「エルムS&関屋記念」

2017年08月12日

「エルムS&関屋記念」

お盆にかこつけて(?)世の中いっせいに夏季休業ですが、馬は関係なく走っております。13日の日曜日、札幌で3歳以上のダートのエルムS(Ⅲ、1700m)、新潟では芝1600mの関屋記念(GⅢ)が行われます。空の便、新幹線も満席で、この時期は遠出を避けてひとり、近場の場外へ・・・これが恒例になっています。

札幌のエルムSですが、今年は軽量になる3歳馬の出走はなく、大半が基礎負担の56キロ(牝馬2キロ減)。勝った重賞の格で加増になる別定重量戦なのですが対象馬は昨年このレースを勝ったリッカルドと、今年2月に地方交流GⅢの佐賀記念を勝ったロンドンタウンだけ(1キロ増)です。ただ、5歳になって突如変わってきた出走馬がいます。テイエムジンソクです。

今年5月、京都で1800mの1600万下を勝ち上がると北海道シリーズへ。函館でオープン特別の大沼S、マリーンS(ともにダ1700m)を連勝しました。その3戦の2着馬との差が4馬身、4馬身、5馬身! 相手が弱いと言えばそれまでですが、好位からの追い上げあり、逃げ切りありのワンサイド勝ち。2月末まで1600下条件で足踏みしていたのが信じられないほどです。コースは替わりますが、前2戦と同じ小回りの1700m戦。あとは相手と展開ですが、このメンバーには対応できるでしょう。

実績からはピオネロが上位。昨年後半、芝からダートに切り替えると1600万下、オープン特別を連勝して適性の高さを実証しました。そのあと勝ち鞍は無いものの、重賞のシリウスS(GⅢ、阪神2000m)でマスクゾロの2着。今年前半もGⅡ・東海Sで6着のあとアルデバランS(OP特別)3着、総武S(同)2着、名古屋大賞典(地方GⅢ)2着、平安S(GⅢ、京都1900m)4着、盛岡のマーキュリーC(地方GⅢ,2000m)2着と上位入線。今回は小回りと距離が課題ですが、展開次第では逆転があるかもしれません。

単穴はモンドクラッセ。逃げ馬タイプで、2走前の総武Sでは58キロを背負ってピオネロ以下を抑えました。先手を取れれば強く、小回りコースも得意。昨年は東海Sで2着。そして北海道シリーズでは大沼Sをレコードタイムで逃げ切り、このエルムSでもリッカルド、クリノスターオーに次ぐ3着に粘っています。休み明けでも侮れません。

伏兵陣では今年にはいって川崎記念(交流GI)で3着、仁川S(OP特別)で2着と好走している4歳のコスモカナディアン、臨戦過程が気になりますがこのコース走る7歳のクリノスターオー、良化続く4歳のロンドンタウン。あと、ホッカイドウ競馬から参戦したオヤコダカが少し気になります。地方とはいえ今年の3戦、いずれもぶっちぎり勝ちです。

【エルムS】(13日、札幌11R)発走=15時25分

◎ 4 テイエムジンソク

○ 9 ピオネロ

▲10 モンドクラッセ

△ 1 コスモカナディアン

△11 クリノスターオー

△ 2 ロンドンタウン

△ 5 オヤコダカ

馬連 4→9、10、1、11、2、5

 

新潟の関屋記念は収得賞金による別定重量戦。中京記念(GⅢ,1600m)を勝ったウインガニオン、福島記念・小倉大賞典を逃げ切ったマルターズアポジー、昨年このレースと富士Sを連勝したヤングマンパワー、3歳時にスプリングS、4歳時に阪神Cを勝ったロサギガンティアが1キロ増の57キロ(ほかにウキヨノカゼが1キロ増の55キロ)です。ただ、それより気になるのは展開で、追い込み勢の浮上ありとみました。

ブラックムーンを狙います。前走の中京記念は2番手から直線先頭に立ったウインガニオンが押し切ったレース。道中、最後方で圏外と思ったのですが・・・気がついたら直線で最内から伸びてきた馬がいて、それがこの馬でした。雨の影響が残っていてインは悪かったはずなんです。その前のオープン特別、米子S(阪神1600m)では後方から大外鋭く追い込んで1分31秒9のレコードタイムをマークしています。追い切りの動きにも迫力を感じますし、良馬場ならもっと切れるでしょう。

ロードクエストも追い込むレースをします。2歳時、東京の1600mで新馬勝ちしたあと、新潟2歳Sでも最後方から一気の追い上げを見せて楽勝。そのインパクトは強烈でした。ただ、行かせると突っ走ってしまう感じで、距離が延びるとレースが難しくなります。クラシック戦線に進みましたが、皐月賞(8着)の後はNHKマイルカップ(GI、東京1600m)へ。メジャーエンブレムに3/4馬身差(2着)まで追い上げたので正解でしょう。中山で京成杯AHを勝っていますが今回はベストのコースで、最近は折れ合いにも進境が感じられます。

単穴にはウキヨノカゼ。鋭い末脚に注目していた1頭で、2走前の福島牝馬Sで◎に狙ったら決めてくれました(1着)。前走のGI、ヴィクトリアマイル(東京1600m)は9着でしたが、他馬と接触する不利もあったようです。追い切りの動きをみると不安は感じられませんし、夏場にも強いです。

他にも能力差が無いと言ってよいほどのメンバー。順調にレースを使えるようになれば一気に上位へ駆け上れるダノンプラチナ、上がり馬メートルダール、中京記念が完勝だったウインガニオンも有望。もう1頭、休み明け3走目のレッドレイヴンを加えました。

【関屋記念】(13日、新潟11R)発走=15時45分

◎12 ブラックムーン

○14 ロードクエスト

▲16 ウキヨノカゼ

△ 1 ダノンプラチナ

△ 6 メートルダール

△15 ウインガニオン

△ 2 レッドレイヴン

馬連 12→14、16、1、6、15、2

榎本正男プロフィール

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