「アルゼンチン共和国杯&みやこS」

2014年11月08日

「アルゼンチン共和国杯&みやこS」

今週はGⅠレースはありません。来週からエリザベス女王杯、マイルチャンピオンシップ、ジャパンカップといよいよ佳境になりますが・・・9日の日曜日は東京競馬場でアルゼンチン共和国杯(GⅡ、芝2500m)、京都競馬場ではダートの重賞、みやこステークス(GⅢ、1800m)が行われます。GⅠ戦線の狭間のレースという感があるのは否めませんが、重賞レースにはそれぞれに楽しみ方があります。
例えば東京のアルゼンチン共和国杯。GⅡ重賞には珍しいハンデ戦で、ここからGIへ向かう馬、ここをチャンスとみて照準を定めて調整されてきた馬が混在しています。実績だけでなくで仕上がりに注意したいレース。これまで重賞に手が届かなかった上がり馬が台頭する可能性もあります。予想ですが・・・
中心はホッコーブレーヴにしました。この馬がブレーク?したのは6歳になった今年の前半です。2~3歳時は目立たず、初勝利を挙げるまでに7戦を要して500万下、1000万下クラスを勝ち上がるのにも時間がかかりました。オープン入りしたのは5歳の昨年秋です。ところが今春は3月中山のGⅡ重賞「日経賞」でウインバリアシオンの2着(10番人気)。そしてさらに驚かせたのは春の天皇賞です。フェノーメノが勝って2着がウインバリアシオンでしたが、直線で一気に2頭に迫ったのがこの馬。3着でしたがクビ、ハナ差の“あわや”のレースでした。12番人気での好走です。遅咲きと言うか、馬自体が以前とは違う状態になったと思われます。こんな馬がたまにいるんです。菊花賞を勝ったトーホウジャッカルは最たるケースでしょう。ここは休み明けで少し重めかと思われましたが、最終追い切りの動きをみると思った以上の仕上がりで臨めそうです。後方からの追い込みなので安定感はないもののハンデが馬齢重量と同じ57キロですから今回の相手なら重賞勝ちのチャンスです。
クリールカイザーの上昇ぶりにもちょっと驚かされます。これは5歳で3歳時に2勝(未勝利、500万下)して重賞へも挑戦していますが、上位争いはなく3勝目を挙げたのは4歳になってから。それでもじりじり本格化。今年4月に準オープンを勝ち上がると8月の札幌日経オープン(OP特別、2600m)でバンデの4着、そして新潟のオールカマー(GⅡ、2200m)でマイネルラクリマ、ラキシスに1/2馬身、アタマの3着まで追い上げました。12番人気での好走です。仕上がりに不安がなくさらに上昇の可能性があるので2番手に抜擢。
単穴はデスペラード。58キロのトップハンデが示すように実績では上位で、GⅡのステイヤーズS(中山3200m)、京都記念(2200m)を勝っています。ただ、難しい馬で大敗するときは後方。春の天皇賞は休み明けだったにしても17着の大敗で、秋初戦の前走の京都大賞典も8着に終わっています。馬体が減っている時が危ないサイン?ただし、今回は休み明けを一度叩いたので一変するかもしれません。追い切りの動きは良いので要警戒です。
伏兵の台頭があっておかしくないので東京コースの中長距離なら後方から追い上げて来るフェイムゲーム、先行グループから抜け出しを図るラブリーデイ、格下でも調子を上げているスーパームーンとマイネルメダリストがを抑え候補です。
【アルゼンチン共和国杯】(9日、東京11R)発走=15時35分
◎15 ホッコーブレーヴ 
○ 9 クリールカイザー
▲ 4 デスペラード
△ 3 フェイムゲーム 
△17 ラブリーデイ 
△11 スーパームーン 
△13 マイネルメダリスト 
馬連 15→9、4、3、17、11、13

京都のみやこSは久しぶりという感じのダートの重賞。中央場所のダート重賞の秋初戦「シリウスS」はクリノスターオーが勝って2着がナムラビクターでした。今回はこれに昨年の最優秀ダート馬ニホンピロアワーズ以下、GⅠのチャンピオンカップ(旧ジャパンCダート)へ向かう面々が参戦してります。前哨戦としても見逃せないレースでしょう。
インカンテーションを狙ってみました。4歳馬で近況が良いです。8~9月の新潟でオープン特別のBSN杯、ラジ日本賞を連勝。好位から抜け出す安定したレース内容でした。3歳時に新潟でレパードS(3歳GⅢ、1800m)を勝ち、秋には古馬との混合戦のこのレースでブライトラインにハナ差の2着。ローマンレジェンドなどを抑えています。仕上がりに不安がないし、自在性も備えている。今回のメンバーは癖のあるタイプが多くて◎にするには引きますが、この馬の場合はその心配がありません。今の充実ぶりから好勝負が期待できます。
怖いのはやはりニホンピロアワーズ。中央、地方との交流重賞を含めてGⅠだけでも7勝を挙げている実力馬です。4月阪神のアンタレスS(GⅢ1800m)でナムラビクターの3着でしたが横一線のレースで斤量差もありました。6月の大井の帝王賞(交流GⅠ、2000m)でワンダーアキュートの4着に終わったのが気りますが、不良馬場かダートの質の違いが影響したのでしょう。7歳の秋になりましたがまだ軽視はできません。 
単穴はクリノスターオー。昨秋、500万下から3連勝してオープン入り。本格化の兆しはあったものの、そのあと2段ロケットのように加速している。重賞挑戦3戦目の平安S(5月阪神、1900m)を勝ち、エルムS(7月札幌、1700m)でローマンレジェンドと叩き合ってアタマ差の2着。そして前走のシリウスS(阪神2000m)では馬群に沈むかというシーンがありながら巻き返してナムラビクター以下を抑えました。4歳馬でまだ良くなる可能性を感じなす。気性的な癖を出さなければ勝機があるはずです。
ナムラビクターも能力は十分ですが、案外に終わることがあるので信頼感は今ひとつ。それと休み明けの前走、馬体減があったので少し割り引きましたが心配ないかもしれません。あと、これも気性難がありますが追い切りの動きが良いサトノプリンシパル、大敗後でもまともなら通用するスピードがあるブライトライン、54キロの3歳馬ランウェイワルツに要注意としました。
【みやこS】(9日、京都11R)発走=15時45分
◎14 インカンテーション  
○ 7 ニホンピロアワーズ 
▲ 5 クリノスターオー  
△10 ナムラビクター
△11 サトノプリンシパル 
△ 1 ブライトライン
△ 4 ランウェイワルツ
馬連 14→7、5、10、11、1、4

榎本正男プロフィール

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