「エプソムC&マーメイドS」

2017年06月10日

「エプソムC&マーメイドS」

オークス、ダービー、そして安田記念とGIが終わって祭りのあとという虚脱感がしないわけでもありませんが、11日の日曜日、東西でGⅢの重賞が行われます。東京のメーン、エプソムカップは1800mの別定重量戦で、ここは基礎負担に収得賞金によって加増される「別定」。歴戦の年長馬が重くなるのは当然で、7歳のフルーキーとマイネルミラノが2キロ増の58キロ。次いで57キロがトーセンレーヴ(9歳)、ヒストリカル(8歳)。これからの4歳、出世が遅れていた馬がこれらに挑戦する図です。

紅一点、デンコウアンジュを狙ってみます。この馬のインパクトは強烈で、脳裏にしみついています。一昨年の2歳時のこと。新馬戦で癖があって能力を発揮できずに5着に終わった後、2走目で勝ち上がっていました(いずれも1800m戦)。そして東京へ遠征してきた3走目のアルテミスS(GⅢ,1600m)。後方の位置から直線外に回すと一気に伸び、勝利目前だった断然人気のメジャーエンブレムを差し切ってしまったのです。メジャーエンブレムはそのあと2歳女王になり、翌年は桜花賞で4着だったもののGI・NHKマイルカップに向かって牡馬相手に勝った馬。ちなみにこの3つの重賞の予想、かなり自信を持って本欄でメジャーエンブレムを◎に推していました。そのトラウマでオークスでも▲にしていたぐらいです。人気薄(⑪番人気)だった前走のヴィクトリアマイル(牝馬GI,1600m)でアドマイヤリードの2着。1年半ぶりに爆発した感じです。追い切りの映像を見ると心配される遠征続きも大丈夫そう。同じ54キロで脚質の合う東京コースで連続噴火?

4歳のアストラエンブレムがかなり良くなってきたようです。母ブラックエンブレム(秋華賞馬)がお気に入りだったので産駒に注目していますが、兄ブライトエンブレムに比べるとレース運びに融通性があります。今年に入って京都金杯(GⅢ.1600m)でエアスピネルの4着、続いてオープン特別の大阪城S(1800m)を勝ち、前走のメイS(OP、東京1800m)もクビ差の2着。追い切りの動きからさらに上積みがありそうです。

単穴には5歳になったダッシングブレイズを抜擢。3歳秋季に1000万下、1600万下、オープン特別と3連勝して昨年の2月、東京新聞杯(GⅢ、1600m)へ東上。関西所属なのに東京で新馬勝ちした馬で、その時と同様イン突きのケイバをしていたのですが・・・エンジンが掛かったところでコースが狭まり(2着馬に閉められた?)内ラチに激突。浜中騎手が大ケガを負いました。この印象も強烈です。そのあと不振でしたが今季初戦のオープン特別を勝ちました。そのあと8着、7着ですが、この2戦はGⅡの重賞。ちょっと掛かるタイプなので距離が心配ですが追い切りの動きの良さは目を引きます。

伏兵の多いレース。中から△に前走のメイSで人気のアストラエンブレムの急追をこらえたタイセイサミット、58キロでも先行力誇る歴戦の古馬マイネルミラノ、1年近く休んでいたもののみっちり乗り込まれている潜在能力高いレッドレイヴン、気ムラなのが逆に怖い?ベルーフをピックアップしました。

【エプソムC】(11日、東京11R)発走=15時45分

◎ 6 デンコウアンジュ

○10 アストラエンブレム

▲12 ダッシングブレイズ

△14 タイセイサミット

△ 1 マイネルミラノ

△17 レッドレイヴン

△11 ベルーフ

馬連 6→10、12、14、1、17、11

 

京都のマーメイドステークスは3歳以上牝馬の2000mのGⅢ。負担重量はハンデで、2走前にGⅢ・重賞を勝ったトーセンビクトリーが56キロ。馬齢(55キロ)よりたかが1キロと思うかもしれませんが、これが意外にこたえる馬がいます。人気の過信は禁物。

4歳ビッシュの走りごろとみました。今季初戦の前走、中山牝馬S(GⅢ,1800m)では前記したトーセンビクトリーの10着に終わっています。昨秋、トライアルの紫苑S(GⅢ,中山2000m)でヴィブロス以下に楽勝して1番人気なった秋華賞(GI,京都2000m)でヴィブロスの10着。強行出走した?ジャパンCは16着の大敗。印象は良くないですが、追い切りの動きは◎です。410キロそこそこの小柄な馬体ですが、非凡な能力を発揮して新馬→500万下を連勝。トライアルのフローラS(GⅡ,東京2000m)は5着でしたが本番のオークスは直線で勝ち負けのパフォーマンスを見せてシンハライト、チェッキーノにクビ、1/2馬身差の3着。輸送さえ無事にクリアすれば勝負になるはずです。

強敵はハンデ頭の5歳馬トーセンビクトリー。母がトゥザヴィクトリー(エリザベス女王杯)、兄にトィザワールド(皐月賞2着)という血統でデビュー当時から期待が高かった馬です。ところが初白星が2歳最終戦の3走目、500万下を勝ち上がったのが3歳の7月、オープン入りしたのが4歳の昨年4月。ただ、昨年10月に準オープン特別を勝ち直して再オープン入りし、今年初戦の中山牝馬Sで待望の重賞勝ちを収めました。前走の阪神牝馬S(GⅡ、1600m)=6着=は距離が短かったようです。今回は中山牝馬Sを勝った時の53キロから3キロ増の56キロ。ハンデがどうか?でしょう。

単穴はクインズミラーグロ。今季すでに3戦(いずれも重賞)していますが、1月中京の愛知杯はマキシマムドパリの3着、3月の中山牝馬Sはトーセンビクトリー、マジックタイムにクビ、3/4差の3着、そして前走の福島牝馬Sは思わぬ後方からのケイバになりながらウキヨノカゼ、フロンテアクイーンにクビ、クビの3着まで追い上げました。ハンデは54キロ。重賞勝ちに手が届くところにいます。

【マーメイドS】(11日、京都11R)発走=15時35分

◎11 ビッシュ

○ 5 トーセンビクトリー

▲ 4 クインズミラーグロ

△10 マキシマムドパリ

△ 1 アースライズ

△ 3 プリメラアスール

△ 6 キンショーユキヒメ

馬連 11→5、4、10、1、3、6

榎本正男プロフィール

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