「皐月賞」

2017年04月15日

「皐月賞」

16日の日曜日、中山競馬場で3歳クラシックの三冠レース第1戦、皐月賞が行われます。これまでのレースから今年は混戦と思われましたが、なんと、ここに有望牝馬が参戦しました。年明けデビューの新鋭、ファンディーナです。繁殖の使命もあるので例年だとほとんど牝馬はスピードを競う桜花賞(3歳牝馬)に向かうのが常道。牡馬相手のタフな中山2000mの皐月賞に向かうのは非常に珍しいことです。それだけではありません。この牝馬、強いんです。楽勝の3戦3勝の内容から人気も急騰して「混戦」が一転、今年はこの馬のレースぶりがハイライトになりました。ちなみに、馬名はタイ語で「良い夢」の意。生産者は明治45年創業の老舗、多くの名馬を歴史に刻んでいる北海道・浦河町の谷川牧場です。

◎はそのファンディーナにしました。1月22日の京都のデビュー戦(1800m。以下すべて1800m戦)は、すんなり先頭に立って馬なりのままゴールイン。タイムは1分50秒0ですが、2着は9馬身後方でした。2走目の500万下・つばき賞(京都)も2着との差は1馬身3/4差でしたが2番手、3番手併走とポジションを下げて、競馬に慣れさせるようなレース。直線で追われると難なく差を詰めて交わしました。そして中山のフラワーC(GⅢ)。12番枠からスタートすると先頭に立ちそうな行き脚。行く馬がいたので2番手に折れ合って後続が追い上げた4コーナー、鞍上が軽く仕掛けると前のドロアカードを並ぶところなく交わして先頭。2着に5馬身差の圧勝でした。

3戦とも勝ちタイムはそれほど速くないのですが、走らせたゴールの2ハロンにポテンシャルの高さが表れています。列挙すると初戦のレースのラップタイムが11秒0-11秒4、2走目が10秒7-11秒0、3走目11秒2-11秒7。それで最後は流して勝っているんです。500キロの馬体、フットワークは牡馬顔負け。快挙が期待できます。

牡馬陣ではスワーヴリチャードに魅力があります。初戦の阪神2000m戦で追い込み届かずのハナ差2着。2走目(同)で勝ち上がり、東京1800mのGⅢ・東スポ杯2歳Sに遠征してきてブレスジャーニーの2着。そのあと、同じ条件の共同通信杯(GⅢ)で借りを返すように勝っています。これも500キロ前後の馬体でフットワークも大きい。遊び遊び走っているようなところもありましたが、成長してきたのでしょう。中間、強めの調教を積み上げていて動きも良いです。ファンディーナにとって強敵です。

単穴はアルアイン。4戦3勝で、6着に終わった3走目のシンザン記念(京都1600m・重馬場)は直線で割ろうとした前の馬群の間が狭まって、追えないレースでした。そのあと、毎日杯(GⅢ、阪神1800m)で人気のサトノアーサーに勝って巻き返しています。ローテーションが少しきつく、中山への輸送もあるので強くは推せませんが、それでも当日焦れ込みがないようなら面白いと思います。

前記したように牡馬陣だけで考えると混戦模様。レイデオロは2歳時に3戦3勝。新馬、葉牡丹賞(500万下)、そしてGI・ホープフルSと2000m戦で鋭い差し脚のレースをしていて、その時点では“皐月賞はこの馬・・・”とみていました。そのあと順調さを欠いてぶっつけ本番になったので評価を下げましたが、追い切りの動きは報じられているほど悪くないように見えます。あと、トライアルの弥生賞を追い込み勝ちしたカデナ、毎回追い上げて好走しているアウトライアーズ、1600m戦とはいえ前走のアーリントンC(GⅢ、阪神)の勝ちぶりが鮮やかだったペルシアンナイトに△

【皐月賞】(16日、中山11R)発走=15時40分

◎ 8 ファンディーナ

○ 2 スワーヴリチャード

▲11 アルアイン

△ 5 レイデオロ

△ 4 カデナ

△ 6 アウトライアーズ

△ 7 ペルシアンナイト

馬連 8→2、11、5、4、6、7

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