「金農、ありがとう」

2018年08月23日

「金農、ありがとう」

平成最後の今年の夏の甲子園は21日、下馬評どおり大阪桐蔭の優勝で幕を閉じたんですが、この100回目の記念の全国高校野球は秋田出身の私にとって忘れることのない大会になりました。どこが大阪桐蔭を破るか?「桐蔭とやりたい」が全国の代表校の合言葉でしたが、最後に対戦したのはなんと秋田の県立農業高校、金足農業でした。

劣勢かと見られながら1回戦の鹿児島実業(5-1)を皮切りに大垣日大(6-3)、そして横浜(5-4)、近江(3X-2)、日大三(2-1)と接戦を次々に勝ち上がって全国に衝撃を走らせた挑戦者の金足農業高校。遂に決勝まで勝ち上がって春・夏連覇を狙う大阪桐蔭に挑みました。ここでもミラクルが起きるのか?そんな金農(かなのう)でしたが・・・

1回裏、金足農(秋田)のマウンドに立つのは、この日もエースの吉田輝星投手(3年)。一、三塁の場面で気持ちを込めたボールで2者連続三振の見せ場はありましたが3点の先制を許します。2、3回は0、0で切り抜けたのですが、4回に連打を浴びて3失点。その後も意地で投げ続けたものの5回、さらに6点を追加されたところで今大会、初めて途中降板になりました。

「自分では最後までマウンドに居続けると思っていたけど・・・連投の疲れもあって4回から下半身が動かなくなった」と言います。県大会から甲子園の準決勝まで、全試合完投してきた吉田投手、合計投球数は1517球だと。しかも甲子園が始まってからは酷暑が続いていました。それにしても、史上最強かと言われる今年の大阪桐蔭(13-2)は強い!本当に強さをまざまざと見せつけられました。すさまじい強さでした。

でも金農(かなのう)、よく頑張りましたよ。吉田君が中心のチームであることは間違いないんですが、でも、他の8人の選手も本当によく頑張ったと思いますよ。なにしろ、この3年生の9人でこの甲子園、全部闘って・・・交代が無かったんですから。こんなチームが決勝まで行くなんて考えれないんです。秋田は「カナノウ・フィーバー」の夏でしたが、秋田の人たちは、負けても良くやったと言うのは当然でね。みんな喜んでいますよ。私も「感動をありがとう」です。

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