「函館記念」

2018年07月14日

「函館記念」

今週の重賞は15日に行われる函館記念だけ。ローカル競馬に突入して、先行していた函館に続いて福島、中京の3場開催に入って今週が3週目ですが、もう函館記念かという感じです。北海道シリーズが1開催6日(3週)になってからの日程消化の速いこと。“慌ただしい”です。ほぼ付きっ切りで取材する年月だけで35年間ありましたから思い出がぎっしり詰まっていますが、予想としてはこの函館記念が一番難しいです。

それはさておき、今年の函館記念(GⅢ、3歳以上オープン、2000m)。ハンデキャップ重賞で、背負い頭はGⅡ勝ちがあるサクラアンプルールで57.5キロ。次いでGⅢ勝ちのスズカデヴィアスとマイネルハニーが57キロ。ハンデをもらった(馬齢重量より軽い)中に好調馬が多いので波乱の要素になります。洋芝コースはどこかで無理するとゴール前で堪えることが多い。前半置かれてもあせらず“捲り”を打てる乗り役を狙うという手もあります。その前に各馬の能力、馬の状態の見極めがあるのはもちろんです。

ブレスジャーニーの復活に賭けてみます。2歳時、新馬戦(東京1400m)3着のあと同1600m戦で勝ち上がり、秋にはサウジアラビアロイヤルC(GⅢ、東京1600m)、そして東スポ杯2歳S(G、東京1800m)ではスワーヴリチャード、ムーヴザワールドの評判馬との接戦を制して重賞を連勝した馬です。そのあと故障で長期戦列離脱しましたが、無事ならクラシックの有力候補と思える内容でした。復帰してここまで5戦。まだ復活をアピールできないでいます。ただ、前走の前哨戦、巴賞(OP特別、函館1800m)の5着は勝ち馬ナイトオブナイツからアタマ、クビ、クビ、クビの小差まで追い上げました。別定重量戦では2歳重賞は加増対象から除されますが、ハンデはそれに倣ったように56キロ。狙うなら今回でしょう。

サクラアンプルールには一見、不利な材料がそろっています。トップハンデのほかに休み明け、使って良くなるタイプだから・・・とか。でも、この馬の能力は高いです。昨年夏、札幌記念(GⅡ、2000m)を勝ちましたが、今年も2月の中山記念(1800m)でウインブライトの4着、1カ月後の日経賞(中山2500m)もガンコの3着でした。ともにGⅡ重賞で57キロを背負ってです。直前の動きも悪くは見えないので逆転候補。

単穴はブラックバゴ。この馬もポテンシャル(潜在能力)は高い。デビューから3走目の2歳重賞、ホープフルS(当時GⅡ、現=GI、中山2000m)で3着。三冠レースには出走していませんが3歳春季は京成杯でベルーフにハナ差の2着。強敵ぞろいだった皐月賞トライアルのスプリングS(GⅡ、中山1800m)でキタサンブラックの6着。切り替えてダービーを目指した青葉賞(G2、東京2400m)でレーヴミストラルの4着。夢破れたうえ、故障で戦列離脱。復帰して4歳時は不振でしたが、5歳の昨年は3勝しました(6戦)。それがいずれも2000m戦で、函館でも捲り追い込みを決めて2000mを1分58秒8の好タイムで勝っています(五稜郭S)。休み明けでも怖いです。

警戒が必要なのは4歳の上がり馬トリコロールブルー。昨年夏場の充電で馬体に実か入った感じ。秋初戦(1000万下)は前走の青葉賞(7着)の時より30キロ以上増えた馬体重で快勝しました。さらに今季は1600万下に続いてオープン特別の大阪城Sを連勝。前走の鳴尾記念(GⅢ、阪神2000m)でも3着に追い上げました。

次いで巴賞で8着だったマイネルハニー。別定重量の58キロもあってゴール前で失速しましたが、今度は変わるはずです。あと抑え候補にカデナ、スズカデヴィアス。

【函館記念】(7月15日、函館11R)発走=15時45分

◎10 ブレスジャーニー

〇 3 サクラアンプルール

▲ 1 ブラックバゴ

△ 7 トリコロールブルー

△11 マイネルハニー

△ 2 カデナ

△ 5 スズカデヴィアス

連複 10→3、1、7、11、2、5

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2018年07月07日

「七夕賞&プロキオンS」

一足早く北海道で、あの石狩川が氾濫した、千歳線(札幌-函館)が崖崩れで不通、田畑に泥水が入って農家が・・・と聞いて、無残になった姿が目に浮かんで心を痛めていました。そして九州、中国、四国、西日本・・の豪雨による大被害。暗澹たる気持ちです。

気を取り直して8日の競馬。福島競馬場で行われる七夕賞(GⅢ,3歳以上、2000m)はハンデキャップ重賞。背負い頭がプラチナムバレット、マイネルフロスト、マイネルミラノの3頭で、57キロ。でも馬齢重量なのでこなせます。むしろ問題は馬場状態。土曜日は稍重(芝)スタートで、少し降る時間帯があっても当日は曇りの予報。悪化しないとみて能力重視でいきます。

プラチナムバレットに期待。前走の都大路Sで大差のしんがり負けに終わっていますが、これは原因があってのこと。そのあと再調整されて速いタイムの追い切りをこなしています。直前の動きも◎。4歳馬で57キロは一見キツイ印象ですが、3歳時にサトノクロニクルを抑えて京都新聞杯(GⅡ、2200m)を勝った馬。そのあと休養して今年1月に復帰。オープン特別の白富士S(東京2000m)でマイネルハニーの4着、3月の大阪城S(阪神1800m)もトリコロールブルーの3着と古馬相手でも小差のレースをしました。ほかの馬が人気になりそうなので狙い目でしょう。

〇のサーブルオールは5歳牡馬。3歳秋口に3勝目を挙げたあと故障発生で4歳の秋後半まで長休しました。軌道に乗ったのは5歳になった今年。1月に1000万クラス(東京1800m)、3月に1600下特別(美浦S、中山2000m)を連勝して、前走のGⅢ・エプソムC(東京1800m)もサトノアーサーの4着。これが重馬場での好走(勝ち馬から0秒3差)で、今回のハンデは55キロ。人気になる材料はそろっています。逆転候補。

単穴は馬場状態が心配でしたがキンショーユキヒメ。前走のマーメイドS(牝馬GⅢ、阪神2000m)はアンドリエッテの7着と不発でした。でも、その前の4月の福島牝馬S(GⅢ、1800m)で捲り追い込みを決めて重賞初制覇。今回はその時と同じ54キロで、中間、勝負態勢のような強めの追い切りを積んで臨んでいます。

ほかでは3頭出しのマイネル軍団。前走の福島民報杯(オープン特別、2000m)を追い込み勝ちしたマイネルサージュ(55キロ)、57キロで止まったマイネルフロスト、マイネルミラの順としましたたが・・・。あと、先行集団の流れに乗れば前走のマーメイドSで2着したワンブレスアウェイ。

【七夕賞】(7月8日、福島11R)発走=15時45分

◎ 1 プラチナムバレット

〇 6 サーブルオール

▲ 2 キンショーユキヒメ

△ 5 マイネルサージュ

△ 3 マイネルフロスト

△11 マイネルミラノ

△ 7 ワンブレスアウェイ

連複 1→6、2、5、3、11、7

 

中京のプロキオンステークスはダート1400mのGⅢ・重賞。3歳馬と牝馬の出走がなく、基礎負担重量は56キロ。これに勝った重賞の格で加増される「別定」で、GⅡ(さきたま賞、浦和1400m)を勝ったサクセスエナジーが2キロ増の58キロ。GⅢ勝ち(1キロ増)がインカンテーション、エイシンヴァラー(園田から参戦)、キングズガード、サイタスリーレッドの4頭。ただし、基礎負担重量で出走している中にも有望馬が多いです。

その中の1頭、5歳のルグランフリソンを狙いました。デビュー戦(新潟1600m、1着)からずっと芝で走っていた馬で、新潟2歳S(3番人気、8着)は直線半ば過ぎまで先頭のレースでした。そのあと準オープンまで上がって上位争いをした実績もあります。一度ダート戦に出走したことがありますが本格的に路線変更したのは今年に入ってから。そこから5戦して①②⑤①⑦着。いきなり勝ってオープン入りし、2走目で差された相手は嵌れば一気のレッドゲルニカ。4戦目で挙げたダート2勝目、オアシスS(東京1600m)では2番手から先頭のドリームキラリを交わし、追い上げたサンライズノヴァを抑える味のある内容でした。前走の7着は連戦の疲れ?短期放牧でリフレッシュしたか動きが良いし、速いタイムになりそうな馬場も望むところです。

インカンテーションは早くから頃合いをみては狙い続けてきました。平安S、マーチS、武蔵野SなどのGⅢ勝ちがあり、GIでの2、3着も。ハンデ戦ならこの馬が背負い頭です。追い切りの動きから8歳でもまだ十分やれそうです。ただ、1400m戦が心配。ちょっと短いのでは・・・2番手にしました。

単穴にはウインムート。まだ重賞勝ちはないですが1400mを専門に使われてきて速い持ちタイムもあります。先行力があって、一息入れたあとオープン特別の栗東S、天保山Sを先行抜け出しで連勝。好調ぶりを示すように追い切りでも良い動きを見せています。

次いで展開的に怖いのがキングズガード。気性難があってまっすぐ走れない時がありますが、逃げ・先行勢が多いので直線が長い中京コースで届くかもしれません。あと、どう折れ合うかが問題ですが先行勢のドリームキラリ、ドライヴナイト、マテラスカイ。

【プロキオンS】(8日、中京11R)発走=15時35分

◎ 5 ルグランフリソン

〇 6 インカンテーション

▲ 3 ウインムート

△ 7 キングズガード

△ 2 ドリームキラリ

△ 8 ドライヴナイト

△ 13 マテラスカイ

連複 5→6、3、7、2、8、13

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2018年07月04日

「日本、惜しすぎる!敗退」

FIFA2018・ワールドカップ決勝トーナメントのベルギー(FIFAランク3位)VS日本(同61位)が2日(日本時間3日午前3時~)行われ、日本は2-3でベスト8進出は成りませんでした。でも、いい試合でしたね~。苦戦は覚悟の上だったと思いますが、日本は各ポジションの選手たちが自分の役割に全力で取り組み、世界を驚かせる大健闘をしました。

前半を0-0で終えると後半の立ち上がり早々、右MF芝崎の前方へのスルーパスを駆け上がった原口がシュート。これが逆サイドの左ネットに決まって先制(後半開始3分)。皆さんもそうでしょうけど、絶叫しましたね。そのあとベルギーの逆襲にひやひやもしたんですが、日本はこれだけではありませんでした。今度は左サイド、乾です。香川がシュートコースがあるのを読んだかのように乾へ送ると、これを右脚一閃。一瞬、えっ!本当に決まったの?と思うほど速くて強烈なシュートでした。

別の角度の映像のリプレーを見ると右サイドに突き刺さっていました。しかもそのボール、全く回転が掛かっていない。野球のピッチャーでいえば変化球でなく直球ですから速い訳ですよ。きれいな凄いミドルシュート。原口の先制ゴールからわずか4分後(後半7分)で、2対0。これは“ひょっとして”と思いましたよ。逆に後半の時間がたっぷり残っているので不安にもなったんですけどね。

これはまずいと思ったんでしょうか、ベルギーの監督は後半20分、190センチ前後の長身のMF二人を交代で入れて来ました。これが流れを変えたようです。1点目のヘディングは山なりだったんですが川島を超えて右隅へ、さらに空中戦を制したもう一人の交代選手にヘディングの同点弾。立て続けに2点を返されてしまいました。そして本田を出してなんとか延長戦という期待も破られたのが終了間際のカウンター攻撃。アディショナルタム(ロスタイム)も残り10数秒だったんですが・・・。惜しかった~、日本。決勝トーナメントで勝つという悲願が、逃げていきました。

でも、今までの点を取れなかったW杯とは違います。しかも相手は今大会の優勝候補の一角、ベルギーです。日本は本当に良くやったと思います。ベルギーが改めてどれだけ強いチームなのかというと、2016年から一度も負けていないんですよ。22戦して17勝、5引き分けで、今回、ワールドカップに臨んで、グループリーグ(G組、3戦)で9得点。ベルギーが一番得点が多いんです。そのチームを日本がここまで追い詰めたんですですから、僕は本当に立派だったと思います。この西野Japanの戦いぶり、世界のメディアは驚きと称賛をもって一斉に報じています。

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