カップ(GI、シャティン2000m)でもモーリスの3着でした。前走の金鯱賞(GⅢ、中京2000m)でヤマカツエースの6着に終わって“アレッ!?でしたが、香港遠征のあとで休み明けでした。一度使われてぐんと良くなっているように感じられるので狙ってみます。

もちろん、昨年の年度代表馬キタサンブラックの能力は認めています。ただ、今回はステップを踏んでここに臨んでいる有力馬と比べてどうでしょう?馬の仕上がりは「10回のケイコより1回の実戦」と言われるほどなので、このあとの天皇賞(春)では◎か〇にします。

他の有力馬。前走の京都記念は出遅れて後方からのレースになったミッキーロケット、充実に充実が続いているヤマカツエースが追い切りの動きが好気配で侮れません。昨年、前身の産経大阪杯でキタサンブラックを差して勝っているアンビシャスですが、当時は相手が58キロ、2キロ差がある56キロでした(念のため)。

【大阪杯】(4月2日、阪神11R)発走=15時40分

◎14 マカヒキ

○ 7 サトノクラウン

▲ 4 ステファノス

△ 5 キタサンブラック

△ 1 ミッキーロケット

△13 ヤマカツエース

△12 アンビシャス

馬連 14→7、4、5、1、13、12

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