「本庶氏、ノーベル医学・生理学賞」

2018年10月03日

「本庶氏、ノーベル医学・生理学賞」

スウェーデンのカロリンスカ研究所が1日、今年のノーベル医学・生理学賞を免疫システムを用いたがん療法を画期的な手法を開発した本庶佑(ほんじょ・たすく)京都大特別教授(76)に授与すると発表しました。米国テキサス大のジェームズ・アリソン教授との共同受賞です。

時差の関係で日本に一報が飛び込んできたのは同日の夜だったんですが、なんでノーベル賞受賞のニュースというのはこんなにうれしいんですかね。スポーツで、例えばワールドカップで勝ったとかオリンピックで金メダルを獲った時とか、それはそれでうれしいんですけど、ノーベル賞はそれとはまったく違って別格なんですね。何でかって言うと、なぜそれを獲ったかという意味が、はっきり自分たちに分からない(難しすぎて分からない)。それだけになんか凄さを感じてしまうのではないでしょうか。

私も公言しているように糖尿はじめあれこれあるので病気に関するニュースにはかなり気が向いている方です。本庶さんが研究されていたがん細胞が免疫細胞に攻撃されないようにある種のタンパク質を作っているので抗がん剤が効かなくなるとか、それが同氏によって発見、解明がなされて、数年前、日本の製薬会社が米国の製薬会社とタイアップして世界に先駆けて免疫療法の「オプジーボ」という薬ができたというニュースをみて、これはすごいことだと思いました。

最近では日本でDNA、遺伝子のゲノム解析をして個人の合ったワクチンを作って注射するという研究も進んでいるようですが・・・ただ、がんは手ごわいです。オプジーボも今のところ、全てのがん、すべての患者に効くかというと・・・それはないでしょう。今後は分かりませんが・・・がんにはいろんな種類があると言いますし、人にも個体差があって、免疫細胞の多い人、少ない人がいるそうですからね。

ともかく、ノーベル賞です。それも身近に感じる医学・生理学賞です。日本人の同賞受賞は2016年の大隅良典氏に続く、2年ぶりの快挙です。決定して発表したカロリンスカ研究所は「2人のノーベル賞受賞者の多大な発見は、がんとの闘いにおいて画期的な出来事だ」コメントしています。

ノーベル賞は1日のこの医学・生理学賞を皮切りに、2日に物理学賞、3日に化学賞、5日に平和賞、8日に経済学賞が発表されます。日本で期待され続けていた文学賞は、今年は選考委員に不祥事があった影響で発表はなく、別の賞のようなかたちになるようです。

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