「福島牝馬S」

2018年04月20日

「福島牝馬S」

皐月賞が終わって舞台は一転--関東は春季の最も華やかな東京開催へ突入します。西は阪神から京都開催へ。こちらは来週、天皇賞(春)です。初日の21日(土)は東西とも小欄で取り上げている重賞レースはありません。でも、並行して開催されていた春の福島の最終週で、福島牝馬ステークス(GⅢ、1800m)が行われます。

4歳以上(オープン)牝馬の重賞で、1着馬にGⅠ・ヴィクトリアマイル(5月13日、東京1600m)の優先出走権が付与されています。負担重量は収得賞金による「別定」で、ここは出走馬すべてが54キロに落ち着きました。しかも12頭中7頭が前走、中山牝馬S(GⅢ、1800m、ハンデ)に出走しています。同斤量になってどう結果が変わりますか?

その中山牝馬Sを逃げ切ったカワキタエンカが中心。前々走、2月京都の洛陽S(オープン特別、1600m)で意外に早く失速してサトノアーサーの10着に終わっていました。それが不安視されたのでしょう。6番人気でしたが、好ダッシュで先頭に立つと直線で二の脚を使ってフロンテアクイーン、レイホーロマンス、トーセンビクトリー、ブラックオニキスらを抑えました。やはり小回りコースでは先行力が活きます。重賞を勝っても賞金別定なので基礎負担の54キロで出走できます。前走よりは1キロ重いですが、この斤量は牝馬でも背負い慣れていて昨秋のローズS(3歳GⅡ、阪神1800m)でラビットランの2着に逃げ粘っています。3着は牝馬クラシックで常に上位争いをしたリスグラシューでした。普通に考えれば連勝有望です。

トーセンビクトリーは中山牝馬Sで4着でしたが、重賞勝ち(中山牝馬S=昨年)があるので56キロのハンデでした。それでも5~6番手から0秒3差の4着まで追い上げています。前記した勝ち馬との負担重量差3キロが今回は0になります。ちょっと気性に難しさがあるように見受けられるので過信できませんが、これで(軽い)気分よく走れば?逆転があります。

単穴にはデンコウアンジュを狙ってみました。追い込みタイプなので展開に左右されます。前走の阪神牝馬S(GⅡ、1600m)が嵌らないときの典型。ミスパンテールが逃げる形になって先行馬の1,2着で大波乱になりましたが、33秒台で上がりながら11着に終わっています。小回りコースなので他の馬(騎手)がカワキタ目標に追走急ということになれば終(しま)いの脚が活きます。底力は一番です。

伏兵陣の食い込みにも要注意。スタートが決まれば怖いワンブレスアウェイ、軽ハンデとはいえ愛知杯2着、中山牝馬Sも3着まで伸びたレイホーロマンス、意外性あるキンショーユキヒメ、先行力があって福島走るゲッカコウをマークしました。

【福島牝馬S】(21日、福島11R)発走=15時25分

◎ 4 カワキタエンカ

〇 5 トーセンビクトリー

▲12 デンコウアンジュ

△11 ワンブレスアウェイ

△ 3 レイホーロマンス

△ 7 キンショーユキヒメ

△ 6 ゲッカコウ

馬連 4→5、12、11、3、7、6

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2018年04月17日

「日本選手、快挙」

日本時間の今日(16日)、午前3時ぐらいに試合(対ロイヤルズ)開始予定だったのでエンジェルスの大谷翔平投手(23)の奪三振ショーを期待して早起きされた野球ファンの方、いらっしゃったんじゃないでしょうか。私は月~金は「とくダネ!」で早起きですから当然楽しみにしていたんですが・・・ゲームが行われるはずだったカンザスシティーがマイナス0.6度。球場の外野にある名物の噴水が凍ってしまうすごい寒さで試合は中止になってしまいました。

大谷選手はスライドして17日(日本時間18日)、ホームのアナハイムで行われるレッドソックス戦に登板することになったそうです。これはちょっと大変かもしれません。エンジェルは現在、ア・リーグ西地区のトップに立っているんですが、レッドソックスは強力打線で現在、同・東地区のトップなんですね。この日対戦する予定だったロイヤルズはまだ不振で同・西地区の最下位だったんですが・・・でも、ここで抑えるとすごい。自信が増すでしょう。

大谷選手には期待するとして、昨日(15日)のプロボクシング、いい試合でしたね~。2012年ロンドン五輪金メダリストでWBA世界ミドル級王者の村田諒太選手U(32)と同6位のエマヌエーレ・ブランダムラ(同級6位、38、イタリア)のタイトルマッチが横浜アリーナで行われて、村田選手が8回、強烈な右ストレートで倒すと相手陣営がギブアップ。TKO勝ちしました。このクラスになると(ミドル級のリミットは72.5キロ)まともにパンチを食らうと一発で倒される危険があります。相手もテクニックに秀でた選手なので序盤は警戒していましたが、ガードを固めて前へ前と詰める村田選手の威圧感はすごかった。竹原慎二さんが一度チャンピオンになりましたが、日本人がでミドル級の初防戦に成功したのは初めてです。世界で最も層が厚いクラスと言われ、絶対王者にゴロフキン(36、カザフスタン)という選手がいるんですが、米・有力プロモーターからオファーがあって対戦が実現しそうです。村田選手は183cmでリーチが長く、パンチも強いですから楽しみです。

それと、また話が替わってゴルフ。朝方、寝直さないでゴルフ中継を見られた方は幸運でしたね。米男子ゴルフ・RBCヘリテージの最終日が行われていたんですが、3日目を終わって首位と6打差の12位だった小平智(28)がなんと、大逆転で米ツアー初優勝の快挙を成し遂げました。1番でバーディースタートした小平選手は2番、3番と3連続バーディー。後半も好調が続いて7バーディー、2ボギーの66で回り、通算12アンダーで金シウ(韓国)に並んでプレーオフを制したそうです。青木功、丸山茂樹、今田竜二、松山英樹に次ぐ米ツアー優勝ですから、これもすごいことです。

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2018年04月14日

「皐月賞&アンタレスS」

皐月賞です。2歳チャンプのダノンプレミアムが本番と同じ中山2000mのトライアル、弥生賞を勝って4戦無敗でしたが残念ながら回避。それでも今年はキャストに困らないほど役者(有力馬)が揃っています。2歳GIのホープフルS(中山2000m)の勝ち馬タイムフライヤー、評判通りの鋭い差し脚を見せてきたワグネリアン、中山1800mのもう一つのトライアル・スプリングSを勝ったステルヴィオ、1月に中山2000mの京成杯を勝ったジェネラーレウーノ、そして後れてやってきたキタノコマンドール・・・空模様まで怪しくなってクラシック三冠の第1戦は波乱含みになりました。

中心はワグネリアンにしました。後方から追い込むレースをしていたので中山の内回りはどうか?不安もあった弥生賞で2着まで追い上げました。本番では先行タイプが多いので前半が速くなるでしょう。捌くのにシビアなレースになると思いますが、追い切り映像を見て有力馬の中で最も仕上がりが良いと思うのがこの馬です。馬場状態が少し心配ですが、それを言ったらキリがありません。栗東からの輸送もクリアするとみて期待しました。

強敵はステルヴィオ。5戦3勝。6月に早々と東京で新馬(1600m)勝ちしたあと、札幌でコスモス賞(オープン特別、1800m)を連勝。初重賞のサウジアラビアRC(GⅢ、東京1600m)でダノンプレミアムの2着、暮れの阪神フューチュリティS(GⅠ、1600m)もダノンの2着。2戦とも完敗だったので影が薄くなるのは仕方ありません。ただ、後方から良く追い上げてきていました。ステップにスプリングSを選んでハナ差とはいえ差し切りましたし、2走目のコスモス賞(重馬場)の内容から道悪は間違いなくこなせます。“いぶし銀”が本番で金になるかもしれません。

単穴にはジャンダルムを抜擢。10月阪神の1600m新馬戦→デイリー杯2歳S(GⅢ、京都1600m)を連勝したあと、ホープフルSでタイムフライヤーの2着。3歳初戦の弥生賞ではダノンプレミアムの3着でした。2番手かと思われたゴール前、ワグネリアンにも差し込まれています。ただ、今回は追い切りの動きがすごく良く見えます。本番を前に成長してきたような感じがするので特注です。

タイムフライヤーはトライアル重賞を避けてオープン特別の若葉S(阪神2000m)に出走。本番コースを経験済みなので良策とも思いましたが、スタートしてコーナーに向かうところで内から張り出した馬とぶつかるアクシデントがありました。一時は出走断念の噂があったほど。でも、直前の追い切りの動きは悪く見えません。素質に惚れ込んだ1頭なので上位にランクします。

穴馬探しで目を付けたのがグレイル。これも前走の共同通信杯(オウケンムーンの7着)で他馬と接触するアクシデントがあった。突き抜けたと思われたタイムフライヤーに食い下がって差し返した京都2歳S(GⅢ、2000m)が忘れられません。中山2000m向きのポジションを取れる1頭です。あと、新鋭のキタノコマンドール、好位置につけられるエポカドーロをピックアップ。

【皐月賞】(15日、中山11R)発走=15時40分

◎ 2 ワグネリアン

〇15 ステルヴィオ

▲ 3 ジャンダルム

△ 1 タイムフライヤー

△12 グレイル

△ 5 キタノコマンドール

△ 7 エポカドーロ

馬連 2→15、3、1、12、5、7

阪神のダートの重賞、アンタレスS(GⅢ、4歳以上、1800m)は、ちょっと迷いましたがグレイトパールを中心にしました。骨折明けで11カ月ぶりの出走なので不安は残りますが、芝で3戦(1勝、着外2)したあとダートに転じると連戦連勝。500万下、1000万下、1600万下特別、オープン特別(仁川S)、そして昨年5月のGⅢの平安S(京都1900m)と5連勝した逸材。しかも前走は2着のクリソライトに4馬身差の圧勝でした。長休明けでも追い切りは積んでいるので期待します。

クインズサターンは前走のマーチS(GⅢ、中山1800m)でセンチュリオンの2着。その前の今季2戦でも1月中京のGⅡ・東海S(中京1800m)でテイエムジンソクの5着、3月中山のオープン特別・総武S(1800m)でセンチュリオンの3着と調子を上げてきています。引き続き警戒。

単穴にはモンドインテロを狙ってみました。デビュー当初(3年前)ダートで2戦して3.1着していますが、その後はずっと芝コース。主に中距離で活躍し、昨年1月のGⅡ・日経新春杯でミッキーロケットの3着に入線し、暮れのGⅢ・チャレンジC(阪神2000m)ではサトノクロニクルの4着に入線しています。3年ぶりにダート戦に出走した前走(仁川S)は8着でしたが今回、一変するかもしれません。

その仁川Sで後方から一気の急襲を決めたナムラアラシも候補の1頭。まだ人気はないでしょうが昨年12月に1000万下→1600万下特別を連勝した明け4歳のユラノトも追い切りで速いタイムをマークしています。要警戒。あと、大駆けがあるコスモカナディアン、近況悪くても潜在能力あるロンドンタウン。

【アンタレスS】(15日、阪神11R)発走=15時30分

◎ 1 グレイトパール

〇13 クインズサターン

▲14 モンドインテロ

△ 2 ナムラアラシ

△12 ユラノト

△ 9 コスモカナディアン

△ 7 ロンドンタウン

馬連 1→13、14、2、12、9、7

 

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2018年04月13日

「アーリントンC」

15日(日)は春季中山競馬のハイライト、皐月賞ですね。すでに枠順が決まって前売りも開始されていますが・・・どうも雨が気になります。土曜の夜から降り出して(弱雨)当日は「曇り時々雨」の予報。馬場状態次第では波乱の可能性が増します。各馬の追い切りの映像を見て、追い切り後の馬体重もチェックして・・・予想の順番は原稿にしてあるのですが、お天気ばかりはどうにもなりません。土曜の空模様を見て予報の変更に注意して順番を入れ替えるかどうか・・・悩むろころです。

14日(土)は同じ3歳馬の1,600mの重賞、アーリントンカップ(GⅢ)が阪神で行われます。昨年の勝ち馬ペルシアンナイトが皐月賞に駒を進めて接戦の2着したように、これまでは2月阪神で行われていた重賞です。今年から時期を後らせて1~3着馬にGI・NHKマイルカップの優先出走権が付くレースになりました。ステップレースになって、頭数は多くないですが(13頭)メンバーをみると有力馬が揃ったように感じます。激戦になるでしょう。

タワーオブロンドンを狙いました。2歳で5戦して3勝、2着1、3着1回。札幌でデビュー勝ちしたあと2走目のクローバー賞(OP特別、1500m)でホッカドウ競馬のダブルシャークに3/4馬身差の2着。いったん捲り切ったかに見えましたが、大外を回っていたのでインから食い下がられてしぶとさにしてやられた感じです。そのあと9月阪神のききょうS(1400m)、11月東京の京王杯2歳S(GⅢ、1400m)を連勝。唯一の3着は朝日杯フューチュリティS(GI,阪神1600m)ですが、勝ったダノンプレミアムには3馬身半置かれたものの皐月賞に駒を進めている2着のステルヴィオとはクビ差でした。休み明けになりますが、中間みっちり調教を積まれてきています。狙うなら初戦からです。

強敵は3戦2勝のインディチャンプ。12月阪神の最終日に1,400m戦でデビュー勝ち。大外からいったん先行態勢。内から行く馬がいたので4番手あたりに控えて直線差し切りました。2走目(500万下、京都1600m)は出が悪かったこともあるでしょうが最後方からのレース。それでも直線一気に差し切っています。3走目はさらに1ハロン距離が延びた毎日杯(GⅢ、阪神1800m)。これも後方待機のケイバで、直線鋭く追い上げたものの2番手から抜け出したブラストワンピースの3着でした。折れ合いに問題がありますが1600m戦に戻るのは好材料でしょう。逆転候補。

単穴はダノンスマッシュ。9月2日の新潟1400m戦でアタマ差2着のあと阪神で勝ち上がり、京都のもみじS=いずれも1400m=を連勝しました。朝日杯FSでは後方グループから追い上げて5着に入線しています。不本意だったのは前走のファルコンS(GⅢ、中京1400m)。直線で包まれて行き場がなく、インに突っ込んだんですが伸びず7着でした。気性に難があるようですが、まともに走れれば鋭い脚で伸びます。今回、外枠はかえって良いかもしれません。

上位に挙げた馬にそれぞれ死角があります。5戦1勝でも前走の阪神1800m戦(未勝利)で1分46秒5の速いタイムで楽勝したレッドヴェイロン、先行力ある4戦2勝馬パクスアメリカーナが侮れません。抑え候補に前走のきさらぎ賞(GⅢ、京都1800m)で3着に追い上げたラセット、取り消し後でもマイル戦向きのスピードがあるエアアルマス。

【アーリントンC】(14日、阪神11R)発走=15時30分

◎ 6 タワーオブロンドン

〇 2 インディチャンプ

▲13 ダノンスマッシュ

△11 レッドヴェイロン

△ 1 パクスアメリカーナ

△12 ラセット

△10 エアアルマス

馬連 6→2、13、11、1、12、10

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2018年04月09日

「大谷”投手”、快刀乱麻で2勝目」

ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平(23)が8日(日本時間9日)、アナハイムでのクリーブランド・アスレティックス戦に本拠地初登板。7回を1安打無失点、毎回の12奪三振の快投で2勝目を挙げました。七回1死まで“完全試合”で進む凄いピッチングでした。

一回、3者三振の「It’s“Show(u)”time」の幕開け。打線もこれに呼応するかのよう走者2人を置いて4番プフォルスが三塁線を痛烈な打球で抜いて2点を先制。二回は4番(デービス)を中飛、5番オルソンを三振、そしてメジャー初先発で3ランを浴びたチャップマンをスプリットで左飛に打ち取ります。三回は7番打者を一邪飛、8番、9番を連続三振。トラウトの一発で3点リードとなった四回からは、コントロール重視だったか序盤抑え気味に見えたフォーシーム(直球)のスピードも上がってきました。1死から99マイルの速球で2番打者から空振りの三振を奪うと五回は4、5、6番をまたも3者連続三振・・・

アナハイムのエンジェルスタジアムは大変なことになって、六回に9番スモリンスキーを三振に取って3人で抑えると観客は総立ちだったそうです。私はちょっと心配しましたね。このまま行ったら監督はどうする? 3人ずつで抑えてきてノーヒットじゃ替えられないでしょうし、球数は増えていきます。シーズンは始まったばかり。それでなくても打者と投手を掛け持ちして出ていて負担は大きいですからね。

七回、先頭打者を抑えたあと2番打者のセミエンの打球がレフト前に抜けて行きました。面白かったのは、その時、総立ちの観衆が拍手を贈ったんです。ヒットを打った打者にではなく、大谷に対してです。そのあと大谷投手がちょっとコントロールを乱して四球がらみで2死二、三塁となりましたが、5番のオルソンを三振に切って、ファンから盛大な拍手を受けていました。当然、ここでお役御免でした。

それにしても大谷翔平くん、打者として地元で3試合連続ホームランを打ったのにもびっくりしましたが・・・投手としてもすごい! 仕事そっちのけで朝5時からずう~っとテレビ(ライブ中継)を見っぱなし。まさに快刀乱麻でした。あれだけボロくそに言っていたアメリカのメディアに、「ざまーみろ」と言いたい痛快な気分にさせてもらいました。

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2018年04月07日

「桜花賞」

クラシック第1戦は牝馬の桜花賞(GI、阪神1600m)。華やかな舞台です。そして、一番厄介なレースです。それが長年、取材していた感想です。花(桜)はこの日に合わせて満開になるように咲かせているので、今年も葉桜にはなっていないはずです。そして舞台裏は・・・「食いが上がっているよ」、はては「フケ(発情)らしいよ」。右往左往するレースでした。

本題です。今年は昨年の12月、阪神ジュベナイルフィリーズ(GI、1600m)を勝って2歳女王になったラッキーライラックをはじめ同2着のリリーノーブル、3着マウレアが無事に来て3歳を迎えて参戦しています。これに対して、新たに名乗りを挙げた面々がどう立ち向かうか。後者グループには末脚に切れを見せる馬が複数います。順当なら前者のグループですが・・・予断はできません。

中心は2歳女王のラッキーライラックにしました。8月20日に新潟1600m戦(2番人気)でデビュー勝ちし、10月東京のアルテミスS(GⅢ,1600m)で逃げるサヤカチャンをゴール前で捉えて2勝目。そして阪神JFでは中位から直線追い込んでリリーノーブル以下を抑えました。3戦とも2番人気でしたが、今季初戦、トライアルのチューリップ賞(GⅡ、阪神1600m)では初めて1番人気に支持され、4番手から直線抜け出してマウレア以下を抑えました。着差の少ないレースもあるので過信はしたくないですが、ここぞというところで見せる勝負強さが光ります。

強敵はリリーノーブル。栗東トレセン所属なのにデビュー戦は10月末の東京1600m戦。フルゲートの5番手あたりに付け、2着に3馬身半差の楽勝でした。続いて11月京都の白菊賞(500万、1600m)を連勝。阪神JFではラッキーライラックに3/4馬身及びませんでしたが2着をキープ。再度、ラッキーライラックと対戦したチューリップ賞では3着に終わっている。2馬身+クビなので完敗にみえますが、500キロ前後の馬体なので休み明けを叩いて本番――の上積みが見込めます。逆転も有望だと思います。

単穴にはプリモシーンを抜擢。後者グループの1頭で、3戦2勝。9月中山のデビュー戦でトーセンブレスの2着に終わったあと10月東京でテトラドラクマをクビ差し切り、1月中山のフェアリーS(G、1600m)を連勝しました。勝った2戦は後方からの追い込みで、上がり3ハロンは33秒2、34秒5。前走はコースの外を回っての直線ゴボー抜きでした。先行グループがオーバーペース気味なら面白いです。

他にも伏兵は多いです。トーセンブレスは勝ち星が一つだけ。しかも日程的にぎりぎりのフラワーC2着からの参戦なので印象は地味です。ただ、長く脚を使うので善戦できる能力を秘めています。アーモンドアイはプリモシーンのように新馬2着のあと後方から直線一気で2連勝しています。あと、好気配が目につくフィリーズレビュー(GⅡ,阪神1400m)の勝ち馬リバティハイツ、兄にドリームジャーニー、オルフェーヴルがいるデルニエオールの末脚も切れるのでピックアップしました。

【桜花賞】(4月8日、阪神11R)発走=15時40分

◎ 1 ラッキーライラック

〇 9 リリーノーブル

▲15 プリモシーン

△ 7 トーセンブレス

△13 アーモンドアイ

△ 3 リバティハイツ

△12 デルニエオール

馬連 1→9、15、7、13、3、12

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2018年04月06日

「阪神牝馬S&ニュージーランドT」

桜花賞の枠番が決まって前売りも始まりますが、予想は遅いほうが得策です。出走馬の状態、天候・馬場状態・・・何が起きか分かりませんからね。まずは7日、土曜日の重賞。阪神競馬場で4歳以上牝馬の1600mのGⅡ、阪神牝馬ステークスが行われます。

1着馬にGIヴィクトリアマイルの優先出走権がありますが、ここに一線級のメンバーがそろいました。しかも有力馬陣営が熱の入った調教を積んでいるので“トライアル”のムードではありません。激戦になりそうです。カギは負担重量。基礎負担54キロにGI1着馬2キロ、GⅡの1着馬1キロが加増されます。対象馬は昨年のヴィクトリアマイルの勝ち馬アドマイヤリードとオークス馬ソウルスターリングが56キロ。次いでGⅡ・ローズSを勝ったラビットランが55キロ。54キロ組にも好調馬がいるので要注意です。

ミスパンテールをもう一押しします。昨年7月末、札幌でデビュー勝ち(1500m)した時から自分の“玉手箱”にしまいこんでいた?馬です。3歳になった3月、いきなり桜花賞トライアルのチューリップ賞に出走してソウルスターリングの2着に追い上げました。3着リスグラシュー、4着ミリッサ、5着カワキタエンカ・・・思わぬ高配当のプレゼントでした。そのあと体がついて来れなかったようで桜花賞16着、オークス10着。秋初戦のローズSも10着に終わって秋華賞をあきらめました。でも、これがかえって良かった? 地道に1600万下特別で勝ち上がり、ターコイズS、京都牝馬SとGⅢを連勝。状態に問題がなく、まだ54キロで出走できるのも大きいです。

ソウルスターリングは阪神JFを勝って2歳女王になり、チューリップ賞を勝って桜花賞に王手をかけたのですが3着。しかし、その鬱憤はオークスで晴らしました。そして秋は牡馬一線級を相手にする道を選ぶ。しかし・・・1番人気に支持された毎日王冠で8着に終わり、ともに4番人気だった天皇賞(秋)、ジャパンCも6着、7着。今春は牝馬GIに的を絞って臨にます。56キロでも追い切りの動きに好感が持てるので注目。

単穴は54キロのリスグラシュー。昨年、桜花賞2着、オークス5着、秋華賞2着と好走はするもののあと一押しが利かなかった。ただ、今季初戦の東京新聞杯(GⅢ、東京1600m)で狭いところから抜け出し、2歳時のアルテミスS(GⅢ、東京1600m)以来の勝ち星(通算3勝目、重賞2勝目)を挙げた。この距離で勢いを増す可能性十分。

あと、アドマイヤリードも熱の入った追い切りを積んでいます。条件特別を勝ち上がって臨むレッドアヴァンセ、休み明けでも動きが良いジューヌポレール、末脚が脅威のラビットランも要警戒。

【阪神牝馬S】(7日、阪神11R)発走=15時35分

◎11 ミスパンテール

〇 6 ソウルスターリング

▲ 3 リスグラシュー

△ 2 アドマイヤリード

△10 レッドアヴァンセ

△ 1 ジューヌポレール

△13 ラビットラン

馬連 11→6、3、2、10、1、13

 

中山のニュージーランドトロフィー(GⅡ、1600m)は3歳馬のレース。回りもコース形態も異なりますが一応、NHKマイルカップ(GI,東京1600m)のトライアルで3着までに優先出走権があります。

ファストアプローチを狙いました。前走のシンザン記念(GⅢ、京都1600m)=4着=は首をひねるようなレースで、納得がいきません。道悪と言って稍重でしたし、負けすぎ(?)の感じがします。540キロぐらいある巨漢ですが、東京でデビュー戦4着のあと札幌へ向かって2走目、1500mの未勝利戦を捲り勝ちしました。その時のタイムが1分29秒3。札幌コースでは2着が千切れるぐらい速いんです。前走のあとじっくり乗り込まれているので復活を期待。

カツジも前走のきさらぎ賞(GⅢ、京都1800m)=5着=は能力を発揮したレースとは思えません。昨秋、10月京都で1600mの新馬戦を勝ち、2走目で重賞のデイリー杯2歳S(GⅡ、1600m)にぶつけてジャンダルムの2着したほどの馬。それが勝ち馬から5馬身も置かれていなした。馬体重がかなり増えていたので重め残りでしょう。今回は追い切りのタイム、動きも良いので巻き返しそうです。

大勢逆転候補はケイアイノーテック。素質をかなり高く評価していて、当初は◎を予定していました。それが中山1600mの⑭番枠。これだけ外だとコース的にかなり不利なので変更したんです。それでも行かせるとスピードがあるので、その脚をどこで使うか。思い切った待機策に出ると嵌まるかもしれません。

次いでダート1300mの新馬戦2着のあと未勝利(東京ダ1400m)、500万下(中山ダ1200m)、そして前走は芝のクロッカスS(OP特別、東京1400m)に出走して勝って3連勝のリョーノテソーロ、函館2歳S(1200m)の勝ち馬カシアス。抑え候補にラムセスバローズ、アンブロジオ。

【ニュージーランドT】(7日、中山11R)発走=15時45分

◎10 ファストアプローチ

〇 5 カツジ

▲14 ケイアイノーテック

△12 リョーノテソーロ

△ 6 カシアス

△ 8 ラムセスバローズ

△15 アンブロジオ

馬連 10→5,14,12,6,8,15

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2018年04月06日

「大谷翔平、また打った!」

大谷翔平選手の勢いが止まりません。前日、本拠地のエンジェルスタジアムのデビュー戦で第1打席でホームランという快挙をやってのけて大変な騒ぎになりましたが、驚いてはいけません。と言うか、また驚いてください??

4日(日本時間5日)のインディアンス戦に同じく8番・DHで出場した大谷選手が、また打ったんです。2試合連続のホームラン! しかも、相手ピッチャーはインディアンスのエース、コーリー・クルーバー。サイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を2回受賞している素晴らしいピッチャーです。昨シーズンは29試合に先発して18勝4敗、防御率2.25。最多勝、最優秀防御率の2冠を手にしています。

この日のエンジェルス打線、五回1死まで四球の走者を出しただけでノーヒットに抑えられていました。大谷選手も三回の第1打席は外角の速球で見送り三振を取られています。そして0-2で迎えた五回。1死から6番シモンズが三塁前にセーフティーバントを決めて暴投で二進。2死二塁となったところで打席に立った大谷が、見逃し三振を喫したような外角への速球にバットを合わせるように振り切ると打球はセンタ―超えに放物線を描いてスタンドへ。値千金の同点2ランに、テレビの中継を見ていてこれだけ興奮するんですから現地の熱狂は推して知るべし-です。

試合は2-2のまま延長戦に入って、大谷選手は4打席目の十回に相手クローザーから中前打していますが得点にはつながりませんでした。ただ、延長十三回に今季からエンジェルスに加入した三塁手コザートがサヨナラ本塁打を打ってチームは3-2で勝っています。大谷の同点ホームランが活きましたね。大谷選手は投手として8日(日本時間9日)のアスレチックス戦(アナハイム)に先発する予定です。

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2018年04月05日

「大谷翔平、本拠地で1号3ラン」

出ましたね~、ホームラン。3日(日本時間4日)、エンジェルスの大谷翔平がエンジェルスタジアムで行われたインディアンス戦に8番・DHで本拠地デビューして、メジャー初本塁打を打ちました。一回、2点を先行されて、その裏に回ってきた初打席でした。

エンジェルスが2点を返して2死満塁に地元ファンの大歓声に迎えられて打席に入った大谷選手。落ち着いていました。相手の先発右腕トムリンの暴投で1点を勝ち越し、なお2死二、三塁の好機で、2ボール2ストライクからのカーブを見事に捉えると打球は右中間へ伸びてスタンドへ。記念すべきメジャー1号3ランになりました。

2日前には投手で先発して初登板して初勝利を挙げましたが、本拠地のデビュー戦の、それも第1打席でホームラン・・・「すごい!」の一語です。それだけでは終わりません。第2打席もヒット、第4打席もセンター前にライナーのヒットを放って4打数3安打3打点2得点。エンジェルスの13-2の大勝に大きく貢献しました。伝説のベーブ・ルース以来97年ぶりの偉業と報道されています。

面白かったのは、ホームランを打って帰って来た時。本拠地のスタンドは大騒ぎでスタンディングオベーションだったんですが、大谷選手がホームベースを踏んでダグアウトに戻って来ても選手たちはみんな知らんぷり。一昨年、ドジャース入りした前田健太投手が先発した試合でホームランを打った時、こんなシーンがありましたよね。わざと無視する「サイレントトリートメント」。もちろんそのあとはもみくちゃの祝福になるんですが・・・。試合終了後にはテレビ局の女性アナウンサーのインタビュー中、背後から氷入りのバケツの水を同僚から浴びせられるおまけのシーンもありました。

大谷翔平選手の3月29日の打者としての開幕デビュー戦、4月1日の投手としての先発デビュー戦、そしてこの日の本拠地のデビュー戦を見ることができた野球ファンの方たちがうらやましいです。球春ですから私も3日の夜は球場で西武ライオンズの応援をしていたんですが(開幕から5連勝ですよ!)。それにしても・・・大谷くん、打つ方は“大丈夫かな~”、投げる方は苦労するんじゃないか?とハラハラドキドキだったんですが、心配するの、やめました。

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2018年04月03日

「大谷、メジャー初登板勝利」

エンジェルスの大谷翔平投手(23)が勝ちました。エイプリルフールじゃありませんよ。4月1日(日本時間=同2日)、大谷選手はスレチックスとの開幕4連戦の4試合目に投手としてデビューしてメジャー初勝利を挙げました。敵地オークランドでの開幕シリーズだったんですが6回、92球を投げて打たれたヒットは3本。6つの三振を奪っています。

私の心配をよそに(?)いい投球でしたね~。一回、先頭打者をいきなり三振に切って取ると次打者をキャッチャーフライ、3番打者を三振。オープン戦でコントロールがままならず、失点を重ねていたのがウソのようにフォーシームと言われるストレートが走り、スライダー、スプリッター(フォークボール)のコントロールもまずまず。五回まで毎回三振を続けていました。

もっとも、危惧されていたメジャーの洗礼も浴びています。二回でした。味方打線に2点の援護を受けたその裏、4番打者を三振に取ったあと5番、6番に連打され、7番のチャップマンという若手に真ん中に行ったスライダーを捉えられて3点本塁打を浴びてしまいました。これが怖いんです。下位打線でも振り切るバッターが多いですから芯に当たるとフェンス越えになってしまう。

でも、そこからよく立ち直りました。ヒットを打たれたのはその回だけ。五回に味方打線が2点を挙げて4-3と逆転。ここで交替になるかと思われたんですが六回も続投となって3人を凡打に抑えました。勝利投手の権利を持っての降板。すると七回、エンジェルス打線が3点を追加。7-4でエンジェルスが押し切って大谷投手の初登板、初勝利の快挙になりました。

それにしても大谷くん、本番に強いです。3日前の開幕戦に8番・指名打者でメジャーデビューした時は初打席で初球をヒット、そして投手デビューしたこの日は先頭打者からまず三振。素質は疑いようがないんですが、体力や技術以外にも何かを持っているんでしょう。それでないと一生に一度の投・打のチャンスに、こんなことできないです。

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