「宝塚記念」

2017年06月24日

「宝塚記念」

25日で東西の中央場所開催(東京、阪神)が終了。先行して行われている函館に続いて夏の福島、中京が始まりますが、フィナーレは阪神の内回りコース、2200mで争われる夏のグランプリ、宝塚記念(GI)です。ファン投票で上位から出走権を得ていく趣向ですが今年は出馬登録が11頭で、全馬が出走してきました。負担重量は「定量」で、牡馬58キロ、牝馬56キロ。これがカギかも。それはさておき、今年は断然人気のキタサンブラックが春季のGI、大阪杯、天皇賞(春)に続いてここも制覇か。これを阻むパフォーマンスを見せる馬は「いない!」、「いる?」見どころはその1点に尽きます。

後者の可能性は「ある」とみて、ミッキークイーンを狙ってみます。4歳後半の昨年は良かったころのパフォーマンスでなかった。発症した脚部不安の影響か・・・と思われます。ぶっつけ出走だったエリザベス女王杯(GI、京都2200m)は3着でも勝負目線では圏外。今年の初戦、阪神牝馬S(GⅡ、1600m・重)を快勝して、これで軌道に乗りそうと思ったら前走のヴィクトリアマイル(牝馬GI、東京1600m・稍重)で7着・・・。ただ、1600mの桜花賞をやめてオークス(東京2400m)を目指し、思惑どおりに勝った馬。秋には2000mの秋華賞を制して2冠に輝いています。古馬になってマイル戦にも出走するようになったのですが、適距離とは思えません。強めに追われた先週、そして最終調整といった感じの今週の動きは不安があるようには見えません。牡馬と2キロ差あるので大駆けがあれば今回かも。

キタサンブラックにケチをつける気は毛頭ありません。馬体は雄大で距離、重い斤量、道悪、いずれもこなします。加えて鞍上・武豊騎手の好リードもあって自分でレースを作れる自在性も身についています。よくぞここまで成長したものです。今回、少し気になる点を挙げると春季、2000mの大阪杯を勝ち、続いて勝った3200mの天皇賞(春)が3分12秒5!のレコード勝ちだったこと。これでケロッとしていられる馬っているのかなあ~。総合力では違いなく上位なので実力発揮なら勝つでしょうけど・・・

もう1頭、狙ってみたいのが▲にしたゴールドアクター。3歳の夏から急成長して菊花賞で3着。8カ月ブランクがあった後の4歳時の成長はさらに目覚ましく、1000万下条件からスタートして4連勝で有馬記念まで快進撃しました。昨年は勝ち星が日経賞とオールカマーの2勝。天皇賞(春)では12着に終わりましたが(これが問題、後述)、ジャパンC4着、有馬記念の3着は健闘の部類です。今年の春季2戦(日経賞5着、天皇賞(春)7着)が不振なので人気を落としていますが、今回は中間の動きがすごく良く見えます。難がある西への輸送さえこなせば好走が見込める馬です(当日の焦れ込みに注意)。

一騎当千のメンバーで、次位グループには気ムラでもポテンシャルは高いサトノクラウン、春季2戦(阪神大賞典、天皇賞(春)で2着を死守したシュヴァルグラン、急成長してのし上がった4歳のシャケトラ、ミッキーロケットとしました。

【宝塚記念】(25日、阪神11R)発走=15時40分

◎ 8 ミッキークイーン

○10 キタサンブラック

▲ 2 ゴールドアクター

△11 サトノクラウン

△ 5 シュヴァルグラン

△ 6 シャケトラ

△ 1 ミッキーロケット

馬連 8→10、2、11、5、6、1

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2017年06月17日

「函館スプリントS&ユニコーンS」

夏競馬、北海道シリーズが開幕しました。デビューを待っていた2歳馬がどんなレースをするか楽しみですが・・・日曜日の18日のメーン、函館スプリントS(GⅢ、1200m)は好メンバーになりました。ここに3月、春季のGI・高松宮記念を勝ったセイウンコウセイが出走してきました。ちょっと不思議なのはその負担重量。GIを勝ったのにこのレース、基礎負担重量の56キロ)です。4歳なので収得賞金による加増対象を少しの差で免れました。斤量で気になるのは3歳馬で、52キロ(牝馬2キロ減)と軽いです。ここに2歳重賞を勝っているジューヌエコール、レヴァンテライオンが出走しました。前者が50キロ、後者は52キロ。注意が必要です。

中心はセイウンコウセイ。昨年後半の充実ぶりは驚異的でした。初勝利(3月中山)を挙げるのに7戦を要したのが信じられないほど。5月東京で2勝目(500万)。7月福島で3勝目とようやく上昇気運をつかみ、11月に京都で勝ってオープン入り。そして迎えた4歳、1月京都の淀短距離Sを勝つと重賞初挑戦だったシルクロードS(GⅢ、1200m)でダンスディレクターにクビ差の2着。そして挑戦したGI、高松宮記念で一気にスプリント王者に輝いたのですからすごい。少し間が空きましたが、ここを照準に中間順調に追い切りを積んで、函館のウッドコースで追われた直前の動きも文句なし。初めての洋芝コースもスピードとパワーからみて問題ないでしょう。

シュウジがどう立ち向かうか。昨年の夏、短距離戦に切り替えてこのレースでソルヴェイグにハナ差の2着、次いで札幌のキーンランドC(GⅢ,1200m)でもゴール前でブランボヌールに差し込まれたものの1/2馬身差2着と好結果を生みました。そのあと秋季のスプリントGI、スプリンターズS(中山1200m)でも好位追走からレッドファルクス、ミッキーアイル、ソルヴェイグにアタマ、クビ、クビ差の4着。次いで暮れの阪神C(GII、1400m)は差しに回ってイスラボニータをアタマ差抑えて勝つ充実ぶりでした。今季2戦は阪急杯8着、高松宮記念15着と不振ですが中間、立て直して鞍上に武豊騎手。巻き返しを図ります。

穴には3歳牝馬のジューヌエコールを狙いました。1400mの新馬戦(中京)を勝ち上がったあと阪神のオープン特別(1400m)、そして11月京都のデイリー杯2歳S(GⅡ、1600m)と3連勝。阪神ジュベナイルF(GI,1600m)は11着。年明けて桜花賞戦線はフィリーズレビュー(GⅡ、1400m)でカラクレナイの4着、本番もレーヌミノルの9着に終わりましたが、早めに函館入りして調整。何より50キロの軽量が魅力です。

他にも軽視できない顔ぶれがそろっています。2月に1600万下を勝ち上がり、1200mのオープン特別で2、1着と軌道に乗ってきた4歳のキングハートがどんなパフォーマンスを見せるか。コース実績のあるクリスマス、1200m戦で重賞勝ちを含めて3勝しているエイシンブルズアイ、昨年の函館2歳Sの覇者レヴァンテライオンも52キロで輸送がなければ・・・△

【函館スプリントS】(18日、函館11R)発走=15時25分

◎12 セイウンコウセイ

○10 シュウジ

▲ 8 ジューヌエコール

△ 3 キングハート

△ 6 クリスマス

△ 7 エイシンブルズアイ

△ 9 レヴァンテライオン

馬連 12→10、8、3、6、7、9

 

東京のメーン、ユニコーンS(GⅢ、ダ1600m)は3歳馬のダートの重賞。これから古馬との混合戦を迎える3歳の勢の出世レースだけに注目されます。ここはリエノテソーロの◎は動かし難いです。前走のNHKマイルカップで直線外から伸びて来た時は内心“ワッ!”と思いました。勝ったアエロリットを◎に抜擢していて単勝も買い込んでいました。有力馬を振り切ってもう大丈夫と思ったら1頭、差し切る勢いで伸びてきたのがこの馬です。その前の桜花賞切符がかかっていたアネモネ賞で差のない4着まで伸びてきたので警戒心はあったのですが、ここまでとは思いませんでした。レースぶり、追い切りの走りを見てもダート(2戦とも圧勝)巧者は間違いありません。芝でもGIを狙えるし、珍しい2刀流馬が現れたものです。

相手馬には、まずサヴィ。11月京都のデビュー戦(ダ1400m)は先行して叩き合いの辛勝(ハナ差)でしたが、2勝目の前走は強いレース。スタートで出遅れて最後方からのケイバでしたが、直線でイン突きに出ると馬群を縫って差し切りました。初勝利から3カ月ほど間を空けての出走でしたが、かなり成長しているとみてよいです。2勝とも重馬場だったので渇いたダートでどうか?ですが予報は雨です。

単穴に抜擢したハルクンノテソーロはすでに8戦しています。芝のデビュー戦(1200m)で2着のあとダートで勝ち上がり、小倉2歳Sに遠征したものの13着。ダートに戻して今年4月に1400m戦で2勝目を挙げています。1600mに距離が延びた前走の青竜S(OP、東京)で折れ合って中団から2着に追い上げたように自在性があります。

まだ能力を出し切っていないメンバーなので伏兵が多い。アンティノウスは勝ち上がったのが5走目ですが、その時の馬体重が530キロ。続いて前走の500万下を4馬身差で楽勝したように成長度が大きさを感じます。未知の魅力を感じるのはラユロットで、芝で4戦(1勝)したあとダートに矛先を向けた前走、稍重とはいえ東京1400mを1分23秒9の好タイムで追い込み勝ちしました。あと、1800m戦で伏竜S2着、鳳雛S4着と毎回崩れないレースをしているサンライズノヴァ、鋭さがあって展開に合わせるレースをして健闘しているシゲルベンガルトラを警戒。

【ユニコーンS】(18日、東京!!R)発走=15時45分

◎ 4 リエノテソーロ

○ 5 サヴィ

▲ 2 ハルクンノテソーロ

△ 7 アンティノウス

△ 6 ラユロット

△ 8 サンライズノヴァ

△ 9 シゲルベンガルトラ

馬連 4→5、2、7、6、8、9

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2017年06月13日

「藍ちゃん、ご苦労さま!」

先週の女子ゴルフツアー、サントリー・レディース(8~11日、兵庫・六甲国際GC)ですが、今季限りで引退することを表明した宮里藍(31=サントリー)の“国内最終戦”を見ようと連日、大勢の観衆が押し掛けました。初日は1アンダー71で22位スタートでしたが、2日目が2オーバーの74(50位)。優勝争いから遠のいた感じのラウンドになってしまって第3ラウンドも71で終わってトップ争いから離されてしまいます。そして迎えた最終日、11日。スコアは1アンダーの71(トータル-2、26位タイ)に終わるんですが・・・

言うまでもないことなんですが、ゴルフはメンタル面がもろに出ます。大観衆の注視を浴びての国内最後の試合。そんな状況に中で藍ちゃん、こらえて、こらえて一生懸命やっていましたよ。そして迎えた後半、10番で見事なチップインバーディー。さらに12番、距離のあるバンカーだったんですが、うまいですよね~。見事にこれもチップインバーディー。観客を沸かせました。14番でもバーディー。そして18番も・・・魅せますよね~、ギャラリーで埋まった中で。長~いパーパットでした。5メートルぐらいあったでしょうか。これを見事に決めてガッツポーズ!

藍ちゃん、この前の引退会見でもそれほど多くの涙は見せなかったんですが、この日はは最後、やはり堪えきれませんでしたね。「私にとって一生残る1週間だったと思います。これ以上しゃべるとちょっと泣いてしまいそうなので・・・。まだ、残りのシーズン・・・」と話したところでギャラリーから「愛ちゃん、ありがとう!」。中断のあと気を取り直して「残るシーズン、優勝を目指して、アメリカツアーの方もメジャーが残っているので優勝を目指して、引き続き感謝の気持ちを胸に頑張っていきたいと思います。もう少しお付き合いいただけるとうれしいです。ありがとうございました」。

このシーン、何度見ても、もらい泣きしそうになります。藍ちゃんはアメリカのトーナメントで頑張ったんですが残念ながらメジャー大会は一つも勝っていないんですね。今シーズンも残りがまだありますのでメジャーに向けてアメリカで最後まで頑張って、日本の試合もいくつかオファーがあるんだそうですよ。当然ですよね、藍ちゃんが出てくれたらギャラリーが集まりますから。でも、日本の国内戦はこの試合が最後になるのか。そのへんは藍ちゃんの気持ち次第ということではないでしょうか。とにかくご苦労さまでした!

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2017年06月10日

「エプソムC&マーメイドS」

オークス、ダービー、そして安田記念とGIが終わって祭りのあとという虚脱感がしないわけでもありませんが、11日の日曜日、東西でGⅢの重賞が行われます。東京のメーン、エプソムカップは1800mの別定重量戦で、ここは基礎負担に収得賞金によって加増される「別定」。歴戦の年長馬が重くなるのは当然で、7歳のフルーキーとマイネルミラノが2キロ増の58キロ。次いで57キロがトーセンレーヴ(9歳)、ヒストリカル(8歳)。これからの4歳、出世が遅れていた馬がこれらに挑戦する図です。

紅一点、デンコウアンジュを狙ってみます。この馬のインパクトは強烈で、脳裏にしみついています。一昨年の2歳時のこと。新馬戦で癖があって能力を発揮できずに5着に終わった後、2走目で勝ち上がっていました(いずれも1800m戦)。そして東京へ遠征してきた3走目のアルテミスS(GⅢ,1600m)。後方の位置から直線外に回すと一気に伸び、勝利目前だった断然人気のメジャーエンブレムを差し切ってしまったのです。メジャーエンブレムはそのあと2歳女王になり、翌年は桜花賞で4着だったもののGI・NHKマイルカップに向かって牡馬相手に勝った馬。ちなみにこの3つの重賞の予想、かなり自信を持って本欄でメジャーエンブレムを◎に推していました。そのトラウマでオークスでも▲にしていたぐらいです。人気薄(⑪番人気)だった前走のヴィクトリアマイル(牝馬GI,1600m)でアドマイヤリードの2着。1年半ぶりに爆発した感じです。追い切りの映像を見ると心配される遠征続きも大丈夫そう。同じ54キロで脚質の合う東京コースで連続噴火?

4歳のアストラエンブレムがかなり良くなってきたようです。母ブラックエンブレム(秋華賞馬)がお気に入りだったので産駒に注目していますが、兄ブライトエンブレムに比べるとレース運びに融通性があります。今年に入って京都金杯(GⅢ.1600m)でエアスピネルの4着、続いてオープン特別の大阪城S(1800m)を勝ち、前走のメイS(OP、東京1800m)もクビ差の2着。追い切りの動きからさらに上積みがありそうです。

単穴には5歳になったダッシングブレイズを抜擢。3歳秋季に1000万下、1600万下、オープン特別と3連勝して昨年の2月、東京新聞杯(GⅢ、1600m)へ東上。関西所属なのに東京で新馬勝ちした馬で、その時と同様イン突きのケイバをしていたのですが・・・エンジンが掛かったところでコースが狭まり(2着馬に閉められた?)内ラチに激突。浜中騎手が大ケガを負いました。この印象も強烈です。そのあと不振でしたが今季初戦のオープン特別を勝ちました。そのあと8着、7着ですが、この2戦はGⅡの重賞。ちょっと掛かるタイプなので距離が心配ですが追い切りの動きの良さは目を引きます。

伏兵の多いレース。中から△に前走のメイSで人気のアストラエンブレムの急追をこらえたタイセイサミット、58キロでも先行力誇る歴戦の古馬マイネルミラノ、1年近く休んでいたもののみっちり乗り込まれている潜在能力高いレッドレイヴン、気ムラなのが逆に怖い?ベルーフをピックアップしました。

【エプソムC】(11日、東京11R)発走=15時45分

◎ 6 デンコウアンジュ

○10 アストラエンブレム

▲12 ダッシングブレイズ

△14 タイセイサミット

△ 1 マイネルミラノ

△17 レッドレイヴン

△11 ベルーフ

馬連 6→10、12、14、1、17、11

 

京都のマーメイドステークスは3歳以上牝馬の2000mのGⅢ。負担重量はハンデで、2走前にGⅢ・重賞を勝ったトーセンビクトリーが56キロ。馬齢(55キロ)よりたかが1キロと思うかもしれませんが、これが意外にこたえる馬がいます。人気の過信は禁物。

4歳ビッシュの走りごろとみました。今季初戦の前走、中山牝馬S(GⅢ,1800m)では前記したトーセンビクトリーの10着に終わっています。昨秋、トライアルの紫苑S(GⅢ,中山2000m)でヴィブロス以下に楽勝して1番人気なった秋華賞(GI,京都2000m)でヴィブロスの10着。強行出走した?ジャパンCは16着の大敗。印象は良くないですが、追い切りの動きは◎です。410キロそこそこの小柄な馬体ですが、非凡な能力を発揮して新馬→500万下を連勝。トライアルのフローラS(GⅡ,東京2000m)は5着でしたが本番のオークスは直線で勝ち負けのパフォーマンスを見せてシンハライト、チェッキーノにクビ、1/2馬身差の3着。輸送さえ無事にクリアすれば勝負になるはずです。

強敵はハンデ頭の5歳馬トーセンビクトリー。母がトゥザヴィクトリー(エリザベス女王杯)、兄にトィザワールド(皐月賞2着)という血統でデビュー当時から期待が高かった馬です。ところが初白星が2歳最終戦の3走目、500万下を勝ち上がったのが3歳の7月、オープン入りしたのが4歳の昨年4月。ただ、昨年10月に準オープン特別を勝ち直して再オープン入りし、今年初戦の中山牝馬Sで待望の重賞勝ちを収めました。前走の阪神牝馬S(GⅡ、1600m)=6着=は距離が短かったようです。今回は中山牝馬Sを勝った時の53キロから3キロ増の56キロ。ハンデがどうか?でしょう。

単穴はクインズミラーグロ。今季すでに3戦(いずれも重賞)していますが、1月中京の愛知杯はマキシマムドパリの3着、3月の中山牝馬Sはトーセンビクトリー、マジックタイムにクビ、3/4差の3着、そして前走の福島牝馬Sは思わぬ後方からのケイバになりながらウキヨノカゼ、フロンテアクイーンにクビ、クビの3着まで追い上げました。ハンデは54キロ。重賞勝ちに手が届くところにいます。

【マーメイドS】(11日、京都11R)発走=15時35分

◎11 ビッシュ

○ 5 トーセンビクトリー

▲ 4 クインズミラーグロ

△10 マキシマムドパリ

△ 1 アースライズ

△ 3 プリメラアスール

△ 6 キンショーユキヒメ

馬連 11→5、4、10、1、3、6

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2017年06月03日

「安田記念」

今年のクラシックは西の桜花賞こそ想定外の結果でしたが、皐月賞は運もあって西船橋で祝勝会。オークスはソウルスターリングが予想通り桜花賞(3着)の雪辱を果たして納得。そして迎えたダービーは、ほぼ頭に描いたような結果(◎▲△)になって快哉!おまけに最終レースの目黒記念(△◎)まで拾って?府中で仲間の仲間と盛大な祝勝会・・・良い春でした。

まだGIが続きます。4日の日曜日、東京競馬場で行われる安田記念。前期のマイル王者決定戦で、今年は牝馬、3歳馬の出走していないのでフルゲート18頭がすべて「定量」の58キロでスピードとパワーを競うレースになりました。ただし、比較が難しい外国馬、香港からコンテントメントとビューティ―オンリーの2頭が参戦。コンテントメントは昨年も参戦していて最下位の12着でしたが、輸送による大幅な馬体減がありました。名手モレイラ騎乗なので気になりますが、輸送に慣れていないということなのでどうでしょう?初参戦の後者も鞍上にバートンを配し、これは末脚の切れが持ち味。香港馬がからめば高配当になりそうなので当日の馬体重や気配に要注意です。

首位争いは激戦必至ですが、中心はイスラボニータ。5歳の昨年、安田記念でロゴタイプの5着(2馬身差)のあと秋季に3戦。10月東京の富士S(GⅢ、1600m)でヤングマンに差し込まれて3/4馬身差2着、11月京都のGI・マイルチャンピオンシップはミッキーアイルにアタマ差届かず2着、最終戦の阪神C(GⅡ、1400m)もシュウジのアタマ差2着と惜敗続きでした。でも反面、良く言えば自在性が増して崩れなくなったのです。そして今年、このレースへ向けて選んだ休み明けの前哨戦、4月京都のマイラーズC(GⅡ)でエアスピネル以下を抑えました。3歳秋口のセントライト記念(GⅡ,新潟2200m)以来の勝ち星を挙げたのです。前走以上のデキで本番を迎えるので期待できます。

次位にはステファノス。昨年12月の香港C(GI、2000m、モーリスの3着)の後だった今季初戦、金鯱賞(GⅡ、中京2000m)はヤマカツエースの6着と伸びが今イチでした。でも2走目の大阪杯(GI,阪神2000m)では王者キタサンブラックを目標に好位キープから3/4差の2着。良い内容でした。2000m前後のレースに照準を合わせて出走しているので距離に少し疑問が残りますが、3歳秋に1600mのGⅢ・富士Sを勝っています。追い切りの動きも良いし、東京コースなら差し脚を生かせるでしょう。

単穴はサトノアラジン。前走の京王杯スプリングC(GⅡ、東京1400m)では1番人気で9着に終わりました。ただ、香港マイル(GI,ビューティ―オンリーの7着)のあとで休み明けだったほか、重馬場になったのが痛かった。それでも直線は伸びていて、勝ち馬(レッドファルコス)からの差は2馬身半。着順から受けるほど負けていません。このGIは昨年、マイペースで逃げ切ったロゴタプの4着で2着のモーリスからはハナ、クビの差。ゴール前で突っ込んできてもおかしくはありません。

他にも展開次第で上位争いに持ち込めそうな馬が多いです。中から1600mは2歳時(2戦2勝)以来でも逆に折れ合いが付くとみてアンビシャス、この距離に路線変更して3戦したエアスピネルに特注。あと、東京の本馬場でゲートから調教している香港のビューティ―オンリー、上がりの脚がしっかりしているブラックスピネルをピックアップしました。

【安田記念】(6月4日、東京11R)発走=15時40分

◎15 イスラボニータ

○18 ステファノス

▲14 サトノアラジン

△ 4 アンビシャス

△ 8 エアスピネル

△12 ビューティ―オンリー

△11 ブラックスピネル

 

馬連 15→18、14、4、8、12、11

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2017年06月02日

「鳴尾記念」

2日の土曜日。西では京都から阪神競馬場に舞台を移しての初日ですが、重賞の鳴尾記念(GⅢ、2000m)が行われます。3歳以上(オープン)のレースになりますが、軽量になる3歳馬の出走はなく、別定戦なのに増量対象になる古馬も今年は出走していません。牡馬56キロ、牝馬54キロ。能力重視のレース、頭数も10頭なので一見 “簡単”そうなのですが・・・阪神のこの距離は3~4コーナーが内回り、加えて少頭数のレースは展開が大きく影響することが多いです。

デニムアンドルビーを狙ってみます。近況がいかにも不振に見えますが、実績は最上位です。GIレースだけ列挙しても3歳時はオークス3着、秋華賞4着、エリザベス女王杯5着で、古馬のトップクラスが揃った中距離の最高峰GI,ジャパンカップでも勝ったジェンティルドンナと写真判定(ハナ差2着)の勝負をした馬です。勝ち鞍には恵まれませんが古馬になっても健闘したレースがあります。一昨年はGⅡ・阪神大賞典でゴールドシップの2着。GI・宝塚記念ではラブリーデイにクビ差2着でした。問題は脚部不安からの立ち直り。激走した宝塚記念のあと戦列を離れて長休。復帰してからはなかなか体調が戻らないようなレースが続いています。ただ、2走前の中山牝馬Sで後方から5着まで追い上げたレースは復活の兆し?追い切りの動きに好感が持てるので狙うなら今回でしょう。

安定感ではスマートレイアー。サトノクラウンが勝った2月の京都記念ではマカヒキを3着に落とす好走(2着)でしたし、前走の牝馬GI・ヴィクトリアマイル(東京1600m)の4着(1着アドマイヤリード)も直抜けして、交わされたのはゴール前です。デニムが不発ならチャンス濃厚です。

単穴はバンドワゴン。ゲートに不安があるので主力には推しにくいのですが3歳時には阪神で新馬→エリカ賞(500万下)を連勝し、続いてきさらぎ賞(GⅢ,京都1800m)でも評判が高かったトーセンスターダムとクビ差(2着)の勝負をしていました。これも脚部不安で2年も戦列を離れましたが、昨年2月に復帰すると2走目に1000万下、5走目の前走で準オープン特別を勝ってオープン入り。軌道に乗ればこの先、重賞でも十分やれる馬です。

頭数は少ないものの警戒したい馬が多い。すんなりした流れなら能力が出せるスズカデヴィアス、前走の新潟大賞典で突如走る気を出して叩き合いのハナ差2着だったマイネルフロストが侮れません。あと、上がり馬ステイインシアトルがどうか?ですが、気になるのはポテンシャルの高いミュゼエイリアン。穴党ファンはここまで手を広げておきましょう。抜けると悔しいですから。

【鳴尾記念】(6月3日、阪神11R)発走=15時35分

◎ 6 デニムアンドルビー

○ 8 スマートレイアー

▲ 5 バンドワゴン

△ 4 スズカデヴィアス

△ 3 マイネルフロスト

△ 9 ステイインシアトル

△10 ミュゼエイリアン

馬連 6→8、5、4、3、9、10

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