「感動スポーツ2題」

2014年11月11日

「感動スポーツ2題」

週末から今日(10日)の朝にかけて、感動的なスポーツの場面に出会いました。一つは男子フィギュアスケートの羽生結弦選手(19)です。シーズントップの大きな大会、グランプリシリーズ(GP)の第3戦「中国杯」(上海)に出場したソチ五輪の金メダリストは前半のショートプログラムで2位だったんですが、8日、逆転を期してフリーに臨んでいました。ところが、ご存じの方多いと思いますが演技前の6分間練習で中国の選手と激突。欠場かと思われた両選手はそのあと出場を強行したのですが、倒れ込んでしばらく動けなかった羽生選手は頭部、顎などに流血を伴う重傷を負って脳震盪もあったようで、中継画面を通してもとても出場は無理と思われました。
それでも鬼気迫る表情で氷上に向かった羽生選手、痛々しい演技でしたが最後まで滑り終えました。冒頭のジャンプから着地で転倒、次も・・・合計8回のジャンプで転倒が5回。彼としてはありえないような演技でしたが、フラフラになってコーチに抱きかかえられながら得点発表を待つ席についた羽生選手。見ていて心が熱くなって得点なんかどうでもいいという感じでしたが、彼に与えられた得点は“ウソ!”と思うほど高かった。魂の演技だったからでしょうか?あと一人、フリーでトップのマキシム・コフトゥン(ロシア)=優勝=を残して総合トップでした。 得点板にフリーの154・60点、合計237・55点が表示されると、両手で顔を覆い、羽生選手は上半身を折り曲げて号泣しましたよね。優勝はコフトゥン選手でしたが、どんな気持ちだったのでしょうか。
羽生選書は9日、成田着の便で帰国しましたが車椅子でマスクを付けた姿。精密検査のため都内の病院へ直行しました。その後の日本スケート連盟の発表によると、頭部と下顎の挫創などで全治2~3週間と診断され、腹部と左太ももの挫傷、右足関節捻挫も判明したそうです。強行出場は本人の強い意思でしょう。外野席からとやかく言うつもりはありません。ただ、次に予定しているGPシリーズ第6戦の日本大会(NHK杯、11月28~30日)の出場、欠場などは体調の回復を見極めて慎重に決断してほしいと思います。日本の宝と言ってよい選手ですからね。

そして、もう一つはプロテニスの錦織圭選手(24)選手です。全米オープンで4大大会シングルスでは男女通じて日本人初、男子ではアジア出身選手で初の決勝進出を果たしました。決勝はマリン・チリッチに敗れて優勝は逃したものの自身が5月に記録したアジア出身選手の世界ランク最高位記録9位を超え8位以上となることが確定。その後、マレーシア・オープン・クアラルンプールでは第1シードで出場して今季3勝目、ツアー通算6勝目を達して自己最高位を更新する7位に浮上。そして、初の2週連続優勝がかかった楽天ジャパン・オープン、私も有明コロシアムで応援していましたが、すばらしいプレーを見せてもらいました。第3シードのミロシュ・ラオニッチとの対戦となった決勝で2-1で勝って2年ぶり2度目の優勝を果たしました。
過密スケジュールもあったのでしょう、10月の上海マスターズの怪我、連日の過密スケジュールもあってかバレンシア・オープンを欠場しましたが、BNPパリバ・マスターズ準々決勝では第4シードのダビド・フェレールと対戦して勝ち、年間成績上位8人によるATPワールドツアー・ファイナルに出場権を獲得していました。
その錦織選手が9日、ロンドンで開幕した夢の舞台で、更なる快挙を果たしました。1次リーグB組の初戦で地元のアンディ・マリー選手(27、ランキング6位)と対戦。第1セット6-4、第2セットも勝負どころで相手のサービスゲームをブレークして6-4。ストレート勝ちしました。マリー選手はロンドン五輪の金メダリストですが、全米オープン、ウィンブルドンの優勝などの実績がある世界のトッププレーヤーです。これまで錦織選手は3度対戦して一度も勝っていません。たしか1セットも取ったことがなかったと思います。この勝利は英国はもちろん、世界のメディアも大々的に報じているようです。すごいことになってなってきました。次の対戦相手は世界ランク2位の、あのフェデラー。でも、今の勢いなら勝つチャンスは十分あると思います。錦織選手、すごいです。

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