「エルムS&中京記念」

2014年07月26日

「エルムS&中京記念」

函館が足早に終わって北海道シリーズは今週から札幌に舞台が移ります。競馬場の改修が終わって2年ぶり札幌開催です。開幕週の重賞はダート(1700m)のGⅢ、エルムステークス。別定重量で軽くなる3歳馬は出走していません。58キロの3頭、アスカクリチャン、グレープブランデー、ローマンレジェンドがいますが、斤量は1キロか2キロの差ですからそれほど気にすることはないでしょう。ただしメンバーが問題で、不振が続いて再調整されてきている実績上位の馬の評価がカギになります。
ジェベルムーサに期待しました。2歳秋のデビュー戦(1着)から一貫してダート路線を歩み、3歳後半の昨年は古馬を相手に準オープン、オープン特別を連勝。重賞実績は夏の新潟のレパードS(GⅢ、1800m)の4着だけでしたが、強烈な捲くり脚に注目しました。今年の前半、3月中山のマーチS(GⅢ、1800m)でソロルに1/2馬身差2着、5月に京都へ遠征した平安S(GⅢ、1900m)はクリノスターオーの4着に終わっています。ただ、本当に良くなるのはこれからでしょう。スタートで中団か後方になるレースが多いのでコースが心配されますが、意外に小回りコースは捲くり追い込みが通用します。

6歳のローマンレジェンドに復調気配が感じられます。3歳の12月、1000万下特別を勝ったのをきっかけに快進撃。4歳時の一昨年はこのエルムS、11月京都のみやこS(GⅢ、1800m)まで6連勝しました。GⅠのジャパンカップダートはニホンピロアワーズの4着でしたが、すぐ次走の東京大賞典(交流GⅠ、太井、2000m)で巻き返しました。ただ、昨年は5戦して3着2回。とくに12月の2戦、ジャパンカップダートは13着、東京大賞典は大差後れの6着と不振でした。復活を期してここに向けて調教を積んでいます。立ち直ったかと思われる動きなので買うなら初戦からでしょう。
穴にはインカンテーションを狙いました。ジュベルムーサと同じ4歳馬で、昨年8月のレパードSでは同馬を抑えて勝った馬です(2着サトノプリンシパル)。11月のみやこSでもブライトラインと写真判定の勝負(ハナ差2着)をしています。ジャパンCダート(14着)以来の出走ですが中間のタイム、直前の追い切りの動きから仕上がりが上々と思われます。

あと、気になるのはグレープブランデーです。一昨年のフェブラリーS(GⅠ、東京1600m)の覇者ですが、秋シーズンはまったく不振。10月の南部杯(交流GⅠ、盛岡1600m)は4着だったものの、みやこSで10着、ジャパンCダートは11着、今年1月の東海S(GⅡ、中京1800m)も8着に終わっています。ただ、これも立て直しに入っていて、本場場あ(芝)で追われた最終追い切りの動きは悪く見えません。ブライトラインはどうも良く見えないので評価を下げました。あと函館で休み明けを一度使われたエーシンモアオバー、函館記念からの連闘で初ダートという記憶にないような出走になったアンコイルドがどうでしょう。意外にダートが良かったりして・・・。
【エルムS】(27日、札幌11R)発走=15時25分
◎13 ジェベルムーサ
○ 8 ローマンレジェンド
▲12 インカンテーション
△ 5 グレープブランデー
△ 2 ブライトライン
△ 7 エーシンモアオバー
△ 4 アンコイルド
馬連 13から8、12、5、2、7、4

夏の中京は最終日を迎えました。メーンはサマーマイルシリーズの第1戦を兼ねる中京記念(GⅢ、3歳以上オープン、芝1600m)。GⅢのハンデキャップ重賞で荒れるレースということでも知られています。2年前から距離がそれまでの2000mから1600mに変更になったのですが、一昨年も昨年も大波乱でした。勝ったのはいずれも伏兵フラガラッハで、3連覇?でも、それでは今年は“波乱”とは言えないのですが・・・
サダムパテックを狙ってみます。近況はぱっとしません。一昨年のマイルチャンピオンシップを制したGⅠのタイトルホルダーですが、その暮れに香港遠征(GⅠ、香港マイル、6着)したあと昨年からここまで勝ち星がありません。8戦して昨年10月のスワンSでコパノリチャード、ダイワマッジョーレに次いで3着入線したのが唯一の掲示板です。ただ、出走したレースはすべてGⅠかGⅡで、ここは2年半ぶりのGⅢレース。前走の安田記念(GⅠ、東京1600m、1着ジャスタウェイ)は7着でしたが、後方から追い上げていて今週の追い切りの動きも悪くありません。直線の長い左回り、距離も合っているし、対戦メンバーを考えると一発が期待できます。

順当なところから攻めればクラレントです。GⅢ重賞なら東京1600mの富士S、東京新聞杯、エプソムC(1800m)勝っていますし、GⅡを含めても2、3着の好走実績があります。追い切りの動きも良く、マイナス材料が最も少なく感じられます。ゴール前の詰めが少し甘いですが、このメンバーなら勝機があって当然でしょう。。
単穴はマジェスティハーツにしました。3歳の昨年後半に頭角を現して、神戸新聞杯で最後方からエピファネイアの2着に追い上げて注目され、菊花賞では2番人気に支持されました。13着に終わりましたが不良馬場が大きく影響したのは間違いないでしょう。今年前半、オープン特別の大阪-ハンブルクCで2着、次いで新潟大賞典でも2着でしたが2戦ともアタマ、クビ差の接戦でした。前走のエプソムC(GⅢ、東京1800m)の6着は出遅れが敗因。スタートと距離が懸念されますが、切れる脚があるのは魅力です。
【中京記念】(27日、中京11R)発走=15時35分
◎15 サダムパテック
○ 1 クラレント
▲ 8 マジェスティハーツ 
△ 5 フラガラッハ
△16 ダノンヨーヨー
△10 ダイワマッジョーレ 
△13 サトノギャラント 
馬連 15から1、8、5、16、10、13

榎本正男プロフィール

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