30日に中山競馬場で行われる(予定)スプリンターズSと「暴風雨」の天気予報に気になって注意力が散漫になるばかりですが、29日に阪神でダートの重賞「シリウスステークス」(GⅢ、2000m)が行われます。中央のトップクラスは10月8日に盛岡で行われる交流GI、南部杯に向かうので不在。ハンデキャップ重賞のここにチャンスを求めてきた馬でが多く、5頭が除外になるフルゲート戦になりました。ハンデ頭はグレイトパールとサンライズソニアで57.5キロ。ハンデ差のある上がり馬、芝からダートへ矛先を向けた馬もいて波乱含みとみました。
ちょっと大振りしてラインルーフを狙ってみます。前走の名鉄杯(OP,中京ダ1800m)を1分49秒1・良)の好タイムで勝っています。大逃げの形になったコパノチャーリー(2着)から離れた2番手でレースを進め、直線中ほどで接近。あと200mの坂上から交わして8馬身差をつける圧勝でした。4歳から5歳にかけて1年近く戦列を離脱しています。3~4歳時にも6カ月半休んでいます。過信はできませんが、ようやく本格化してきたのではないかと思います。
グレイトパールは3歳の一昨年、芝で3戦(1勝)したあとダートへ転向。適性を現して500万下から連勝を続け昨年5月にはGⅢ・平安S(京都1900m)まで突っ走りました。そのあと脚部不安でまた長休しましたが、今年4月の復帰戦のアンタレスS(GⅢ、阪神1800m)も底力を発揮してロングスパートを決めて6連勝。ポテンシャルの高さはここでは最上位です。ただ、連覇を狙った前走の平安Sでサンライズソアの5着・・・馬体重が増えて重め残りだったとは思いますが、内容に不安が残りました。今回は2番手。
単穴は4歳のサンライズソア。前々走のブリリアントS(OP特別、東京2100m)はスタートが悪く後方になって1番人気で14着の大敗。ただ、前走の平安Sは屈辱を晴らすように先頭に立って逃げ切りました。追い切りの動きも良いのでトップハンデでも注目。
怖いのはハンデをもらった新鋭。53キロの3歳馬オメガパフュームは5戦3勝(2着1、3着1)で、大井のジャパンダートダービー(交流GI、2000m)でも中央の逸材ルヴァンスレーヴの2着に健闘しました。あと芝から転入のムーンクレスト、1年半の長休後明けでいきなり2連勝したウェスタールンドも怖いです。
【シリウスS】(29日、阪神11R)発走=15時35分
◎15 ラインルーフ
〇 8 グレイトパール
▲14 サンライズソア
△ 3 オメガパフューム
△ 1 ミキノトランペット
△ 4 ムーンクレスト
△16 ウェスタールンド
馬連 15→8,14,3,1,4,16