「ステイヤーズS&金鯱賞」

2014年12月05日

「ステイヤーズS&金鯱賞」

今週から開催場所がガラッと替わって、関東は東京から中山、関西は京都から阪神、そしてGIレース(チャンピオンズカップ、旧ジャパンカップダート)が行われることになった中京開催が加わります。中山はスタンドなどの改修があったので4月20日の皐月賞当日以来の開催です。初日の6日の重賞は平地競走最長の3600m(内回り2周)で争われるGⅡの「ステイヤーズステークス」。スタミナが重視されるのは当然ですが、このレースは展開が大きく結果を左右します。道中、ペースダウンがあるので先行グループが展開に恵まれると粘り込みがあります。ただ、それを狙う馬(騎手)が多いと早めにペースが上がって差し馬の勝負。鞍上の駆け引きも見ものです。
ホッコーブレーヴを中心にしました。この3月、中山の日経賞(GⅡ、2500m)でウインバリアシオンの2着に追い上げ、次いで天皇賞・春(GI、京都3200m)で勝ったフェノーメノ、2着のウインバリアシオンにクビ、ハナの3着に追い上げました。ダービー馬キズナが4着で、直線一気の差し脚が光ったレースです。宝塚記念ではゴールドシップの8着だったものの、秋初戦のアルゼンチン共和国杯は一線級が出走していないので1番人気に支持されました。ところが結果は14着・・・。追い込み一手なので安定味に欠けるのは仕方がないとしても全く見せ場が無かったのは解せません。休み明け、外枠、展開などが重なって能力を出せなかったと思われます。追い切りの動きが良いので巻き返しを期待しました。
強敵はデスペラード。これも安定感を欠きますが距離は大丈夫で、この長距離レースで4歳時に3着、5歳の昨年は5、6番手から抜け出して楽勝しました。ほかに昨年、3000mのGⅡ・阪神大賞典でゴールドシップの2着、この春はGⅡの京都記念(2200m)でトーセンラ以下を抑えて勝っています。実績からは最有力候補です。ただ、体調の変動が大きく気性的にも“気分屋”なのでホッコーブレーヴの方を狙いました。
単穴はクリールカイザー。以前から良いところは見せていましたが、5歳の今年に入ってめきめき充実してきました。9月新潟のオールカマー(GⅡ、2200m)でマイネルラクリマ、ラキシスに1/2馬身、アタマ差で続く3着に追い上げ、前走のアルゼンチン共和国杯もフェイムゲームには差されたものの積極的にレースを進めて2着。自在性があるタイプなので侮れません。
伏兵グループでは、まずスカイディグニティ。故障して2年近く戦列を離れていましたが3歳時はセントライト記念でフェノーメノの2着、菊花賞でもゴールドシップの2着に追い上げた馬です。休み明けの前走は12着だったのでもう1回見たいところですが、予想以上に変わってくる可能性があります。あと。好調ぶりが目立つ上がり馬スズカデヴィアス、距離をこなしそうなファタルモガーナ、セイクリッドバレーとしました。
【ステイヤーズS】(6日、中山11R)発走=15時25分
◎13 ホッコーブレーヴ
○ 8 デスペラード
▲ 2 クリールカイザー
△15 スカイディグニティ
△ 5 スズカデヴィアス
△12 ファタルモガーナ
△ 7 セイクリッドバレー
馬連 13→8、2、15、5、12、7

中京では金鯱賞が行われます。2000m、別定重量で争われるGⅡ重賞で、馬場コンデションの良さも好感されたか今年は例年に比べてめったにないぐらいのメンバーになりました。ここから有馬記念?という有力馬もいれば、距離的にここ勝負という馬も多くて取捨に惑わされます。
ここはラストインパクトに期待。3歳のクラシックシーズンは期待されたほど実績を残せませんでした。皐月賞は間に合わず、ダービー出走を目論んだ青葉賞も3着止まり。夏に1000万下を勝ち上がって出走した菊花賞でようやくエピファネイアの4着に入着した馬です。ただ、4歳の今年に入ってじりじり良化を辿っています。2月に準オープンを勝ち上がると小倉大賞典(GⅢ、1800m)で重賞初制覇。3月中山の日経賞でもウインバリアシオン、ホッコーブレーヴに次いで3着するまでになりました。天皇賞・春(9着)は歯が立たず、1番人気の小倉記念(GⅢ、2000m)はサトノノブレスの6着。たぶん、これは稍重と大外枠、休み明けが重なったからでしょう。そのあと新潟記念3着、そして京都大賞典(GⅡ、2400m)を勝ちました。追い切りの動きの良さも目につきます。
もちろん、ウインバリアシオンには実績で1目、2目も置きます。ダービーも菊花賞もオルフェーヴルがいなければ勝っていた?不運の馬。4歳時は天皇賞(春)3着、宝塚記念4着、そして脚部不安で長休み入り・・・1年半ぶりに戦列に復帰して初戦が昨年のこの金鯱賞でした。人気薄(8番人気)で3着に追い上げてきたシーンが目に浮かびます。そして有馬記念(2着)でまたも前に立ちはだかったのがオルフェーヴルでした。今年も日経賞を圧勝して臨んだ天皇賞(春)はフェノーメノにクビ差及ばず2着。ここは勝つかもしれませんが、夢は大きくこの後の有馬記念です。
単穴にはカレンブラックヒルを狙ってみます。3歳時、デビューから4連勝でGI・NHKマイルカップを制し、秋には古馬相手に毎日王冠を勝ちました。2着がジャスタウェイ。天皇賞でもそれほど差がない5着に粘っていました。4歳以降、調子を崩してかつての勢いはありませんが、最近のレース内容と調教の動きをみると着順からイメージされるほど悪くはありません。馬場状態も良さそうなのですんなり先行できれば面白いと思います。
ほかにも魅力のある馬が多い。中でもサトノノブレスは前走の天皇賞で8着でしたが、勝ったスピルバーグからわずか0秒3。今回、追い切りも動いていて好気配です。
【金鯱賞】(6日、中京11R)発走=15時35分
◎ 4 ラストインパクト
○13 ウインバリアシオン
▲10 カレンブラックヒル
△12 サトノノブレス
△ 5 エアソミュール
△ 1 ユールシンギング
△17 ダークシャドウ
馬連 4→13、10、12、5、1、17

榎本正男プロフィール

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