「阪神JF&カペラS」

2017年12月09日

「阪神JF&カペラS」

師走に入って締めくくりのレースが多くなってきました。10日、阪神で行われるGI、阪神ジュベナイルフィリーズは今年デビューした2歳馬の牝馬ナンバーワンを決めるレースです。ただし、フルゲート18頭、距離1600mの激戦なので枠順やレース中の有利・不利もあります。能力の高さだけで必ず勝てるとは限りません。その上、今年の牝馬は豊作(?)で、かなり高い素質の馬が上位にそろったと思われます。首位争いは熾烈になること必至でしょう。

魅力のある馬が多いのでどれを中心にするか考えあぐねましたが、リリーノーブルにしました。関西所属ですがデビューは10月末の東京。1600m戦で16立て13番枠からスタート良く飛び出し、行く馬がいると逆らわず6~7番手。馬群も気にならないようで、直線で鞍上が進路をつけて追い出すと伸び脚良く2着に3馬身半差の楽勝でした。次いで1カ月後の京都。同じく1600mの白菊賞(牝500万下)に出走。これもスタートが良く、楽に3~4番手に控えて直線内から難なく先頭。2着のスカーレットカラーとの着差は1馬身でも余裕十分でした。かつて、クセの無い良馬のことを騎手や厩舎関係者が「テン(序盤)良し、中(なか)良し、終い(しまい)良し」と言ったものですが、この馬の2戦を見るとまさにそんな感じです。多頭数でも7番枠からのケイバなので混戦でも捌けるとみました。

〇のラッキーライラックにも同じようなことが言えます。2頭出走しているオルフェーヴル産駒の1頭ですが若い時の父のような悪癖は見えません。ゲートに問題がなく、発馬良く好位置でレースを進め、直線の勝負どころで追い出されると伸びるレース内容。8月新潟の1600m新馬戦、そして10月東京のGⅢ・アルテミスS(牝馬、1600m)を連勝しました。仕掛けどころを待つレースをするのでコースを確保するのに手間取るシーンもあったのですが、脚があるから抜けられるのです。

大勢逆転の魅力が溢れるのが1戦1勝のソシアルクラブ(▲印)。そのデビュー戦(10月京都、1600m)、スターダッシュが効かず後方グループになってしまい、“やっぱりブエナビスタ(母=近年の指折りの名牝)の娘だな・・・”でした。ただし、レースはそれから。勝負が決したと思われた直線、大外から1頭グイグイ伸びてゴール寸前、勝負争いをしていた集団をまとめて差し切ったのです。直線でも前と外に馬群がいて行き場がないピンチがあったにもかかわらずです。相手がそろったここでどんなレースをみせるか?注目です。

当初は新潟で強いレース内容で新馬勝ちし、次いで札幌に向かって札幌2歳S(GⅢ、1800m)をもぎ取ったロックディスタウンを主力に・・・と思ったのですが大外18番枠。美浦トレセンからの長距離輸送もあるので少し評価を下げました。距離が延びて良いタイプだと思います。同じく素質を買っている2戦2勝のマウレアも美浦から輸送を無事こなせば首位争いに加わっておかしくないと思います。他ではトーセンブレス、モルトアレグロ。

【阪神ジュベナイルF】(10日、阪神11R)発走=15時40分

◎ 7 リリーノーブル

〇11 ラッキーライラック

▲12 ソシアルクラブ

△18 ロックディスタウン

△ 4 マウレア

△ 8 トーセンブレス

△16 モルトアレグロ

馬連 7→11、12、18、4、8、16

 

中山ではダートの短距離重賞、カペラステークス(GⅢ、3歳以上オープン、1200m)が行われます。別定重量戦で前走、韓国でコリアスプリントを勝ってきたグレイスフルリープと、3年前に芝の短距離GI・スプリンターズS(新潟1200m)を勝ったスノードラゴンが2キロ増の58キロ。実績ある年長馬と伸びてきた4~5歳勢の比較が微妙です。

後者が優勢とみて中心は5歳のブルミラコロにしました。3歳時も6戦2勝、2着3回の実績がありますが準オープンが壁になった感じ。4歳の最終戦、昨年12月にようやく突破して重賞にも挑戦するようになった馬です。当然、最初は苦戦でしたが、レース慣れすると対応できるようになってきました。前走のオープン特別・室町S(京都1200m)で3番手から楽に抜け出してオープン初勝利を挙げています。基礎負担の56キロですから斤量の心配もないので連対の軸馬に採りました。

サイタスリーレッドは4歳の今年前半、4連勝。千二戦で500万下、1000万下、1600万下クラスをノンストップ。オープン入り初戦の栗東S(1400m)も楽勝して勝ち星を伸ばしたように能力は高いです。前走の室町S(1番人気)の15着は不良馬場が敗因? 追い切りの動きに不安は感じられないので良馬場なら巻き返しが期待できます。逆転候補。

単穴にはコーリンベリー。6歳ですが昨年、このレースでも3着だったように短距離重賞で上位争いをしてきたスピードがあります。今年1月の根岸S(GⅢ、東京1400m)で15着に終わったあと休養入りしましたが10月に復帰して2戦。着順は⑥⑥でも馬体が絞れてきたので今回、大駆けがあるかもしれません。

実力差の少ないメンバーで絞り込むのが難しいです。やや調子を下げているような気もしますが昨年のこのレースの勝ち馬ノボバカラ、8月新潟のNST賞で逃げてブルミラコロ以下を一蹴したドラゴンゲート、コンスタントに末脚を伸ばしてくるニットウスバル、9歳・58キロでも実績が違うスノードラゴンにも怖さを感じます。

【カペラS】(10日、中山11R)発走=15時20分

◎14 ブルミラコロ

〇13 サイタスリーレッド

▲ 9 コーリンベリー

△ 7 ノボバカラ

△10 ドラゴンゲート

△ 4 ニットウスバル

△15 スノードラゴン

馬連 14→13、9、7、10、4、15

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2017年12月08日

「中日新聞杯」

今週のGIレースは10日(日)に阪神競馬場で行われる今年デビューした2歳牝馬のナンバーワンを決める阪神ジュベナイルフィリーズ。すでに枠順入りのメンバーが発表されています。それを見た瞬間「ゥワッ!一番外」。これまで映像で見てきて、これが一番かなと思っていたロックディスタンスが大外18番枠になっていました。今年から産駒をレースに送り出しているオルフェーヴル産駒で、その父親にもっとも体つきが似ていると期待していたんですが・・・また予想の迷路に嵌りそうです。

9日の土曜日、中京競馬場で3歳以上(オープン)のハンデキャップ重賞、中日新聞杯(GⅢ、2000m)が行われます。コースが全面改造された4年前から1番人気で勝ったのは昨年のサトノノブレスだけ。その前も波乱に終わるレースが多く、このメンバーなら・・・と思う有力馬に◎をつけても思わぬ敗退をしてしまいます。「注意が必要」と言ったって無責任ですよね。賭けるレートを下げる、穴はこれか?という馬が見つかったら単複で抑えておく・・・とか、馬券の買い方を工夫してください。実は先週のGI、チャンピオンズカップで私、それをやりました(普段でもやりますけど)。一番強い馬、4歳のゴールドドリームに名手ライアン・ムーアが乗って人気薄。もしもこれまで続いていた出遅れがなかったら・・・勝ち負けになりますよね。単勝13倍、複勝でも5倍。拾いました。

脱線しました。中日新聞杯です。4歳のロードヴァンドールを狙いました。レース名は違いますが今年の3月、同じ中京の2000mの金鯱賞(GⅡ)でヤマカツエース(①番人気)の2着に逃げ粘りました。3着のスズカデヴィアスとハナ差だったとはいえ、上位人気のプロディガルサン(②人気)、ステファノス(③人気)、ルージュバック(④人気)などに先着しているんです。レースは展開、流れにもよりますが、このコースも合うのではないか?そのあとの3戦は一線級がそろったGI、GⅡで苦戦やむなし。追い切りの動きが悪くないしハンデも金鯱賞の時と同じ56キロです。

実績ではミッキーロケット。同じ4歳でもこちらは今年初戦の日経新春杯(GⅡ、京都2400m)でシャケトラ以下を抑えて勝っています。そのあとは勝てないでいますが、京都記念(GⅡ、2200m)はサトノクラウン、スマートレイアー、マカヒキに続く4着でしたし、続く大阪杯、宝塚記念は言うまでもなく一線級がそろったGI。追い切りの動きも良いです。中京コースが初めてなので2番手にしたのですが、逆転十分の○(対抗印)です。

単穴はマキシマムドパリ。この距離が合うようで、1月中京の愛知杯(GⅢ、中京2000m)、6月阪神のマーメイドS(GⅢ、2000m)を好位から抜け出して勝っています。前走のエリザベス女王杯(GI、京都2200m)も4着と健闘が目立ちました。大勢逆転があってもおかしくありません。

伏兵陣からは上位人気になるかもしれませんがGⅢで連続して上位入線しているスズカデヴィアス、まだ伸びる余地があると思う4歳の上がり馬マウントロブソンとメートルダール。もう1頭、大穴候補に後方から追い上げるショウナンバッハを追加しました。

【中日新聞杯】(9日、中京11R)発走=15時35分

◎12 ロードヴァンドール

〇10 ミッキーロケット

▲11 マキシマムドパリ

△ 2 スズカデヴィアス

△ 4 マウントロブソン

△13 メートルダール

△17 ショウナンバッハ

馬連 12→10、11、2、4、13、17

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2017年12月07日

「スポーツの話題」

先週末から日本時間の4日にかけて、スポーツの大きな話題が相次ぎましたよね。国内ではまず2日の土曜日のサッカー。J1リーグの今シーズンの最終節が行われました。前節まで首位の鹿島アントラーズが勝てば優勝だったんですが・・・。これを追う2位の川崎フロンターレが大宮アルディージャに5-0で勝ち、同じ時間帯に行われた試合でアントラーズはジュビロ磐田と引き分け。これでフロンターレとアントラーズは勝ち点72で並んで、得失点差で上位のフロンターレが逆転でリーグ初優勝を成し遂げました。川崎フロンターレはこれまでタイトル争いで2位とか準優勝はあるんですが、チーム創設以来21年目にして初の優勝でした。チーム一筋でついに優勝を味わったベテランMF・中村憲剛選手(37)、監督を引き継いでいきなり優勝という快挙だった鬼木達監督はじめ、皆さん号泣していましたよね。超満員の等々力(川崎市)のスタンドも大変な盛り上がりようでした。優勝賞金は22億円!これを元手?に、さらに強くなるかもしれませんよ。

そして3日はゴルフ。これも今シーズンを締めくくる試合「ゴルフ日本シリーズJTカップ」(東京よみうりカントリークラ)の最終日でした。この試合の優勝争いだけでなく2017年シーズンの国内男子の年間賞金王の争いもかかっていたんです。トップに立っている小平智選手と2位の宮里優作選手の獲得賞金がかなり開いていて、逆転するには優勝しかない。そんなプレッシャーの中で宮里優作選手、素晴らしいプレーを続けてコースレコードの61(パー=70)に一打に迫る62。4日間トータルで15アンダーとして、2位選手に6打差という“ぶっちぎり”優勝でした。大逆転で賞金王も決めた宮里優作、37歳。ジュニア時代から多くのタイトルを獲得し、東北福祉大時代はツアーでも優勝争いをして鳴りもの入りでプロデビューをしたんですが、なかなか勝てなくて初優勝するまで10年以上かかっていたと思います。そんな苦しいときでも明るさと優しさがあって、そんな人柄に惚れ込んで私もお付き合いさせていただいていますが、彼は今年、選手会長を務めているんです。これが大変なんです。その中での賞金王ですからすごい!

ほかにもスピードスケート女子の快挙などスポーツに関する報が相次いでいましたが、極めつけは4日に米国(現地時間)から1日遅れで入ってきたプロ野球、日本ハム・大谷翔平選手のニュース。12月1日(日本時間2日)にポスティングシステムを正式に申請して現在は各球団と交渉の段階に入っているんですが、その第1報が「ヤンキース蹴った」でした。入団の意思がない球団に面談をしないことを伝えそうなんですが、それがヤンキースなどの主に米国東海岸のビッグチーム。ニューヨークは言うまでもなく米国を代表する大都市、ヤンキースと言えばMLBの名門中の名門で、現在、田中将大(まさひろ)投手が在籍して活躍しています。大谷選手側は西地区のマリナーズ、エンゼルス、レンジャーズ、パドレス、ドジャース、ジャイアンツ、カブス(中地区)の7球団と直接面談をすると。これに対して東部の地元メディアからはバッシング?まがいの記事が入ってきて、大騒動のようです。

でも、日本国内でまだ続いている大相撲とは違って、間もなく入団チームが決まるはずです。向こうはルール通り進みますからね。真意はそうではないのに(と思う)・・・大谷君も大変だな~。そんなことを思いながら昨日6日は仕事のあとFNS歌謡祭の会場へ向かい、普通では見られない、聞けないコラボの歌を堪能しました。ちょうどオフで帰国中の田中マー君(ニューヨーク・ヤンキース)も出席していましたからお話しもしたんですが、オフレコなので内容は言えません。

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2017年12月02日

「チャンピオンズC」

あす3日の日曜日、秋季のダート王を決めるGI、チャンピオンズカップ(3歳以上、1800m、定量)が行われます。舞台は中京競馬場。オールドファンにはジャパンカップの前日土曜日、東京競馬場で行われていたGⅠジャパンカップダートを思い出して感慨にふける方がいるかもしれません。私もその一人です。

それはさておき、今年のメンバー。3歳馬も1頭出走していますが中央・地方交流重賞で活躍してきた歴戦の古馬が一堂に会したといった感じです。昨年の1、2着馬、サウンドトゥルーとアウォーディーが出走しています。4着のカフジテイク、5着アポロケンタッキーも。さらに一昨年の2着馬ノンコノユメ(3着サウンドトゥルー)も・・・。でも、私が注目するのは今年に入って急激に伸びてきた馬、不振から巻き返そうとしている4~5歳勢。世代交替を宣する結末になるかもしれないと思っています。

ロンドンタウンを狙ってみます。2歳時は4戦して勝ったのは未勝利戦だけ。4歳時も500万下は勝ち上がったものの、その後は掲示板(5着まで)に載れないレースが続いていました。とろろが秋季になると1000万下、1600万下を連勝してオープン入り。そして4歳の今年、春季に佐賀記念を勝ち、中央場所の重賞でもマーチS(GⅢ、中山1800m)4着、アンタレス(GⅢ、阪神1800m)で2着するまでになりました。そして8月の札幌。1700mのエルムS(GⅢ)で一本人気のテイエムジンソクを好位で付けまわしてゴール前で差し切ってしまったんです。予想が追いつかない?くらいの上昇ぶりです。ソウルへ飛んで勝ってきた前走のコリアCだって、勝って当然とはいえ4馬身ちぎれた2着は日本馬クリソライトです。中間ビシビシ追われていて、ここでホームラン?

〇(対抗)はおとなしくサウンドトゥルー。前記したように昨年の優勝馬です。前半は後方待機。4コーナーから直線、馬群をさばいてゴール前鮮やかな伸び脚でタイトルを手にしました。そのあとも凡退は少なく、前走の交流GⅠ・JBCクラシック(大井2000m)も持ち味の差し脚を発揮して勝っています。7歳でも衰えはそれほど感じられません。

単穴はテイエムジンソク(5歳)。この馬もロンドンタウン同様、近況が素晴らしい。6~7月の函館。オープン特別の大沼SとマリーンSを2着にそれぞれ4馬身、5馬身差という独壇場のレースで連勝しました。脚抜けの良い重馬場だった札幌のエルムS(GⅢ、1700m)はロンドンタウンにゴール寸前で差し込まれましたが、前走のGⅢ・みやこS(京都1800m)4角先頭で問題なく押し切っています。馬群の中に入るとどうか分かりませんが、逃げなくなくても外の好位からならどこからでも行けると思います。チャンスは十分あるでしょう。

このコースは直線は410mくらいあるので問題ないですが直線とバックストレッチの距離が近い(幅が狭い)のでコーナー回りに特徴があります。その相性のほかに展開にも左右されるので、他の馬の台頭もあります。立ち直ればGⅠでもチャンスがあると思う4歳のグレンツェントとゴールドドリーム(追い切りの動き◎)に特注。あと好位から先頭を窺う7歳のウォーディー、追い込み有利になれば・・・5歳ノンコノユメをマークしました。

 

◎ 7 ロンドンタウン

〇14 サウンドトゥルー

▲13 テイエムジンソク

△ 8 グレンツェント

△ 9 ゴールドドリーム

△11 アウォーディー

△ 4 ノンコノユメ

 

馬連 7→14、13、8、9、11、4

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2017年12月01日

「ステイヤーズS&チャレンジC」

東京から中山に開催が替わって、月も替わって今週から師走競馬に突入します。開幕週の重賞は恒例のステイヤーズS(GⅡ、3歳以上オープン、3600m)。平地競走の最長距離戦で最後はスタミナの優劣。負担重量はGIの勝ち馬がいないので増量されても1キロで馬齢重量と同じ。軽くなる3歳馬の出走もないし、実力勝負です。

今回のメンバーではアルバートの実績が抜けています。この重賞は一昨年が2着カムフィーに5馬身差のワンサイド勝ち。昨年は2着ファタモルガーナにしぶとく粘られて苦戦だったものの、ゴール前でクビ差交わして連覇しました。6歳の今年、春季初戦のダイヤモンドS(GⅢ,3400m)を勝ち、春の天皇賞(GI、京都3200m)でもキタサンブラックの5着に入線。加齢による陰りはまったく感じられません。前2年と同じように、勝って→有馬記念ということになりそうです。

2番手はフェイムゲーム。同じく長距離巧者で3400mの春季の長距離重賞(GⅢ,東京)は今年まで4年連続出走して①①②⑥着と2勝しています。ところが中山のこのレースにはこれまで1度も出走していません。左回りの東京コースでアルゼンチン共和国杯、目黒記念を勝っているので東京向きなのは確かでしょう。ただ、中山でも重賞勝ちがあるし、アメリカジョッキークラブC(GⅡ,2200m)の3着もあります。右回りで軽視するのは禁物です。

穴馬(▲)はプレストウィックにしました。5月東京のメトロポリタンS(OP特別、2400m)で52キロの軽ハンデとはいえヴォルシェーブの3着まで追い上げた内容がよかった。そのあと北海道シリーズへ参戦。札幌日経オープンはモンドインテロの6着と案外でしたが、続く同じ2600mのOP特別「丹頂S」は勝ちました。流れに乗れれば面白いと思います。

ほかでは8歳にして前記したメトロポリタンSで2着、札幌日経オープンでも2着と健闘したシルクドリーマーと追い切りの動きが良いデルマサリーチャン。

【ステイヤーズS】(2日、中山11R)発走=15時25分

◎ 9 アルバート

〇 2 フェイムゲーム

▲ 7 プレストウィック

△ 4 シルクドリーマー

△ 1 デルマサリーチャン

馬連 9→2、7、4、1

 

京都から開催が替わった12月阪神の最初の重賞はチャレンジカップ(GⅢ、3歳以上、2000m)。ここも勝った重賞の格によって加増される別定重量戦ですが、古馬に加増馬が1頭もいません。ここに3歳馬が3頭出走してきました。古馬と1キロ差では苦しいとみるのが順当です。でも・・・ポテンシャルの高さと活きの良さで太刀打ちできるかもしれません。

ということで3歳のサトノクロニクルに◎。サトノラーゼンの弟で馬体もバランスが良いです。ところが、走りそうに思われるのに案外に終わるレースがあります。ここまで8戦して2勝、2着3回、3着1回。勝ったのは新馬2着のあとの未勝利戦(京都1800m)と5走目のオープン特別、白百合S(京都1,800m)で重賞勝ちはありません。5月の京都新聞杯(GⅡ、2200m)でプラチナバレットにアタマ差の2着が惜しかった。7月福島のラジオNIKKEI賞は6着に終わって、秋初戦に選んだ」中山2200mのセントライト記念(GⅡ)ではミッキースワローの3着で菊花賞(10着)の出走権を獲りました。走る時のカギは鞍上との折れ合いのようです。今回追い切りでは落ち着いて走っています。

同じく3歳のブレスジャーニーは能力の高さに惚れ込んでいた1頭。デビュー戦(東京1400m)3着のあと1600mの未勝利戦、GⅢのサウジアラビアロイヤルCを連勝。さらに1800mの東スポ杯2歳S(いずれも東京)と勝ち進みました。追われてかの差し脚がいいです。残念なことに故障して戦線離脱。前走の菊花賞(12着)がカムバック戦になってしまいました。追い切りの走りぶりをみるとかなり良くなっているようです。

単穴は古牝馬のデニムアンドルビー。これも故障していなかったら・・・と思う1頭です。GI・宝塚記念(15年)で当時のトップホース、ラブリーデイにクビ差に迫る勝負(2着)をしていた馬ですからね。そのあと鳴かず飛ばずですが、出走レースはほとんど相手のそろったGIかGⅡ。追い切りの動きは良いのでこのメンバーなら狙えます。

他の古馬勢では追われてからの伸び脚が持続する脚質のモンドインテロ、前走の福島記念(10着)の58キロから今回56キロになるマイナルミラノ、前走のアンドロメダSで3着まで追い上げていきたメドウラーク、スタートが決まれば復活の望みが出てくるレッドソロモン。

【チャレンジC】(2日、阪神11R)発走=15時45分

◎ 3 サトノクロニクル

〇 6 ブレスジャーニー

▲ 8 デニムアンドルビー

△ 5 モンドインテロ

△ 9 マイナルミラノ

△ 2 メドウラーク

△12 レッドソロモン

馬連 3→6、8、5、9、2、12

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2017年12月01日

「日馬富士の引退」

引退を決意―についてはきのうの番組(とくダネ!)でお伝えしましたが、第70代横綱、日馬富士(33、伊勢ケ濱部屋)が29日、日本相撲協会に引退届を提出。受理されて現役を引退しました。今日の新聞はスポーツ紙は当然だと思いますが一般紙にも一面に記事が載っています。サンケイスポーツ「すべて捨てた 日馬富士」、東京中日スポーツ「苦渋の引退 日馬富士」、日刊スポーツ「暴力引退 日馬富士の言い分」、デイリースポーツ「日馬富士電撃引退、貴ノ岩には謝罪なし」、スポーツニッポン「引退会見で指導 日馬富士(貴ノ岩に対して)礼儀を持って」、スポーツ報知「引退で消えた“親方”の夢、日馬富士」・・・

途中経過で事実関係がはっきりしないことから横審(横綱審議会)の会議も「答申」ということではなかったんです。待っていればそれも出るんでしょうし、警察の調べもまもなく発表になると思うんですが、日馬富士としては横綱として「潔く」ということだったんでしょう。個人的には好きなお相撲さんだったので残念なんですけどね。17年ぶりに4横綱が揃ったにもかかわらず、5場所でこういうことになってしまいました。

昨日、引退届を出したあとの35分間にわたる引退会見が福岡・大宰府天満宮でありました。ともに会見に臨んだ伊勢ケ濱親方(元横綱・旭富士)は始まる前から涙をハンカチで抑えていたようです。お話によると、今回の事(引退の決断)は本人から早い段階で言われていたようですが、相撲を楽しみに来てくれるお客さまのことなどを考えて「場所中の間、(発表を)控えさせていただきました」とのことです。弟子の日馬富士について「酒癖が悪いとか、乱暴するとか、そういったところは私自身、聞いたことも見たこともありません。それだけに今回、なぜこのようなことになったのか、ただただ不思議と言うか、残念でなりません」と涙、涙でした。

一方、日馬富士はというと決断の意思が堅かったためか「この度、貴ノ岩関にケガを負わせたことに対して、横綱としての責任を感じ、本日を以って引退をさせていただきます。国民の皆様、相撲ファンの皆様、相撲協会、伊勢ケ濱部屋の後援会の皆様、親方・おかみさんに大変迷惑をかけたこと、心から深く、お詫び申し上げます」と深々と長く、頭を下げていましたね。淡々と落ち着いて一種の清々しさを感じたのは私だけでしょうか。

2001年、16歳で来日し、安馬(あま)のしこ名で初土俵。180センチ、86キロだったようですが、ひょろっとした小兵でした。親御さんや周囲の期待に応えようと猛稽古を積み、09年に大関、2012年の九月場所で横綱・白鵬を破り、七月場所に次いで2場所連続優勝。満場一致で横審に推挙されました。あの強さを思い出して何か胸が熱くなってしまったんですけど・・・。今年の九月場所(秋場所)だって3横綱が休場する中、一人横綱で前半負けが込みながら(3日目から4連敗)そのあと驚異的な盛り返しで優勝して横綱の面目を保ちました。9回目の優勝でした。

「弟弟子が礼儀と礼節がなっていないと、それをただして、直して教えてあげるのは先輩の私らの義務だと思っています。彼のためになるって。そして今回、(その)気持ちが強すぎると」ということなんですが・・・

17年間の相撲について「私は相撲を愛しています。大好きです。そして、相撲道というのはただ強いというだけでなく、人として、そして相撲を通じて国民の皆さまに感動と勇気、そして相撲を通じて社会に何かできることがないか一生懸命考えて、おかみさんから学びながら相撲を通じて自分のできることをやってきました。円い(土俵の中で)ただ闘って強いだけでなく、相撲を通じて感動と勇気、そして希望を与える相撲なのかと思います。

そして「私は日本を愛しています。日本の国民も愛しています。ファンの皆様に心から御礼申し上げて、そして心から感謝、感謝、感謝を申し上げたいです」と思いのたけを話していました。普通の引退だったら17年間の相撲についての質問がたくさん出るんでしょう。ただ、今回ばかりは、どうしても暴行事件のことになりましたよね~

誤解されるかもしれないので付け加えますが、暴力行為そのものについて擁護しているわけではありません。

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