「クイーンS&アイビスSD」

2017年07月29日

「クイーンS&アイビスSD」

今週から北は札幌、東は福島が終わって新潟、西は中京が終わって小倉開催。それにしても今年の札幌開幕週の重賞、クイーンS(GⅢ、3歳以上オープン、1800m)はレベルの高いレースになりました。NHKマイルカップを勝った3歳のアエロリット、ヴィクトリアマイルを勝った4歳のアドマイヤリードのGIホースにGⅢを2勝した5歳のマキシマムドパリ、GI戦線で上位争いをした4歳のパールコード・・・夏の札幌を盛り上げる見逃せない激戦になるでしょう。

予想ですが、3歳のアエロリットに期待しました。2歳時2戦1勝(2着1回)。3歳初戦のフェアリーS2着、クイーンカップも2着で2勝目を逃し、収得賞金順で出走した桜花賞は5着でした。ところが成長力は目覚ましく、牡馬相手に勝負を挑んだGI・NHKマイルC(東京1600m)は正攻法から直線二の足を使って押し切り勝ち。◎にしていたので応援も熱が入りました。ここは間が開いたものの中間さらに上昇しているようで、追い切りの動きに迫力があります。左回りの方が走りやすそうなので右小回りの札幌がどうか?ですが、52キロで横山典騎手ならカバーできるとみました。

強敵はアドマイヤリード。5戦2勝で出走した桜花賞はジュエラーの5着、オークスはシンハライトの15着に終わっていました。ところが4歳を迎えた今年の春季は上昇一途。1月に1000万下、2月に1600万下と連勝し、4月の阪神牝馬S(GⅡ、1600m)でミッキークイーンの2着。そして5月、東京のヴィクトリアマイルに歩を進めると中団から追い上げ、直線坂上から鋭く伸びてGIホースに輝きました。一息入れたあと開催中の函館へ入厩して調整され、札幌へ移動しての本馬場追い切りも動きが◎。逆転候補です。

単穴には4歳パールコードを抜擢。昨年、2勝目が3月末だったので桜花賞は見送り、オークス目指してトライアルのフローラSでチェッキーノの2着をキープ。ところが体調が整わず本番は回避。秋季は紫苑S(GⅢ,中山2000m)5着のあと秋華賞でヴィブロスと接戦の2着。古馬混合のGI、エリザベス女王杯でもクイーンズリングの4着しています。今回は栗東トレセンで速い追い切りをこなして今月中旬に札幌入り。当初は少し精彩を欠いたようですが、直前は本馬場で長めからの追い切り。この一追いで仕上がりそうです。

上位に挙げた3頭はいずれも洋芝は初めて。大丈夫とは思いますが波乱が無いとは言い切れません。2~4歳時、函館で4戦(2勝)、札幌でも2歳時に2戦して2歳Sで3着の実績があるクロコスミアに特注。あと、春季のGⅢで4戦して③③③②着と好調なクインズミラーグロ、1月中京の愛知杯と6月阪神のマーメイドSを勝ったマキシマムドパリ、もう1頭、いつ走るか分からないトーセンビクトリーを追加しました。

【クイーンS】(30日、札幌11R)発走=15時25分

◎ 2 アエロリット

○12 アドマイヤリード

▲10 パールコード

△ 8 クロコスミア

△ 4 クインズミラーグロ

△ 6 マキシマムドパリ

△ 1 トーセンビクトリー

馬連 2→12、10、8、4、6、1

 

新潟ではサマースプリントシリーズの第3戦、直線1000mのアイビスサマーダッシュ(GⅢ)が行われます。基礎負担重量は3歳53キロ、4歳以上56キロ(牝馬2キロ減)ですが、収得賞金による別定でGⅢの重賞勝ちにGⅡ、GⅢの2着もある稼ぎ頭のネロだけ58キロでの出走です。

ここはアクティブミノルに期待しました。思い入れのある1頭で、3年前のこと。函館の新馬戦で出遅れながら一気に先頭を奪って逃げ切った。それで連闘で臨んだ2歳Sで“スタートがまともなら勝てるだろうと”踏んで小欄で◎に推した馬です。あっさり逃げ切ってくれました。そのあとの6着はGⅡ、1400mの京王杯2歳S、朝日杯FS(GI、阪神1600m)でも5着に入線。3歳初戦のファルコンS(GⅢ,中京1400m)はタガノアザガルの2着で、3着のヤマカツエースはそのあとニュージーランドTを勝っています。秋初戦のセントウルS(GⅡ、阪神1200m)は10番人気で逃げ切り勝ち。昨春の高松宮記念(GI、中京1200m)だってビッグアーサー、ミッキーアイル、アルビアーノに次ぐ4着だったように潜在能力は高いです。1年近く不振でしたが、前走のCBC賞は久々に先行策に出ました。惜しくも3着でしたが、ようやく長い眠りから覚めたようです。

強敵はフィドゥーシア。ここ2戦、中山1200mの春雷S、新潟1000mの韋駄天Sとオープン特別を連勝しています。今年に入って4戦3勝で、いずれも逃げ切りか2番手から先頭に立つレース。追い切りの動きも非常に良いので、この距離で凡退するとすれば大きなアクシデント以外ないはずです。

単穴はネロ。前記したように基礎負担に2キロ増の58キロ、加えて1月のシルクロードS(GⅢ,京都1200m)=11着=以来の出走と嫌いたくなる材料が多い。ただ、5月の15-15開始から6月、7月と栗東坂路で速い追い切りを満遍なく積み重ねられています。このメンバーならいきなり好勝負してもおかしくない体勢です。

【アイビスSD】(30日、新潟11R)発走=15時35分

◎16 アクティブミノル

○10 フィドゥーシア

▲ 9 ネロ

△ 7 シンボリディスコ

△ 3 プレイズエターナル

△ 4 ラインスピリット

△11 レヴァンテライオン

馬連 16→10、9、7、3、4、11

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2017年07月22日

「函館2歳S&中京記念}

16日の日曜日、函館記念を目当てにのこのこ場外(ウインズ)に向かったのですが・・・着いてレース実況用の大型画面を見て“はア~?!” まったく予期しないことが起こっていました。函館の本馬場の内側、ダートコースに散在するのは水たまり。一瞬、ウソか(?)と思いました。予報では土日とも傘マークのカケラもなかったはず。芝コースは間違いなく「重」と発表されていたのです。私の予想は「良」でこその◎、ステイインシアトル。諦めるのに時間はかかりませんでした。

23日は今年の函館の、もう最終日。メーンの2歳ステークス(GⅢ、1200m)は予報通り「曇り」ですんでほしいですね。そうでないと馬がかわいそうです。フルゲート16頭のうち、地方(ホッカイドウ競馬)から参戦のヤマノファイト(4戦2勝)を除く中央所属の15頭はすべて1勝馬。その中に3頭、デビュー戦で勝てず2走目に未勝利戦を勝った馬が3頭いますが、あとの12頭はデビュー戦を勝ったばかりです。強行スケジュールを嫌うか、キャリアを買うか。その選択が別れ道かもしれません。

私は後者を選んでカシアスにキャリアの強みが出るとみました。1回函館の初日の新馬戦(1200m)。先頭に立ってレースを進め、追走馬を振り切って勝ったかというところで5~6番手から伸びたナンヨープランタンにアタマ差交わされて2着。中1週で勝ちに行った2走目の内容が良いです。3~4番手から直線インを突いて抜け出すと2着に3馬身半差で余裕十分。タイムも初戦から0秒4詰めて1分09秒4と速いです。さらに中2週でステークスなので強行軍は気になりますが、滞在競馬なので大丈夫と判断しました。

アリアは1回函館2週目の牝馬限定1200戦で新馬勝ちしました。タイムは1分09秒7と上々。2着ダンツクレイオーとクビ差の接戦でしたが、3番手から伸びて逃げ込み目前だった相手を捉えたしぶとさが光ります。順当なら2走目でタイムをコンマ半分か1秒近く縮められますし、変わり身が予測より大きければ逆転もあるでしょう。

単穴はベイビーキャズ。1回函館初日の1000m戦でデビュー勝ちを決め、57秒7の好タイムでした。先行できない位置から良く追い上げたと思われるレースでした。馬体重が428キロで牡馬として小ぶりですが、見た目以上に能力が高そうです。

他にもデビュー戦で離れた位置から前記したカシアスを捉えたナンヨープランタン、2走目で順当勝ちしたダンツクレイオーも上位争い十分。あと、タイムは1200m1分10秒9と平凡でもロードカナロア産駒らしい走りぶりのスズカマンサク、しぶとさを感じるデルマキセキが食い込めば高配当になりそうなので要注意です。

【函館2歳S】(23日、函館11R)発走=15時25分

◎11 カシアス

○ 7 アリア

▲ 5 ベイビーキャズ

△ 2 ナンヨープランタン

△10 ダンツクレイオー

△13 スズカマンサク

△ 3 デルマキセキ

馬連 11→7、5、2、10、13、3

 

中京競馬場で行われる夏開催の締めの重賞、中京記念(GⅢ、1600m)は3歳以上オープンのハンデ戦。コース的な難しさもあって、この重賞も人気馬の苦戦が目立ちます。今年も波乱含みです。グランシルクを軸にしました。なかなか勝ち切れないものの、重賞でも好走歴が多い馬です。3歳時、マイルのGⅡ・ニュージーランドTでヤマカツエースの2着、GI・NHKマイルカップで1番人気で5着。秋の京成杯オータムH(中山1600m)も古馬相手に横一線の4着まで追い上げています。4歳の昨年は重賞の入着はなかったものの条件戦で2勝(1000万、1600万下)。そして今年春季はダービー卿チャレンジT(GⅢ、中山1600m)でロジチャリスの3着、京王杯スプリングC(GⅡ,東京1400m)でレッドファルクスの3着。課題だった折れ合いもかなり良くなってきたようなので、そろそろ脱皮してよいころです。

ブラックムーンは3歳時に3勝したあと準オープンの壁に当たったものの、4歳の昨年3月に勝ち上がってからは上昇カーブ。秋季、編成替えになった準オープンを勝ち直すと11月東京のオープン特別、キャピタルS(1600m)で鋭い末脚を発揮。2着に3馬身差の楽勝でした。今年に入って京都金杯9着、東京新聞杯8着と重賞で苦戦したあと、前走のオープン特別、米子S(阪神1600m)は1分31秒9の好タイムで差し切り勝ちしています。これもそろそろ重賞に手が届きそうで、逆転候補。

単穴にはちょっと大振りしてレッドレイブンを狙ってみます。前走のエプソムC(GⅢ、東京1800m)=16着=は昨年7月の函館記念(2番人気)以来、約1年ぶりのレースでした。かなり乗り込まれての出走だったのですが、“やはり無理だったか・・・”という感じの内容。ただ、体調は良さそうに見えるので2走目で大きく変わる可能性があります。ポテンシャルは高いのでどこまで変わるかに注目します。

伏兵は印(△)が足りなくなるほどいます。4月新潟の谷川岳S、6月東京のパラダイスSとオープン特別を連勝しているウインガニオン、昨年のこのレースで2着したピークトラム、休み明け2走目で変わり身が見込めるダノンリバティ、追い切りの動きに好感がもてるアスカビレンをピックアップしました。

【中京記念】(23日、中京11R)発走=15時35分

◎ 6 グランシルク

○15 ブラックムーン

▲ 1 レッドレイブン

△ 3 ウインガニオン

△ 5 ピークトラム

△10 ダノンリバティ

△ 8 アスカビレン

馬連 6→15、1、3、5、10、8

 

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2017年07月15日

「函館記念」

甚大な被害をもたらしている九州北部豪雨の映像には暗澹となってしまいますが、北海道の気象も今年はおかしいようです。ついこの間まで「寒くて朝晩、ストーブをつけている」と札幌の友人がぼやいていました。ところが突然、今度は「暑くて、暑くて・・・」具合(体調)が悪いと。急な変化に体が対応できない方が出るのは当然でしょう。でも、函館(競馬場)は大丈夫そうです。曇りで気温も27度前後の予報です。、

今週の重賞は函館記念(GⅢ、2000m)一つだけ。先週の福島の七夕賞に続く「サマー2000シリーズ」の第2戦で、同じくハンデキャップ戦。昨年の覇者マイネルミラノがトップの58キロ、前哨戦の巴賞を勝った3歳のサトノアレスは54キロで止まりました。ハンデはもちろん気になりますが、それより気になるのは展開。先行タイプが多いので目まぐるしいレースになるかもしれません。予断は難しいです。

ステイインシアトルを狙ってみました。6歳でわずか10戦。しかも5勝、2着2回。戦列を離れていた期間が長く、ポテンシャルが高い馬と察しが付きます。デビューが3歳の4月と遅く、福島で未勝利戦を勝ったあと2走目は5月の京都新聞杯(GⅡ,2000m)でした。15着に終わったあと1年半余、戦列を離れています。競走馬にとって難病の屈腱炎・・・。それでも4歳の12月に復帰すると2着。そのあと5歳1月に500万下、2月に1000万下特別を連勝しました。期待された1600万下は7着でしたが、秋初戦の10月京都でトーセンヴィクトリーにハナ差2着。また4カ月半休ませ、今年2月に勝ってオープン入りしました。軌道に乗りかけては頓挫の繰り返しで、4月の福島民報杯ではマイネルミラノの6着に終わっています。ただ、前走の鳴尾記念(GⅢ、阪神2000m)は先頭に立ってレースを進め、追いすがるスマートレイアーをクビ差抑えて重賞制覇。今回は?と疑問符がつくものの、この中間は栗東トレセンで再三追い切られて函館入りしています。最終調整(函館)の雰囲気がよいので「走る」方に賭けました。

サトノアレスは出走馬中、ただ1頭のGIウイナー。と言っても古馬との混合の別定重量なら「除く2歳時」で加増対象にならない2歳GI(朝日杯FS、阪神1600m)です。過大評価は禁物ですが、ハンデが54キロなら話は別です。前走の巴賞(函館1800m)では54キロで4番手追走から4コーナーで追い上げて勝ちました。ゴール前で後続馬に迫られたので印象はあまり良くないものの、皐月賞(11着)以来で馬体重も10キロ増。一度使われて変わり身が期待できるので逆転候補に。

単穴はツクバアズマオー。昨年、このレースで3着(⑨番人気)に追い上げたので注目していたら中央に戻った秋シーズン、オールカマーでゴールドアクター、サトノノブレスに続く3着。次いで12月のディセンバーS(OP特別,中山2000m)、今年初っ端の中山金杯(GⅢ,2000m)を連勝しました。相手が揃ったGⅡの2戦で苦戦した後ですが、このレースに備えて早めに函館入りして熱心に追い切りを積まれています。差し脚が生きそうな展開になる可能性があるので特注です。

昨年の覇者マイネルミラノも侮れませんが、58キロなのとメンバーからみて昨年のように単騎先行の展開は望めないと思います。少し評価を下げました。他にも伏兵がいます。前哨戦の巴賞でサトノアレスにクビ差に迫る2着だったアングライフェン、難しいタイプのようですが今年初戦の白富士S(OP特別、東京2000m)でスズカデヴィアスの2着、そうそうたるメンバーの中山記念(GⅡ、1800m)でもネオリアリズムの2着と好走したサクラアンプルールに怖さがあります。あと、差し有利の展開を考えてミナスウォリアーも追加しました。

【函館記念】(16日、函館11R)発走=15時25分

◎10 ステイインシアトル

○ 1 サトノアレス

▲11 ツクバアズマオー

△ 7 マイネルミラノ

△ 6 アングライフェン

△16 サクラアンプルール

△12 ルミナスウォリアー

馬連 10→1、11、7、6、16、12

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2017年07月08日

「七夕賞&プロキオンS」

夏競馬の2週目。福島では9日、夏季企画の一つ「サマー2000シリーズ」の第1戦、七夕賞(GⅢ、3歳以上オープン)が行われます。距離はもちろん2000m。問題はハンデキャップで、ひょっとして軽量馬の食い込みがあるかもしれません。もっとも有力馬にとって馬齢重量と同じ57キロで泣いてはいられませんけどね。

中心は4歳の有望株、ゼーヴィント。2歳時、11月東京のデビュー戦(1800m)は7着でしたが3歳の昨年は出走する度に強くなった感じでした。1月中京の未勝利戦(1600m)で6着のあと3月中山で初勝利、4月の500万下特別を連勝。5月東京の3歳オープン、プリンシパルS(2000m)で3着のあと福島のラジオNIKKEI賞(GⅢ,1800m)で重賞制覇。秋、セントライト記念(3歳GⅡ、中山2200m)では皐月賞馬ディーマジェスティにクビ差に追いすがる2着。次いで古馬との混合戦になった福島記念(GⅢ、2000m)でマルターズアポジーの2着、今年初戦のGⅡ・アメリカジョッキークラブC(中山2200m)でもタンタアレグリアの2着・・・今回は不安発生の後で5カ月半ぶり、ハンデも57キロなので過信は避けたいですが期待の方が大きいです。

マイネルフロストは気性的に難しいところがありますが、ここ2戦はブリンカー(遮眼革)使用の効果もあるようで新潟大賞典(GⅢ、2000m)はサンデーウィザードのハナ差2着。鳴尾記念(GⅢ、阪神2000m)でもステイインシアトル、スマートレイアーに次ぐ3着と一時の不調から脱したようです。もう少し折れ合いが付くようなら逆転が望めます。

単穴はスズカデヴィアス。6歳4勝馬ですが3歳時は皐月賞、ダービーに駒を進めていましたし、古馬になってからGI、GⅡに出走していて入着歴もあります。今季は初戦の富士S(OP特別、東京2000m)を勝ち、3月中京の金鯱賞(GⅡ、2000m)ではヤマカツエースの3着と好走。前走の鳴尾記念も脚色よく4着まで追い上げました。このレースを狙って中間びっしり追われていて、直前に追い切りにも迫力があります。展開が向けば大勢逆転。

次いで準オープンを連勝した上がり馬ヴォージュ、トップハンデ57.5キロが心配ですが一気に先行するマルターズアポジー。あと、4月の福島民報杯でマイネルミラノに半馬身差2着まで追い上げているフェルメッツァと、前走のエプソムCで勝ち馬ダッシンングブレイズに0秒3差の5着まで追い上げたバーディーイーグルが当時より3キロ軽い53キロなので気になります。

【七夕賞】(9日、福島11R)発走=15時45分

◎ 8 ゼーヴィント

○11 マイネルフロスト

▲ 2 スズカデヴィアス

△ 6 ヴォージュ

△ 9 マルターズアポジー

△ 3 フェルメッツァ

△ 5 バーディーイーグル

馬連 8→11、2、6、9、3、5

 

中京で行われるダート1400mの重賞、プロキオンS(GⅢ)はカフジテイクが注目されます。中央競馬のダートの重賞は年間15と少なく、その内、1400mの距離の争いは2つ。カフジテイクは前期の東京の根岸S(GⅢ)を後方から追い込み勝ちしています。スピード、先行力の勝負になりそうな距離なのに後方からの直線一気の逆転劇が勝ちパターン。ポジションが後方なのでスタートから最後までハラハラさせられますが・・・。この距離で7勝中、6勝を挙げていて2着も7回。千六、千八での好走歴もありますが、この距離がベストなのは間違いありません。

めきめき頭角を現したのは昨年(4歳)の秋シーズンから。このプロキオンSで7着のあと10月東京のオープン特別を勝ち、1600mのGⅢ・武蔵野S(東京)でレコード勝ちしたタガノトネール、2着ゴールドドリームに次ぐ3着。秋のダートGI、チャンピオンズカップ(中京1800m)でも勝ち馬サウンドトゥルーに1馬身差に迫る4着まで伸びてきました。そして前記した根岸Sを勝ち、次いでGI・フェブラリーS(東京1600m)がゴールドドリーム、ベストウォーリアに続く3着。このメンバーで負けるとすれば能力を発揮できない時だけです。3月にアラブ首長国連邦のゴドルフィンマイル(GⅡ)=5着=に遠征した後なので可能性がないとは言い切れませんが、動きに不安は感じられません。

同じ5歳のアキトクレッセントは重賞実績が無いのに56キロのハンデ。2走前に1600万下を勝ち上がったばかりです。3歳時にオープン特別の昇竜S(中京1400m)を勝ったこと、前走の欅S(東京1400m)でエイシンバッケンの2着したのが評価された?もっとも、4歳の昨年は故障で1年近く休んだ馬なので、見込まれただけ走る可能性はあります。

単穴は4歳のベストマッチョ。カフジテイクと正反対のレースパターンで、逃げるか好位追走から先頭に立つレースをします。ここまで9戦して5勝。距離は1400m中心に時々1600m。逃げに出た前走の麦秋S(1600万下、東京1400m)はクビ差残したものの2着エイシンバランサーにクビ差まで詰め寄られました。ただ、追い切りの気配がすごく良いので成長分が見込めます。

実績ではキングズガードが2~3番手に挙げられますが気性難のせいか斜行するシーンが目に付くので少し評価を下げました。次いで8歳の古豪ブライトライン、上昇気配のイーデンホール。ノーマークで注意したいのは53キロの3歳馬レヴァンテライオンで、昨年の函館2歳Sの覇者です。当日落ち着いていれば大駆けがあるかもしれません。

【プロキオンS】(9日、中京11R)発走=15時35分

◎ 8 カフジテイク

○ 4 アキトクレッセント

▲ 2 ベストマッチョ

△12 キングズガード

△14 ブライトライン

△13 イーデンホール

△10 レヴァンテライオン

馬連 8→4、2、12、14、13、10

 

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2017年07月01日

「CBC賞&ラジオNIKKEI賞」

宝塚記念が終わって西は今週から中京開催。第1週のメーンは函館スプリントSに続くサマースプリントシリーズの第2戦、CBC賞(GⅢ、3歳以上OP、1200m)です。ローカルと言ってもこのコース、直線が長くて坂もあります。スピードだけで押し切るのはかなり難しいです。トップハンデはGI勝ちがあるスノードラゴンで58キロですが、9歳でさすがにかつての勢いは感じられなくなってきました。見どころはここからスプリントGIを狙えそうな内容で勝つ馬が出るかどうかでしょう。

候補は、まず5歳牝馬のメラグラーナ。3月の春季のスプリントGI,高松宮記念(中京1200m)で3番人気の期待を集めたもののセイウンコウセイの10着に終わりました。当時の馬場コンデションは「稍重」。調教の走りぶりを見ると“そんなに道悪がこたえるのかな~?”と思うのですが・・・今回も道悪が心配されます。1日の土曜日は稍重(ダートは重)でした。「弱雨」があって当日の予報は「曇り」。追い切りでは唸るように?走っています。南半球生まれなので成長が追いついてきたような感じがします。期待しました。

次いで5歳牡馬シャイニングレイ。故障で3歳春から2年間、ブランクがあった馬です。今年3月にカムバックして初戦はダートのオープン特別・仁川S(阪神2000m)。6着でした。そのあと芝2000mの福島民報杯で14着。ただ、5月京都の安土城S(OP特別)で一変しました。距離はそれまでの2000mから初めての1400m戦。3~4番手から楽に抜け出しています。3年前、新馬戦とホープフルS(GⅡ、中山2000m)を連勝。3歳初戦に選んだ皐月賞トライアル、弥生賞で1番人気(サトノクラウンの7着)になっていたのが思い出されます。立ち直ればモノが違うので注目しましょう。

単穴はトウショウドラフタ。掛かるタイプ、スタートで後れることが多い・・・など不安なイメージが多いですが、潜在能力はかなりあるはずと思っています。2歳6月の東京のデビュー戦の勝ちぶりに始まって11月から3歳春季にかけての3連勝・・・特に3月中京の不良馬場だったファルコンS(GⅢ,1400m)の追い込み勝ちは豪快でした。近況の成績は芳しくないものの、休み明けを2戦して今回は追い切りの動きが目を引きます。大駆けがあるかもしれません。

伏兵にも注意が必要です。重賞実績はないものの1200m戦を中心に23戦5勝、2着5回の成績でハンデ53キロのアルティマブラッド、差し脚に魅力あるトーセンデューク、先行力光るエイシンスパルタン。もう1頭、追い切りの動きが光るアクティブミノルが眠りから覚めて大穴をあけるかも。

【CBC賞】(7月2日、中京11R)発走=15時35分

◎ 3 メラグラーナ

○ 7 シャイニングレイ

▲ 9 トウショウドラフタ

△12 アルティマブラッド

△18 トーセンデューク

△13 エイシンスパルタン

△ 4 アクティブミノル

馬連 3→7.9、12、18、13、4

 

福島は3歳馬のラジオNIKKEI賞(GⅢ,1800m)。ハンデ戦で背負い頭には5戦2勝のサトノクロニクルが指名されて57キロです。3勝馬も2頭いるので実績上位とは言い切れないのですが・・・負けたレースはいずれも小差の2着。中でもダービー出走に意欲的だった京都新聞杯(GⅡ,2200m)が「見込まれた」のでしょう。直線抜け出しながら待機策を取ったプラチナムバレットに急襲されてアタマ差の惜敗でした。秋シーズンが期待される有望馬で追い切りの動きも迫力があります。57キロにも泣いていられません。

セダブリランテスの追い切りの動きも目立ちます。昨年12月の中山のデビュー戦(1800m、1着)はダート。不安発生で3歳の5月になった2走目(新潟1800m、1着)は芝でした。どちらの適性が上か?まだ言い切るのは早いかもしれませんが、先行力があって自在性も感じられので福島コースは向きそうです。サトノクロニクルの長距離輸送に比べれば美浦トレセンからですから不安は少なく、ハンデは3キロ軽い54キロ。逆転もあるかもしれません。

穴馬にはウインガナドルを抜擢しました。昨年夏の新潟デビュー馬で、勝ち上がったのが4走目の10月新潟。2勝目を挙げるのにも3走を要しています。その前走、先頭に立って東京の長い直線を二の足を使ってクビ差こらえたレースは良かったです。追い切りの好気配を見ると成長が感じられ、53キロなので特注です。。

実績では4戦3勝(新馬、フェアリーS、アネモネS)で桜花賞に向かい、8着だったライジングリーズン、2歳時の最終戦のGⅡ・ホープフルSでダービー馬に輝いたレイデオロの2着してダービーにも出走したマイナルスフェーンが光ります。あと、前走の1000万下特別で3勝目を挙げたクリアザトラック、500万下の新緑賞を勝ち上がったビービーガウディ。

【ラジオNIKKEI賞】(7月2日、福島11R)発走=15時45分

◎ 6 サトノクロニクル

○11 セダブリランテス

▲ 7 ウインガナドル

△ 5 ライジングリーズン

△ 4 マイネルスフェーン

△12 クリアザトラック

△ 8 ビービーガウディ

馬連 6→11、7、5、4、12、3

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