「エリザベス女王杯」

2013年11月09日

「エリザベス女王杯」

10日の日曜日、京都競馬場でエリザベス女王杯が行われます。いろいろ変遷があったレースですが、牝馬のナンバーワン決定戦として定着。京都の外コース、芝2200mで争われます。近年は3歳馬の活躍が目に付き、今年も4歳以上の“古馬”と牝馬3冠目の秋華賞に出走した3歳勢の対決という図式です。

このレースでの3歳馬の活躍は個人的にですが、負担重量の「定量」がかなり影響していると思います。3歳が54キロ、4歳以上は56キロ。それほど差があるように見えませんが、牝馬の56キロは牡馬の58キロに匹敵します。天皇賞と同じ斤量なのです。55キロから上になると、たかが1キロではなくかなり堪えるようです。それで3歳勢にも十分チャンスがあるということになるのですが、ただし、3歳牝馬は目標にした秋華賞の後なので調子がどうか?がカギになります。今年は比較が微妙で、かなり迷わせられます。

中心はヴィルシーナにしました。前走の京都大賞典(GII、2400m)で先行して8着に終わったのですが、一応、タイム的には2分23秒5で走っています。レース展開もゴールドシップが“びっくり”先行で5着に終わったように、長い距離のレースにしては乱ペースでした。当時、休み明けで馬体重も増えての出走だったのでダメージは少ないとみました。56キロが問題ですが、一叩きしてエ女王杯は青写真通りなので巻き返せると判断しました。

3歳のメイショウマンボはオークスに続いて秋華賞も制覇。デビュー当時から“まともに走れば…”と潜在能力に注目していましたが、これで能力が実証されました。トライアルのローズS(4着)を叩いて本番で実を結ばせたあとだけにダメージが気になりますが、追い切りの動きは2週続けて悪く見えなません。古馬より2キロ軽い54キロで距離の不安もないので逆転も十分でしょう。

秋華賞で1番人気で4着に終わったデニムアンドルビーは、不向きな内回りコースを考えて早めに追い上げるレースでした。勝てませんでしたが能力は高く評価します。ただ、道悪だったトライアルのローズSを勝って、さらに力尽きるレースだった本番…。ダメージが心配されます。

それで単穴にはアロマティコを抜擢しました。デビュー当時は好位で先行していたのですが、思ったほどの結果が出なかったせいか差し脚勝負のレースに徹するようになった馬です。鋭い追い込みを見せる反面、展開に左右されることになります。前走の府中牝馬S(GII、東京1800m)は3ハロンを32秒4で上がりながら届かず7着でした(マルセリーナと同着)。先行勢の1、2着だったので仕方がないです。ここは前走のようなレースにならないと思います。あと、△にも注意してください。

東京のメーンはダート1600mの武蔵野ステークス。別定重量戦ですが出走16頭が57キロか56キロなので斤量に気を遣うことはないでしょう。ただ、注意したいのはここを叩いてジャパンカップへ―という休み明けの有力馬の評価。重賞勝ちが無くても使われながら調子を上げてきた「56キロ」組にもチャンスがあると思います。

それで上がり馬のベルシャザールを狙いました。4走前からダートに転向した馬で、初戦(1600万下)3着のあと勝ち上がり、オープンでもラジオ日本賞(中山1800m)2着、そして前走のブラジルC(東京2100m)を快勝しました。重賞勝ちはまだ無いですが、芝で走っていた3歳時は三冠レースにすべて出走。皐月賞トライアルのスプリングS(GⅡ、阪神1800m)ではオルフェーヴルに3/4馬身差の2着でしたし、ダービー(1着オルフェーヴル、2着ウインバリアシオン)も大きく置かれたとはいえ3着に入線しています。昨春のダービー卿CTで故障して1年余り戦列を離れ、カムバックしてダートで4戦したのが前記した成績です。もう不安は去ったとみてよく、これからの巻き返しが期待できます。

【エリザベス女王杯】(10日、京都11R)発走=15時40分

◎ 9 ヴィルシーナ

〇 3 メイショウマンボ

▲ 7 アロマティコ

△14 デニムアンドルビー

△ 5 ホエールキャプチャ

△ 8 マルセリーナ

△ 1 オールザットジャズ

馬連 9から3、7、14、5、8、1

【武蔵野S】(10日、東京11R)発走=15時30分

◎ 6 ベルシャザール

〇16 ゴールスキー

▲ 3 アドマイヤロイヤル

△ 2 イジゲン

△ 1 ナムラタイタン

△10 アドマイヤサガス

△13 ベストウォーリア

馬連 6から16、3、2、1、10、13へ

榎本正男プロフィール

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