「消費税、5%→8%」

2013年10月02日

「消費税、5%→8%」

昨日、安倍晋三首相が消費税を来年4月から8%に引き上げることを表明しました。17年ぶりの消費税増税です。

「本日、私は、消費税率を法律で定められたとおり、現行の5%から8%に、3%引き上げる決断を致しました。最後の最後まで、考え抜きました」。続けて「経済の再生と、財政健全化。この二つを同時に達成するほかに、私たちには道はありません」。安倍首相はこう、言い切りました。その決意を故郷の山口県、かつての長州藩の250年ほど前の財政立て直しと、その増収を「未来への投資」に充てた事例を挙げて説明しました。

消費税に引き上げによって家計への負担は年6兆円程度とされていますが、企業向け減税や補正予算などで5兆円規模の経済対策をすると言っています。「社会保証の充実や安定などのために、お願いする負担を緩和しながら、同時に将来にわたって投資を促進し、賃金を上昇させ、雇用を拡大する。まさに、未来への投資です」。そして個々の内訳にも触れました。

なかなか立派な説明に聞こえました。ただ、ようやく日本の経済に光明が射してきたところ。しかも債権とか資産のある方たちは実感できているかもしれませんが、我々一般庶民の感覚では給料が上がったり、職の無かった人に職が見つかって良かったというようなところまでは行っていないと思います。消費税が8%になって賃上げが無かったら…苦しくなるのは当然です。そんな不安が景気の上昇にも影を落とすのは避けられないような気がします。

3党合意で消費税アップが決まって、それが国会でも通過して法律になったわけですけど、当初は税と社会保障の一体改革ということでした。ところが、社会保証の改革に関してはとんと様子が見えないという中で消費税だけが上がった、という思いは皆さん、強くお持ちじゃないでしょうか。安倍首相は社会保障に使いますとはおっしゃっていますが…。

消費税を3%アップすると6兆円と言われていますが、最終的には8兆円ぐらい増えると言われていて、初年度は5兆円ぐらいしか増えないと言われています。時差がありますから。ただ、8兆円増えるとしても、経済対策に5兆円使って、減税に復興法人税前倒しなども含まれると2兆円使われる。1兆円しか増えないんじゃない?社会保障費に8兆円増えればいいかもしれないけど…財布の中身からいったらほとんど増えない?

それと、消費税は14年4月から8%、15年10月から10%ということになっていますが、「から」というのは「以降」続くということです。5%になるとか当初の3%に戻るなんてことはほとんど考えられません。反面、経済対策とか減税とか言われているのはその年度限りかもしれない。これがトリックでないことを証明するには、首相が言う「未来への投資」をどう、国民が納得できるような形で実現するかにかかるでしょう。

参考資料:毎日新聞:消費税8% 「好循環」生まれるか 賃上げ保証なし

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