「潜水艦、潜ったまま航行」

2013年05月21日

「潜水艦、潜ったまま航行」

最近、日本の近海を潜行する他国の潜水艦があるというニュース、気になります。日曜日(19日)の早朝から夕方にかけて、潜ったままの潜水艦が南大東島(沖縄県)の沖合、ここは接続水域なんですけど、そこを航行したと。それに関して小野寺防衛大臣が昨日、記者にこんなことを話しました。

「具体的な国は挙げられませんが、私どもとして情報を収集しており、私どもはちゃんと知っているぞと相手に自制をうながすということだと思っています」。小野寺防衛大臣は、どこの潜水艦であるということは言明しませんでしたけど、政府筋の話では中国の海軍の船(潜水艦)だろうということなんですね。

ただ、防衛大臣が潜水艦情報を公にするというのは異例のことです。何故かと言うと、(他国の)潜水艦を追尾するのは相手に気付かれないように追尾して行って探知するわけですね。その探知した情報というのは本当に極秘情報ですから、それを発表するということは軍事機密としては考えられないんですけど、敢えて発表したのにはおそらく、日本はあなたたちの行動が分かっているんだよというような意思の表れだと思うんですね。

で、これまでに最近3回ほど潜水艦が日本の接続水域を航行しているそうです。鹿児島の奄美大島付近、これが2日のことでした。さらに沖縄の久米島の付近、これは12日から13日にかけて。そして日曜日、沖縄・南大東島の付近。いずれも潜行したまま、もぐったまま航行しています。ここは接続水域で公海になりますから国際法上、航行するのは問題ないんですが、アメリカの海軍にとっても中国にとっても非常に重要な海域です。

中国がなんでここを敢えて潜行しているのかということを専門家の方たちにうかがうんですが、こんなふうに言っております。中国は尖閣問題では手詰まり感があるので、別の形で日本へ脅威を示そうとしている。これは小原凡司さんの言です。こういうことを日本も考えていて、日本は君たちの行動は把握しているよということを小野寺防衛大臣は伝えたかったんだろうと思います。

ただ、これが深く潜ったまま潜水艦が日本の領海に入ってきた場合(国際法上、認められていない)は、海上警備行動を発令して厳しく対処すると、防衛大臣はこのようにも発言しています。

参考資料:読売新聞:「中国艦」潜航を警戒…海自、あえて音波当てる

朝日新聞:潜航潜水艦、また接続水域に

産経新聞〔主張〕:潜水艦侵入 中国は軍事威嚇をやめよ

 

 

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