「函館記念」

2013年07月13日

「函館記念」

今週の重賞は14日に函館競馬場で行われる恒例の函館記念です。といっても、もう函館記念?という気がします。札幌競馬場がリニューアル工事中で、今年は開催がありません。函館で札幌開催分を含めた4開催になったのですが、1開催が通常の8日から6日に短縮されているので気忙しく感じるのも当然ですよね。

函館はロケーションの良い競馬場です。スタンドから見るとバックストレート前方に海、津軽海峡が広がっています。勝負どころの右回り3コーナーの遠方には臥牛山(函館山)。左側に目を移すと、2コーナー遠方に青森。一番大きく見えるのは下北半島で、フェリーで何度か行ったこがありますが大間(マグロで有名)まで2時間ちょっとで着きました。そして1コーナーの先は湯の川の温泉街で、歩いてもすぐ。しばらく行っていませんが、今も朝、追い切りをやっている時間帯、イカ売りの声が聞こえてくるんだろうなあ・・・

かつてここで、すごいレースを見ました。調べてみたら1988年ですが、サッカーボーイが勝った函館記念です。3コーナーから捲くって直線先頭に立ったのですが、他の馬が止まっているようでした。けして相手が弱かったわけではありません。シリウスシンボリ、メリーナイスのお兄さん世代のダービー馬、それに桜花賞。オークスを圧勝したマックスビューティも出ていたのです。2着のメリーナイスに5馬身差、タイムは1分57秒8。もちろん日本レコードで、初めて見た1分57秒台の表示にびっくりしました。

その後、どんどんタイムが速くなって日本レコードは更新されましたが、函館のレコードは今もサッカーボーイがこのときマークしたものです。25年目の今年もたぶん、レコードは更新されないでしょう。そんなことを思い出しながら今年のメンバーをみると味気なくなってしまいますが…。函館は1995年から洋芝に変わりました。早めにどこかで脚を使うとゴールまでもたず、逆転劇が起こります。予想、有望馬のコメントは次のようにしました。

――サトノギャラントを狙ってみる。巴賞で2着だったので当時と同じ56キロのハンデになった。そのレース、エアソミュールに1馬身3/4差の2着争いで、見た目には完敗という感じ。ただ、後方からのケイバで3コーナー手前から仕掛けて一気に先行集団に取り付いた内容に注目したい。普通なら失速してもおかしくない。今度は重賞で、すんなりした展開にはならないはず。最後に末脚が生きるのではないか。道悪は良いタイプと思えないが、それでも昨年のスプリングSで4着(1着グランデッツァ、2着ディープブリランテ)、皐月賞(1着ゴールドシップ)の6着も最後の伸び脚に見どころはあった。能力的には見劣りしない。

エアソミュールは今年に入って4戦しているが、いずれも凡退していない。3月の大阪城S(OP特別、阪神1800m)は鮮やかに突き抜けたし、5月の都大路S(OP特別、京都)は不発といってもいったん勝機も…と思われる追い上げを見せての3着だった。鳴尾記念(GIII、阪神2000m)の4着も末脚が目立つレースで、前走の巴賞は好位から抜け出す快勝。折り合いに難があるのと前走の55キロから1.5キロ増になるので2番手にしたが、滞在ケイバなので能力発揮が期待できる。逆転候補。

前記両馬をまとめて負かせばトウケイヘイローだろう。一足先に前走の鳴尾記念(GⅢ、阪神2000m)で重賞勝ちを収めている。距離不安からか当時6番人気だったが、先行してそのまま危なげなく押し切る強いレースだった。ほかに行きそうな軽ハンデの馬が何頭かいるが、今なら惑わされず捌けるかもしれない。追い切りの動きも良い――

【函館記念】(14日、函館11R)発走=15時25分

◎ 9 サトノギャラント

〇 6 エアソミュール

▲ 8 トウケイヘイロー

△ 5 レインボーダリア

△10 トウカイパラダイス

△ 1 アンコイルド

△16 メイショウウズシオ

馬連 9から6、8、5、10、1、16へ

 

榎本正男プロフィール

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