「菊花賞」

2018年10月20日

「菊花賞」

2018年、3歳クラシック三冠レースの最終戦、菊花賞です。皐月賞馬エポカドーロは駒を進めてきたが、ダービー馬ワグネリアンはトライアル戦には出走して勝ったんですが結局、このレースは回避しました。フルゲートの18頭。各馬、3000mは未知の距離なので適性は予測の域を出ません。ただ、春季に比べて大きく成長を感じさせる馬が多いし、2冠に出走していない新星の中にも魅力を感じる馬が複数います。人気の一角になりそうな馬にも死角があるので“乱菊”になっても驚かないつもり?です。

中心はブラストワンピース。この馬には結構早く目を付けていて、皐月賞には出走しなかったのですが、もし出走していたら◎の予定でした。満を持してダービーに出走。それまでのレースパターンを変えて勝ちに出たワグネリアン=福永騎手に軍配が上がって、この馬は5着に終わりました。ただ、着差は1/2、クビ、ハナ、ハナ・・・しかも直線、ここからというところで進路がふさがる不利があって、そこから外に持ち出しての再接近でした。5戦して負けたのはそのダービーだけ。このレースを目標に9月2日の新潟記念(GⅢ、2000m)に出走して古馬勢をあっさり破っています。勝負はやってみないと分かりませんが、総合力では明らかにこの馬が上位だと思います。

エタリオウはそのダービーで4着。1勝馬でダービートライアルの青葉賞(GⅡ、東京2400m)で2着しての出走でしたが、後方で脚をためて直線大外から急襲。先抜けしたワグネリアンに3/4差まで迫りました。夏場を順調に過したようで、トライアルの神戸新聞杯(GⅡ、阪神2400m)でも勝ったワグネリアンに半馬身差に詰め寄る2着。課題はポジション取りで、それに脚を使うと末脚が不発に終わる恐れがあります。今回も末脚に賭けるでしょう。嵌るかどうか?

春季のメンバーと対戦していない新進に目を移すと・・・単穴に抜擢したフィエールマンは1月末に東京1800m戦でデビュー勝ちし、4月中山の1800mの500万下特別を連勝。3連勝を狙った7月福島のラジオNIKKEI賞(3歳GⅢ,1800m)は半馬身届かず2着でしたが、直線ですごい差し脚を発揮しています。3戦ともスタートで煽っているのですんなり好位で・・・は期待できませんが、どこで速い脚を見せるか興味深々。

次いでスタートで先行グルプに付けられそうなアフリカンゴールド。この春、出走レースを中距離に延ばすと①②①①着。1戦ごとに持ち味を発揮し出した。仕上がりの良さも目立ちます。もう1頭、グロンディオーズ。ルーラーシップ産駒で馬体重が530キロ前後の大型馬。かなり追わせるタイプで、①③①①着の4戦全てを外国人ジョッキーに託しています。流れに乗せる、ステッキを入れて勝負に出るなど、かなり無理させていますがバテないしぶとさがあります。

新進の側に肩入れしてしまいましたが、実績上位組では皐月賞馬エポカドーロ、気性難があるようで春季は能力を発揮していないグレイルがだいぶ良くなってきたように見えます。特注。

【菊花賞】(10月21日、京都11R)発走=15時40分

◎ 3 ブラストワンピース

〇 9 エタリオウ

▲12 フィエールマン

△10 アフリカンゴールド

△14 グロンディオーズ

△ 5 エポカドーロ

△ 2 グレイル

 

馬連 3→9、12、10、14、5、2

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2018年10月19日

「富士S」

18日の木曜午後、菊花賞の枠順が決って、前売りも始まっています。ひとしきり出走馬全部の追い切り調教のタイム、動きを確認したのですが・・・。春季に調子を下げていた馬、夏場に勝ってここに歩を進めてきた新進に調子の良さが目立つ馬がいます。今年は人気通りかなと、小欄を含めて思われた方、多いと思うのですが、これは厄介になったな・・・というふうに変わってきました。ひょっとして、これが穴?という馬が散在しているのです。

前置きはそれぐらいにして、20日(土)、東京競馬場で行われる富士ステークス(GⅢ、1600m)。このレースは難解そのものという感じがします。1着馬にマイルチャンピオンシップ(GI、11月18日、京都1600m)の優先出走権が付いているように、ここを使って中3週で本番という有力馬にとっては格好のステップレースなのですが、GⅢの重賞なのが問題。実績上位馬にとっては負担重量の“ハンデ”が厳しい。昨年のマイルCSを勝ったペルシアンナイトは「別定」で基礎負担に3キロ増の59キロ、GⅡの中山記念を勝ったウインブライトは同2キロ増の58キロです。増量無しで出走できる伏兵陣の出番?かもしれません。

狙ってみたい馬が複数いるので迷いますが、ワントゥワンにしました。速い脚がある反面、それを使う距離が短いのが難です。それでも前走の京成杯オータムハンデ(GⅢ、中山1600m)でミッキーグローリーの2着。15頭立ての最後方から直線大外、直線はひときわ鋭さが目立つレースでした。その前の関屋記念(GⅢ、新潟1600m)では離れた最後方から内を突いて、外から追い込んだ軽量(51キロ)の3歳牝馬プリモシーンにクビ差の2着。どこへ入って行くか?コース取りに不安がありますが・・・J・モレイラの腕にも期待しましょう。

レッドアヴァンセの好仕上がりも目に付きます。今年5歳。昨年までは条件クラスだったので実績は見劣りがします。ただ、昨年11月に1600万下を勝ってオープン入りすると今年の初戦、4月の阪神牝馬S(GⅡ、1600m)でミスパンテールにクビ差の2着。そして次戦の牝馬のGI・ヴィクトリアマイル(東京1600m)でもジュールポレール、リスグラシューにハナ、クビ差で続く3着という大好走でした。牝馬には珍しいですが、今が旬なのではないかと思います。逆転候補。

単穴には3歳牡馬、ジャンダルムを狙いました。負担重量は54キロ。皐月賞は9着、ダービーは17着の大敗でしたが、昨年暮れの2歳GI・ホープフルSはタイムフライヤーに0秒2差の2着、3歳初戦の弥生賞でもあのダノンプレミアムに0秒3差の3着だった馬です。私は能力をかなり高く評価していました。秋に向けて十分に追い切りを積んでいて、動きも良いです。初戦から注目します。

次いで、やはり休み明けを感じさせない動きを見せているクルーガーとロジクライ。前者は昨年のこのレースで休み明けで3着に追い上げました。後者は先行タイプで7月の中京記念でグレーター-ロンドンの2着、前走の京成杯AHでもミッキーグローリーの3着と崩れず上位争いをしています。

実績上位のペルシアンナイトは追い切りを積んでいて仕上がりは良いと思うのですが、59キロがどうでしょう?懸念されます。これと双璧、あるいはそれ以上と言ってよい実績があるエアスピネルは、4月のマイラーズC(GⅡ、京都1600m)=サングレーザーの3着=以来の出走で、そのわりに追い切り本数が少なく動きも今イチに見えます。両馬とも少し評価を下げました。

【富士S】(20日、)東京11R)発走=15時45分

◎11 ワントゥワン

〇14 レッドアヴァンセ

▲18 ジャンダルム

△12 クルーガー

△ 8 ロジクライ

△13 ペルシアンナイト

△ 6 エアスピネル

馬連 11→14、18、12、8、13、6

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2018年10月13日

「秋華賞」

3歳牝馬のGI、秋華賞(京都2000m)です。春季、桜花賞に次いでオークスも持ち前の鋭い差し脚で連覇したアーモンドアイが断然の人気を集めて出走します。春季のメンバーではこれを破る可能性が小さいとみるのが妥当ですが・・・気になるのは、今年はひと夏越して急激に能力を発揮し出した馬が多いこと。追い切りの動きをみると無印群の中にも動きの良い馬が多いです。「馬肥ゆる秋」は馬の育つ時期でもありますね。伏兵の健闘があるかもしれません。

それでも中心はアーモンドアイ。有力と見られる馬が伸びてきても、それと同等、あるいはそれ以上にこの馬も成長しているように思われます。最終追い切り。美浦に坂路コースで大外よりやや内目を回ったとはいえ、半マイル50秒を切る破格のタイムをマークしました。しかも“馬なり”。関東所属なのでこのあと京都への輸送、そしてパドック→馬場入り、レースでも初コースをクリアと課題はありますが、何事もなければ牝馬3冠が叶うでしょう。敢えて私見を言うと、後方からの追い込み一手というタイプは好きではないです。本当に強い馬はハラハラさせず、無難な位置から危なげなく勝つ。それを良し―としています。それはともかく、京都の2000mは3~4コーナーが内回り。ルメール騎手、どう乗りますか。

ラッキーライラックは昨年2歳女王になったあと、クラシックでは前記したアーモンドアイの前に桜花賞2着、雪辱を期したオークスは3着に終わりました。この秋口、帰厩予定を前に右前の球節が腫れたそうで、トライアルを飛ばしてぶっつけで本番に臨むことになりました。不安視されますが、最終追い切りをみると“これで仕上がるのは・・・”という気になりました。2番手。

単穴にはダンサールを抜擢。春季はクラシックとは全く無縁でした。今年2月に小倉でデビュー戦(2000m)を逃げ切ったあと、2走目が夏の8月の札幌ですからね。で、札幌の2戦(古馬混合の500万下)。着順は②③着ですが、2着のレース(1800m)は先頭に立ってから道中からまれ、中位から捲り上げたシンギュラリティに1/2馬身差し込まれました。ただし、休み明けで馬体重は大幅増。それでも3着馬は5馬身千切れています。次いでの3着(2000m)はスタートで後れ、16頭立ての中団。3半から捲りに出たのですが4コーナーで先行集団に大きく外に振られ、立て直して届かなかった内容。そして前走の阪神戦(2000m)は2着に5馬身差の独走でした。520キロの女傑の走りに特注です。

次いでトライアルのローズSの上位組。2着のサラキアは課題のスタートがまずまずで期待(小欄で◎)に近い内容でした。今度はもっと良くなるはずです。勝ったカンタービレの動きも良いです。ほかでは前走、関屋記念で◎の期待に応えてくれたプリモシーンの好調さも目に付きます。まだ分からない怖さがあるのは3連勝中の快速馬ミッキーチャーム。函館の未勝利勝ちが8馬身差、同500万下が3馬身半差、そして札幌の1000万下特別(3戦とも1800m)も2着に3馬身半差・・・あの走り(突っ走る感じ)であと1ハロン、2000mがもつかどうか?分かりませんが見せ場は作れるでしょう。ほかにも捨てがたい馬(トーセンブレス、パイオニアバイオなど)がいますが印(△)が尽きました。

【秋華賞】(14日、京都11R)発走=15時40分

◎11 アーモンドアイ

〇 7 ラッキーライラック

▲18 ダンサール

△ 5 サラキア

△ 2 カンタービレ

△16 プリモシーン

△13 ミッキーチャーム

馬連 11→7、18、5、2、16、13

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2018年10月12日

「アイルランドT府中牝馬S」

14日の日曜日が京都で3歳牝馬の秋華賞、そして来週は菊花賞・・・いよいよGIレースの開戦ですね。秋華賞は桜花賞、オークスを鋭い脚で連覇したアーモンドアイが猛暑だった夏場を無事に過ごして元気いっぱいのようです。でも、春のクラシック戦線で見かけなかった新鋭が2~3頭いて、どうなるか分かりません。

それは明日の話として、13日に東京競馬場で行われる古牝馬によるアイルランドトロフィー府中牝馬ステークス(GⅡ、1600m)もGIの前哨戦とはいえ、好メンバーになりました。頭数は11頭ですが面白いレースになりそうです。負担重量は54キロの基礎負担に近1年のGIレースの勝ち馬2キロ(それ以前のGI勝ちは1キロ)、GⅡ勝ちは1キロ増量になる「別定」です。昨年の秋華賞馬ディアドロと今春のヴィクトリアマイルを勝ったジュールポレールが56キロになります。これがどうひびく?もちろん秋初戦なので仕上がり状態がカギで、実績の過信は禁物です。

私のひいき馬、ミスパンテールが出走してきました。4歳で、まだ10戦しかしていません。2歳の7月末に札幌で新馬戦(1500m)を勝ったあと長休したからですが、7カ月後の復帰戦、桜花賞トライアルのチューリップ賞でいきなり断然人気のソウルスターリングの2着に追い上げてポテンシャルの高さを示しました(ちなみに、小欄では▲)。桜花賞はレーヌミノルの16着、オークスはソウルスターリングの10着でしたが、秋は地道に条件戦に切り替えて1600万下を勝ち上がり、そこからターコイズS(GⅢ、中山1600m)、4歳になって京都牝馬S(GⅢ、1400m)、そして阪神牝馬S(GⅡ、1600m)と重賞3連勝。ヴィクトリアマイル(GI、東京1600m)は5着だったものの、勝ったジュールポレールからのタイム差は0秒3です。本当に本格化してきたようで、ここへ向けて再三、強めの(速い)追い切りを積んでの出走です。初戦から狙いました。

ソウルスターリングは同期のトップ牝馬。4連勝で臨んだ桜花賞は3着に終わったものの、オークスは正攻法で押し切る強い内容でモズカッチャン以下を抑えました。問題はそのあとです。秋は毎日王冠→天皇賞(秋)→ジャパンカップと牡馬一線級が歩むGIに挑戦し、8、6、7着。しかも、折れ合いを欠くようになって、今春、牝馬同士の重賞に出走しても勝てないようになってしまいました。ただ前走、7月札幌のクイーンS(GⅢ、1800m)=3着=のときは焦れ込みがそれほどでなく、3番手に折れ合うレースでした。今回の追い切りの動きも悪くないです。復活走が期待できます。

単穴はディアドラ。昨年、夏を境に急成長して秋華賞を制しました。前走のクイーンSは、UAE遠征(ドバイターフ、3着)から戻っての初戦でしたが、それをものともしない快勝。56キロを背負うのは初めてですが、そのタフさを考えるとあっさりこなすかもしれません。

次いでジュールポレール。春季の牝馬のGI、ヴィクトリアマイル(東京1600m)でゴール前、絶妙なタイミングで抜け出してタイトルを手にしました。前年も同レースで3着していたので東京コースも合うのでしょう。休み明けも走るタイプで調教の動きも良い。ただ、距離も長いが56キロを背負うエリザベス女王杯(GI、京都2200m)は昨年16着だったので少し順位を下げました。

あと、心房細動発症のあとで心配されたクイーンSでディアドラの2着に追い上げたフロンティアクイーン、昨年のヴィクトリアマイルの勝ち馬アドマイヤリードをマーク。本来なら上位の評価になるリスグラシューは今回、重め残りが心配なので△止まり。

【アイルランドT府中牝馬S】(13日、東京11R)発走=15時45分

◎11 ミスパンテール

〇 3 ソウルスターリング

▲ 4 ディアドラ

△ 6 ジュールポレール

△ 2 フロンティアクイーン

△ 8 アドマイヤリード

△10 リスグラシュー

馬連 11→3、4、6、2、8、10

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2018年10月07日

「京都大賞典」

このレース、京都大賞典(GⅡ,10月8日)も東京で行われた毎日王冠と同じく1着馬に天皇賞(秋)の優先出走権が付いていますが、距離が2400m(京都)。実質は、ジャパンカップそして掉尾を飾る有馬記念へ向かう中距離馬の秋の初戦というレースです。ここにサトノダイヤモンドとシュヴァルグランが出走してきました。トライアル的な要素があるだけに伏兵の中から大きく浮上する馬が出るかもしれません。

でも中心は・・・サトノダイヤモンドに期待します。一昨年、クラシック戦線でマカヒキと死闘。皐月賞制覇でディーマジェスティが加わって「2強」から「3強」になりましたが、秋は菊花賞、有馬記念制覇とこの馬の独壇場でした。問題が起きたのが翌年のフランス遠征。前哨戦のフォア賞の2着は良しとして、凱旋門は18頭中の15着。負担重量が59.5キロでエネイブルが勝ったレースですが、重馬場でシビアなレースなのでこれも仕方ないとして、問題はそのあと。詳しくは分かりませんが、追い切りで見る走るフォームがかつての輝きを失っていました。実戦でも今年春季は金鯱賞(GⅡ)3着、GIの大阪杯は7着、宝塚記念は6着。しかし、まだ5歳で、磨き直せば光ります。今回、追い切りの動きは悪くないです。

対するシュヴァルグランは9月上旬からタイムを出し始めて中間、速い追い切りをこなしています。元気いっぱいというところ。ケイコ駆けしない馬なので直前の追い切りの動きは今イチですが、これだけ追われていれば初戦から走るでしょう。逆転候補。

単穴にはブレスジャーニーを狙いました。3年前の2歳時、新馬3着のあと未勝利戦を勝ち、サウジアラビアロイヤルC(GⅢ、東京1600m)、そして東スポ杯2歳S(GⅢ、東京1800m)ではスワーヴリチャードを抑えて3連勝しました。故障でそのあと1年近いブランクがあったのですが、復帰2戦目のチャレンジC(GⅢ、阪神2000m)でサトノクロニクルのクビ、クビ差3着まで追い上げて、復活の兆しと思われたのですが・・・。4歳になったこの夏、函館→札幌で5,4,4着に終わっています。でも輸送とかコース(洋芝)馬場状態などが原因かと思います。走れば今回かも。

ほかにも上位食い込みがあってもおかしくない馬がいます。5月に東京に遠征してきて2400mの1600万特別を勝ったあとGⅡ・目黒記念(東京2500m)も速いタイムで連勝したウインテンダネス、札幌で1000万下と1600万下特別を連勝したレッドジェノヴァが特注。次いで長距離戦の常連アルバート、8歳でびっしり追われているスマートレイアーをマークしました。

【京都大賞典】(10月8日、京都11R)発走=15時35分

◎ 2 サトノダイヤモンド

〇 8 シュヴァルグラン

▲ 3 ブレスジャーニー

△11 ウインテンダネス

△ 4 レッドジェノヴァ

△ 5 アルバート

△ 9 スマートレイアー

馬連 2→8、3、11、4、5、9

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2018年10月06日

「毎日王冠」

7日の日曜日、東京競馬場で行われる毎日王冠(GⅡ、3歳以上OP、1800m)はこのあと立て続けに行われる秋季のGIレースの重要なステップレース。本番は天皇賞(秋)はじめマイルチャンピオンシップ、あるいは牝馬のGI・・・狙いはそれぞれあっても秋はこの「毎日王冠から」という言葉が多く聞かれてきました。今年は出走13頭。多くはないですが、個性豊かな有力馬が揃ったので見ごたえのあるレースになりそうです。

4歳牝馬アエロリットに◎です。春季は2月の中山記念(GⅡ、1800m)2着のあと、狙ったマイルチャンピオンが4着、強気に挑戦した安田記念は2着でしたが、戴冠まであとわずかという内容で、牡馬相手でも十分やれる能力は示したと思います。昨年はNHKマイルカップを勝ったあと札幌のクイーンS(GⅢ、1800m)を勝ってきましたが、今年は夏場を休養に充ててここに出走。9月に入って徐々に調教のピッチを上げ、最終追い切りでは坂路(美浦トレセン)で半マイル50秒5の速いタイムを余裕でマークする仕上がりになっています。鞍上にモレイラ騎手を迎えてどういうレースを見せるか。ネックは実力差以上に人気を被りそうなことです。

同じく4歳の牡馬、サトノアーサーの好気配も目に付きます。2歳時に新馬(阪神2000m)→500万下特別(同1800m)を連勝。馬体が見栄えすることもあってクラシックの期待もあったのですが、ダービー10着(1着レイデオロ)、菊花賞も11着(1着キセキ)に終わりました。春季の最終戦になったエプソムC(GⅢ、東京1800m)で初めての重賞勝ちを果たしたところをみると、このぐらいの距離が合っている?逆転候補にしました。

穴にはキセキ。昨秋、クリンチャー以下を抑えて菊花賞を制しましたが、そのあとは不振。遠征した香港ヴァーズ(GI,、シャティン2400m)で9着。帰国後も日経賞9着、宝塚記念8着・・・掛かって先行、追い込みに回って不発というレースでした。ただ、追い切りの動きは悪くない(良い)。GI勝ちで2キロ増の58キロになるデメリットもありますが、折れ合いがつけば鋭い脚を使うので怖いです。

ほかにも警戒したい馬がいます。とくに三歳勢。出走するごとに良化してNHKマイルカップを追い込み勝ちしたケイアイノーテック、皐月賞トライアルのスプリングSでエポカドーロ(皐月賞1着、ダービー2着)を差し切ったステルヴィオ、ここへ向けてびっしり追われているカツジをマーク。もう1頭、札幌記念の4着が期待以上の内容だったサウンズオブアースを追加しました。

【毎日王冠】(10月7日、東京11R)発走=15時45分

◎ 9 アエロリット

〇 4 サトノアーサー

▲ 1 キセキ

△ 2 ケイアイノーテック

△ 5 ステルヴィオ

△12 カツジ

△11 サウンズオブアース

馬連 9→4,1,2,5、12、11

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2018年10月05日

「サウジアラビアRC」

競馬の予想は強い馬の順序を付けるのは基礎中の基礎なので簡単ですが、当日の馬場状態の読みを誤ると的中率が半減します。私にとっては最悪で、当日思った以上に悪化すると中る(あたる)気がしません。今週は・・・気象予報士が読めないような台風25号の影響と祭日の8日(体育の日)を含めた東京と京都の3日間開催。大体、体育の日というのは1964年の東京オリンピックを記念して、その開幕日の10月10日を国民の休日としたもの。それを現在では土日とつながるようにいじったから毎年、ころころと変わりる。今年が10月10日だったら・・・台風一過の青空でしょ(私の予想)。

6日の土曜日、東京競馬場で2歳馬の中央場所最初の重賞、サウジアラビアロイヤルカップ(GⅢ、1600m)が行われます。重賞に格付けされて日が浅いものの昨年の勝ち馬ダノンプレミアムは2歳チャンピオンになって無敗を続けてクラシックへ進みました。挫石で皐月賞は回避しましたが、それでもダービーは人気が健在?((1番人気)。6着でしたが勝ったワグネリアンから0秒2の小差でした。私は軽視していたのでびっくりでした。、今年は気象もあってか出走が8頭になりましたが、有望馬がいるので注目したい重賞です。

中心にしたグランアレグリアはダービーの翌週、2歳戦がスタートした第1週に東京1600mでデビュー。馬場コンデションが良かったとはいえ1分33秒6という速いタイムをマークして勝ち名乗りを挙げました。好位から徐々に進出して2着ダノンファンタジーに2馬身差の完勝。そのあとローカル開催の2歳ステークスには目をくれず、夏場を休養させて秋に備えていました。とくに速いというタイムは出していませんが、乗り込みは十分。460キロ前後の均整がとれた馬体で軽快なスピードを見せていましたし、休み明けでも馬体、動きに好感が持てます。道悪がどうか?とか分からないところもありますが、新馬戦と同じコース、距離。このあたりで負けてほしくない逸材です。

相手には人気はあまり無さそうですが9月阪神の1600m戦でデビュー勝ちしたジャスタウェイ産駒、シャドウエンペラーを抜擢。重馬場の中、4~5番手から差し切った内容が良かった。1分35秒7のタイムも悪くない。早抜けした2着(マイネルリャードフ)とはクビ差でしだが、3着以下が千切れたレースです。追い切りの動きから上積みも期待できます。

次いでアマーティ。8月新潟の1600m戦でデビュー勝ちしました。タイムは1分36秒3とそれほど速くはないですが、多頭数の中団の内から直線外に出して長く良い脚を使って差し切った。これは父ルーラーシップ譲り?余裕十分に追い切りで好タイムをマークしているので、これも2走目の上積みが大きそうです。

キャリアの浅い馬ばかりなので他にも変わり身を見せる馬が出そう。ドラウプニル、サムシングジャスト、セグレドスペリオルにも注意しました。

【サウジアラビアRC】(10月6日、東京11R)発走=15時45分

◎ 4 グランアレグリア

〇 1 シャドウエンペラー

▲ 2 アマーティ

△ 3 ドラウプニル

△ 6 サムシングジャスト

△ 7 セグレドスペリオル

馬連 4→1、2、3、6、7

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2018年10月03日

「本庶氏、ノーベル医学・生理学賞」

スウェーデンのカロリンスカ研究所が1日、今年のノーベル医学・生理学賞を免疫システムを用いたがん療法を画期的な手法を開発した本庶佑(ほんじょ・たすく)京都大特別教授(76)に授与すると発表しました。米国テキサス大のジェームズ・アリソン教授との共同受賞です。

時差の関係で日本に一報が飛び込んできたのは同日の夜だったんですが、なんでノーベル賞受賞のニュースというのはこんなにうれしいんですかね。スポーツで、例えばワールドカップで勝ったとかオリンピックで金メダルを獲った時とか、それはそれでうれしいんですけど、ノーベル賞はそれとはまったく違って別格なんですね。何でかって言うと、なぜそれを獲ったかという意味が、はっきり自分たちに分からない(難しすぎて分からない)。それだけになんか凄さを感じてしまうのではないでしょうか。

私も公言しているように糖尿はじめあれこれあるので病気に関するニュースにはかなり気が向いている方です。本庶さんが研究されていたがん細胞が免疫細胞に攻撃されないようにある種のタンパク質を作っているので抗がん剤が効かなくなるとか、それが同氏によって発見、解明がなされて、数年前、日本の製薬会社が米国の製薬会社とタイアップして世界に先駆けて免疫療法の「オプジーボ」という薬ができたというニュースをみて、これはすごいことだと思いました。

最近では日本でDNA、遺伝子のゲノム解析をして個人の合ったワクチンを作って注射するという研究も進んでいるようですが・・・ただ、がんは手ごわいです。オプジーボも今のところ、全てのがん、すべての患者に効くかというと・・・それはないでしょう。今後は分かりませんが・・・がんにはいろんな種類があると言いますし、人にも個体差があって、免疫細胞の多い人、少ない人がいるそうですからね。

ともかく、ノーベル賞です。それも身近に感じる医学・生理学賞です。日本人の同賞受賞は2016年の大隅良典氏に続く、2年ぶりの快挙です。決定して発表したカロリンスカ研究所は「2人のノーベル賞受賞者の多大な発見は、がんとの闘いにおいて画期的な出来事だ」コメントしています。

ノーベル賞は1日のこの医学・生理学賞を皮切りに、2日に物理学賞、3日に化学賞、5日に平和賞、8日に経済学賞が発表されます。日本で期待され続けていた文学賞は、今年は選考委員に不祥事があった影響で発表はなく、別の賞のようなかたちになるようです。

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