「スワンS&アルテミスS」

2017年10月27日

「スワンS&アルテミスS」

29日の天皇賞の前に28日の土曜日、注目したい重賞が東西で行われます。発走順に京都のスワンステークス(GⅡ、1400m)。後述しますが別定重量で争いです。1着馬にマイルチャンピオンシップの優先出走権が付いていますが、距離的に1200mに実績がある馬もこぞって出走しています。とくに目立つのは3歳馬が4頭出走し、うち3頭が牝馬だということ。基礎負担重量は4歳以上56キロに対して54キロ(牡馬)、さらに牝馬は2キロ減になるのでカギになりそうな気がします。

中心はレッツゴードンキでしょう。勝ったレースの格で加増される「別定」なので収得賞金はケタ違いに上位なのに基礎負担の54キロで出走できます。GI、GⅡで好走しても2着が多いのと、勝った桜花賞は2年前なので対象外なんです。この馬の闘魂には驚かされることが多いです。前走のGI、スプリンターズS(中山1200m)は5月東京のヴィクトリアマイル(GI)で11着に終わって以来のぶっつけ出走だったのに直線急襲。勝ったレッドファルクスにクビ差の2着でした。春季のスプリットGI、高松宮記念ではそのレッドファルクスを抑えてセイウンコウセイの2着しています。1600mまでなら距離不安はなく、この斤量なら掲示板の頂上で決めておきたいレースです。

対するセイウンコウセイは2キロ増の58キロ。3月の高松宮記念がレッツゴードンキに1馬身1/4差の危なげない勝利だったので4歳のこの馬が世代交代のトップを担うのでは・・・と思われました。ところが・・・そのあと函館スプリント(GⅢ、1200m)で3歳馬ジューヌエコールにあっさり追い込みを決められ、雪辱を期したスプリンターSも10着に終わってしまいました。条件としては不安があるのですが、ケイコはビシッとやられていて今度は実績のある得意京都コース。GI馬のメンツを保ってもらいたいところです。

単穴には3歳牝馬ミスエルテを狙いました。3歳春の2戦がパッとしない敗退だったので評価が下がりそうですが、2歳時は1600mの新馬戦を勝った後にファルコンS(GⅢ、京都1400m)を楽勝しています。2着ショウヘイで、2週前に秋華賞を勝ったディアドラが3着でした。GI・朝日杯FS(阪神1600m)だってサトノアレスの4着。追い切りの動きがかなり良く見えるのとポテンシャルの高さを買って抜擢。52キロも魅力です。

同じ3歳牝馬のジューヌエコールを当初、単穴候補に予定していました。挫石で休ませて仕上がりが一息のようなので今回は評価を落としたのですが・・・ただ、レコード勝ちした函館スプリントの差し脚が忘れられません。直前の追い切りが予想以上なのでいきなり走れるかもしれないので要注意。他では一叩きされて良化が目につくカラクレナイ、夏場に上昇したダノンメジャー、後方から追い込むサングレーザー。

【スワンS】(28日、京都11R)発走=15時35分

◎ 2 レッツゴードンキ

○11 セイウンコウセイ

▲17 ミスエルテ

△ 6 ジューヌエコール

△18 カラクレナイ

△15 ダノンメジャー

△ 3 サングレーザー

馬連 2→11、17、6、18、15、3

 

東京のアルテミスステークスは明日へ向かって飛翔しようとする2歳牝馬の重賞(GⅢ、東京1600m)。これはファン必見のレースだと思います。それぞれのレースを見ると個性派が多く、“走るなあ・・・”という馬が5指に余ります。この中から来年のクラシックレースで活躍するスターが出そうな予感がするほどです。

その候補は、まずトーセンブレス。1戦しただけで勝ちタイムは中山の1600m・稍重を1分37秒5。まだ数字に現れていません。スタートで出遅れて最後方になってしまったレースでした。ただ、3コーナー過ぎにじわじわ差を詰め始めて直線で追い出されるとゴボー抜き。それでも勝てる相手だったと言うこともできるのですが、馬体(466キロ)、血統(父ディープインパクト)通りの素質が感じられます。2戦目、東京コースでどんなレースをするか見ものです。

ダノングレースもディープインパクト産駒。勝った8月札幌の新馬戦(1500m)は422キロでの出走でした。ただ、小柄でもレースぶりはパワフル。スタートダッシュが鈍く14頭立ての9番手あたりになったのですが・・・。後半追い上げに出たものの直線でも馬群の中で苦しいレース。それでも割って伸び、先抜けしたルメール騎乗の1番人気ミカリーニョに並びかけてクビ差競り勝ったのです。タイムは1分30秒5と一見平凡ですが、成長した姿を見せそうです。

単穴はラテュロス。2戦1勝ですが、2着だった初戦が内容的に強かった。好スタートから3~4番手に下げるレース。これからという直線で挟まれる不利があったのです。立て直して一気に伸び、勝ち馬に半馬身差に迫ったところがゴールでした。阪神1600を1分34秒1ですから好タイムです。2勝目は楽勝。418キロと小柄ですが魅力があります。

この3頭の他にも見劣りしないと思うメンバーが数頭います。7月中京で勝ち上がったトロワゼトワルはロードカナロア産駒で、先行力を見せましたが2番手に折れ合う器用さもありました。直線、仕掛け所を我慢して追い出されましたが瞬発力も目立ちました。あとは列挙に留めますがラッキーライラック、グランドピルエット、スカーレットカラーがどんなレースするか。注目しています。

【アルテミスS】(28日、東京11R )発走=15時45分

◎14 トーセンブレス

○ 5 ダノングレース

▲ 2 ラテュロス

△ 8 トロワゼトワル

△13 ラッキーライラック

△11 グランドピルエット

△ 9 スカーレットカラー

馬連 14→5、2、8、13、11、9

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