「函館スプリントS&ユニコーンS」

2017年06月17日

「函館スプリントS&ユニコーンS」

夏競馬、北海道シリーズが開幕しました。デビューを待っていた2歳馬がどんなレースをするか楽しみですが・・・日曜日の18日のメーン、函館スプリントS(GⅢ、1200m)は好メンバーになりました。ここに3月、春季のGI・高松宮記念を勝ったセイウンコウセイが出走してきました。ちょっと不思議なのはその負担重量。GIを勝ったのにこのレース、基礎負担重量の56キロ)です。4歳なので収得賞金による加増対象を少しの差で免れました。斤量で気になるのは3歳馬で、52キロ(牝馬2キロ減)と軽いです。ここに2歳重賞を勝っているジューヌエコール、レヴァンテライオンが出走しました。前者が50キロ、後者は52キロ。注意が必要です。

中心はセイウンコウセイ。昨年後半の充実ぶりは驚異的でした。初勝利(3月中山)を挙げるのに7戦を要したのが信じられないほど。5月東京で2勝目(500万)。7月福島で3勝目とようやく上昇気運をつかみ、11月に京都で勝ってオープン入り。そして迎えた4歳、1月京都の淀短距離Sを勝つと重賞初挑戦だったシルクロードS(GⅢ、1200m)でダンスディレクターにクビ差の2着。そして挑戦したGI、高松宮記念で一気にスプリント王者に輝いたのですからすごい。少し間が空きましたが、ここを照準に中間順調に追い切りを積んで、函館のウッドコースで追われた直前の動きも文句なし。初めての洋芝コースもスピードとパワーからみて問題ないでしょう。

シュウジがどう立ち向かうか。昨年の夏、短距離戦に切り替えてこのレースでソルヴェイグにハナ差の2着、次いで札幌のキーンランドC(GⅢ,1200m)でもゴール前でブランボヌールに差し込まれたものの1/2馬身差2着と好結果を生みました。そのあと秋季のスプリントGI、スプリンターズS(中山1200m)でも好位追走からレッドファルクス、ミッキーアイル、ソルヴェイグにアタマ、クビ、クビ差の4着。次いで暮れの阪神C(GII、1400m)は差しに回ってイスラボニータをアタマ差抑えて勝つ充実ぶりでした。今季2戦は阪急杯8着、高松宮記念15着と不振ですが中間、立て直して鞍上に武豊騎手。巻き返しを図ります。

穴には3歳牝馬のジューヌエコールを狙いました。1400mの新馬戦(中京)を勝ち上がったあと阪神のオープン特別(1400m)、そして11月京都のデイリー杯2歳S(GⅡ、1600m)と3連勝。阪神ジュベナイルF(GI,1600m)は11着。年明けて桜花賞戦線はフィリーズレビュー(GⅡ、1400m)でカラクレナイの4着、本番もレーヌミノルの9着に終わりましたが、早めに函館入りして調整。何より50キロの軽量が魅力です。

他にも軽視できない顔ぶれがそろっています。2月に1600万下を勝ち上がり、1200mのオープン特別で2、1着と軌道に乗ってきた4歳のキングハートがどんなパフォーマンスを見せるか。コース実績のあるクリスマス、1200m戦で重賞勝ちを含めて3勝しているエイシンブルズアイ、昨年の函館2歳Sの覇者レヴァンテライオンも52キロで輸送がなければ・・・△

【函館スプリントS】(18日、函館11R)発走=15時25分

◎12 セイウンコウセイ

○10 シュウジ

▲ 8 ジューヌエコール

△ 3 キングハート

△ 6 クリスマス

△ 7 エイシンブルズアイ

△ 9 レヴァンテライオン

馬連 12→10、8、3、6、7、9

 

東京のメーン、ユニコーンS(GⅢ、ダ1600m)は3歳馬のダートの重賞。これから古馬との混合戦を迎える3歳の勢の出世レースだけに注目されます。ここはリエノテソーロの◎は動かし難いです。前走のNHKマイルカップで直線外から伸びて来た時は内心“ワッ!”と思いました。勝ったアエロリットを◎に抜擢していて単勝も買い込んでいました。有力馬を振り切ってもう大丈夫と思ったら1頭、差し切る勢いで伸びてきたのがこの馬です。その前の桜花賞切符がかかっていたアネモネ賞で差のない4着まで伸びてきたので警戒心はあったのですが、ここまでとは思いませんでした。レースぶり、追い切りの走りを見てもダート(2戦とも圧勝)巧者は間違いありません。芝でもGIを狙えるし、珍しい2刀流馬が現れたものです。

相手馬には、まずサヴィ。11月京都のデビュー戦(ダ1400m)は先行して叩き合いの辛勝(ハナ差)でしたが、2勝目の前走は強いレース。スタートで出遅れて最後方からのケイバでしたが、直線でイン突きに出ると馬群を縫って差し切りました。初勝利から3カ月ほど間を空けての出走でしたが、かなり成長しているとみてよいです。2勝とも重馬場だったので渇いたダートでどうか?ですが予報は雨です。

単穴に抜擢したハルクンノテソーロはすでに8戦しています。芝のデビュー戦(1200m)で2着のあとダートで勝ち上がり、小倉2歳Sに遠征したものの13着。ダートに戻して今年4月に1400m戦で2勝目を挙げています。1600mに距離が延びた前走の青竜S(OP、東京)で折れ合って中団から2着に追い上げたように自在性があります。

まだ能力を出し切っていないメンバーなので伏兵が多い。アンティノウスは勝ち上がったのが5走目ですが、その時の馬体重が530キロ。続いて前走の500万下を4馬身差で楽勝したように成長度が大きさを感じます。未知の魅力を感じるのはラユロットで、芝で4戦(1勝)したあとダートに矛先を向けた前走、稍重とはいえ東京1400mを1分23秒9の好タイムで追い込み勝ちしました。あと、1800m戦で伏竜S2着、鳳雛S4着と毎回崩れないレースをしているサンライズノヴァ、鋭さがあって展開に合わせるレースをして健闘しているシゲルベンガルトラを警戒。

【ユニコーンS】(18日、東京!!R)発走=15時45分

◎ 4 リエノテソーロ

○ 5 サヴィ

▲ 2 ハルクンノテソーロ

△ 7 アンティノウス

△ 6 ラユロット

△ 8 サンライズノヴァ

△ 9 シゲルベンガルトラ

馬連 4→5、2、7、6、8、9

榎本正男プロフィール

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