「巨泉さん、死す」

2016年07月20日

「巨泉さん、死す」

稀代のマルチタレントで我が師、大橋巨泉(本名=大橋克巳)さんが亡くなりました。享年82歳。「とくダネ!」で報じたのは今日20日ですが、いろいろと事情があって発表までタイムラグが生じ、実際に亡くなられたのは12日でした。ご本人が公表してきたように度重なる癌の手術、治療を続けてきて、最近は病院の集中治療室での闘病生活でした。お見舞いを思っても面会謝絶ということで叶わず、弟さんの哲也さんからご自身も覚悟ができているようだと聞いておりました。
今月の7日には永六輔さんが亡くなっています。それが分かったのは11日でした。永さんには若いころに仕事のことで声をかけていただいたことがあって、それが励みになったんですが、実はその訃報を知った時、なぜか病床の巨泉さんに思いが飛びました。永さんと巨泉さんは非常に仲が良かった、盟友なんです。“永さん、連れていかないでよ”と。慌ててその気持ちを払いのけたんですが・・・
私自身も覚悟はできていたつもりだったんです。でも実際に亡くなったと聞いたときは相当うろたえました。永久の別れがこんなにも早く来るとは。18日に行われたお通夜に出席したら、本当に巨泉さん、細くなっちゃって、かつての面影がないほどでした。最後のお別れでしたので「ありがとうございました」と話しかけてきました。
巨泉さんとの出会いのきっかけはテレビ東京の局アナ時代で、競馬の実況をやっていたころ。40年ぐらい前になりますが、競馬場で声を掛けられたんです。それがきっかけで、のちに事務所に所属させてくれて、そこから「世界まるごとHOWマッチ」に出さしていただいて今の私があるわけです。仕事だけじゃありません。離婚の岐路にあった時、何か自分で事業をやるとき、どんな時にも貴重なアドバイスをいただきました。口は悪いですが、ずしりと響くことがい多かった。
巨泉さんが再婚されたお相手は当時、人気アイドルだった浅野順子さん(本名・寿々子さん)ですが、お二人はいつもご一緒でした。国内、海外問わず、いつも、どこでも一緒なんです。その奥さんが、最後は言葉も話せなくなり、「ありがとう」しか言わなくなった。その「ありがとう」さえも出なくなると、手の指で3と9を作り、「サンキュー」って。そう話す奥さんの悲しみを思うと涙しか出ませんでした。
その奥さんが次のようにコメントしています。
「この度は夫・大橋巨泉の逝去に当たり何かとご配慮をいただき、誠にありがとうございました。本来は、私がインタビューをお受けするべきかとは存じますが、結婚以来47年、どこに行くのも、何をするのも一緒でという生活を重ねてきたのでいまだに心落ち着かず、皆様から優しい言葉をかけられるとすぐに涙で声が詰まりお話しできなくなります。そこで失礼なことは重々承知しているのですが、このコメントをインタビューに代えさせていただきたくお願いいたします。」という前文のあと、表題が――
「どうぞ大橋巨泉の闘病生活に“アッパレ!”をあげてください」と。
本文の闘病生活の詳細は各メディアで取り上げられると思いますのでご参照ください。合掌

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