「エプソムC&マーメイドS」

2018年06月09日

「エプソムC&マーメイドS」

今年のJRAの春季開催も終わりに近づいてきました。来週からホッカイドウシリーズの函館開催が始まります。10日の東京競馬の重賞は3歳以上、1800mのGⅢ、エプソムカップ。収得賞金による別定重量戦ですが、フルゲート16頭のうち増量対象はマイネルミラノ(58キロ)だけです。3歳馬と牝馬の出走はないので、あと15頭は56キロ。斤量差に気を遣う手間はいりません。メンバー的に注意したいのは故障で長休して復帰したスマートオーディン、グリュイエールをどう評価するかでしょう。

主力にはダイワキャグニー。4歳馬で、ここまで10戦して5勝。その全てを東京コースで挙げています。東京で8戦していますが負けたのはダービー(14着、1着レイデオロ)と、3歳で挑戦した毎日王冠(GⅡ、東京1800m)の4着、前々走の東京新聞杯(GⅢ、東京1600m)の3着だけ。毎日王冠は1着リアルスティール、2着サトノアラジンとういう古馬一線級が相手で、3着のグレーターロンドンとはハナ差という健闘でした。先行力があって、競り合いを避けて好位に控えるレースもしていましたが、東京新聞杯のあと一息入れてた出走した前走のメイS(OP特別、東京1800m)では中団の後ろからの競馬。それでも長く脚を使って差し切りました。結構追わせるタイプで、まだ伸び白があります。

グリュイエールは前走(府中S、1600万下、東京2000m)が2年1カ月ぶりのレースでした。病名は競走馬にとってやっかいな屈腱炎。それでも好位2,3番手から直線良く伸びて勝ちました。折れ合いに難があって出世が遅れた馬ですが、上がりだけのケイバになった新馬戦(京都2000m)でクビ差負けしたあと2走目の未勝利戦(同2000m)を2分00秒3の2歳レコードタイム勝ち。長休前の名古屋城S(1600万下、中京2200m)ではなんと2分09秒9の日本レコードをマーク。今も更新されていません。追い切りの動きを見るかぎり前走の反動はなさそうなので怖いです。

単穴にはスマートオーディンを抜擢。マカヒキが勝った一昨年のダービーで6着して以来の出走ですから、これも長い療養でした。普通なら初戦は様子見するところですが、追い切りの映像をみたら怖くなりました。4月から調教タイムが出ていて、直前は長期ブランクを感じさせない伸び脚。2歳時に東スポ杯2歳Sを勝ち、3歳初戦の共同通信杯は6着でしたが毎日杯(GⅢ、阪神1800m)、そして京都新聞杯(GⅡ、2200m)を連勝してダービーへ東上してきた馬です。能力を高く評価していたので復帰祝いに1票。

順調なサトノアーサーも見逃せません。後方からのケイバで差し届かないきらいがあるうえ、ここは1800m戦。ただ、東京コースなので末脚が伸びるかもしれません。あと。ここにきて急成長しているエアアンセム、サーブルオールと、長休明けを2度叩かれたアデイインザライフ。これはかつて素質に惚れ込んでいた1頭です。

【エプソムC】(6月10日、東京11R)発走=15時45分

◎10 ダイワキャグニー

〇 5 グリュイエール

▲ 9 スマートオーディン

△16 サトノアーサー

△ 3 エアアンセム

△ 8 サーブルオール

△13 アデイインザライフ

連複 10→5、9、16、3、8、13

 

阪神は3歳以上の牝馬のマーメイドステークス(GⅢ、2000m)。負担重量はハンデで、背負い頭トーセンビクトリー(56キロ)から48キロの最軽量(2頭)までかなり差が開いています。そして天気。梅雨前線に台風5号が接近して不安定で、今のところ「弱雨」の予報ですが思った以上の雨量になるかもしれません。波乱の要素です。

ミリッサを狙いました。2戦1勝で出走した昨年の桜花賞トライアル、チューリップ賞でGⅢ、阪神1600m)でソウルスターリング、ミスパンテール、リスグラシューに次ぐ4着に追い上げた印象はかなり強かったです。そのあと2勝を上積みして臨んだ秋口のローズS(GⅡ、1800m)=秋華賞トライアル=もラビットランの4着。3着だったリスグラシューとはハナ差でした。今季3戦。④①で1600万下を勝ち上がったあと前走の阪神牝馬S(GⅡ、1600m)は7着でしたが、上がり3ハロン33秒7で勝ち馬ミスパンテールからのタイム差は0秒4。着順から受けるイメージほど負けていません。420キロ前後の馬体ですから53キロのハンデは魅力で、追い切りの動きも鋭さを感じます。

トーセンビクトリーは重賞の勝ち馬でトップハンデは仕方がありませんが、ただ1頭、馬齢重量より重い斤量なのと決め手が甘いのが気がかり。福島牝馬Sはそんな感じのレースで2番人気で4着でした。ただ、今回の追い切りの動きが良い感じなのと好位につけてレースを運べるのが長所。阪神のこの距離は第2カーブが内回りで直線が短いです。決め手の甘さがカバーできるかもしれません。

単穴はキンショーユキヒメ。前走の福島牝馬S(GⅢ、1800m)で後方から追い上げてゴール前、粘るカワキタエンカを差し切りました(クビ差)。ハンデは55キロで止まっています。2000mは適距離なので、このレースを狙って中間みっちり追われていて動きは前走以上。ちなみに福島牝馬Sでは思った以上に人気薄で、小欄△◎で馬連、枠連ともに3000円の好配当でした。気ムラなタイプに見えますが今回は2番がある?

伏兵ではこのところ出遅れていますが4走前には5番手から追い上げて愛知杯(GⅢ、中京2000m)を勝っているエテルナミノル。ゲートさえまともに出れば首位争いもあります。あと自在性あるミエノサクシード、折れ合いが付けば速い脚が活きるワンブレスアウェイ、ハンデ戦に戻って52キロになったレイホーロマンスに注意。

【マーメイドS】(10日、阪神11R)発走=15時35分

◎ 4 ミリッサ

〇14 トーセンビクトリー

▲ 6 キンショーユキヒメ

△ 7 エテルナミノル

△12 ミエノサクシード

△ 1 ワンブレスアウェイ

△ 5 レイホーロマンス

連複 4→14、6、7、12、1、5

榎本正男プロフィール

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