「宝塚記念」

2015年06月27日

「宝塚記念」

28日の日曜日は上半期最後のGIレース「宝塚記念」(芝2200m)が阪神競馬場で行われます。負担重量は「定量」で、3歳馬が出走していないので牡馬58キロ、牝馬56キロ。ジャパンカップ、有馬記念などと違って1キロ重いので力(ちから)勝負になります。そのせいか牝馬の勝ち馬は10年前のスイープトウショウ以来、いません。ブエナビスタ(10、11年)が2着、ジェンティルドンナ(13年)が3着だったので斤量的に不利のように感じられます。今年は人気を集めるゴールドシップの同一GI、3連覇がなるかどうかが最大の見どころでしょうが、この馬が出走するレースはハラハラします。勝ち負けだけでなくスタートから道中、ゴールインまで。そのぐらいのクセ馬で、断然人気で敗退したレースも少なくありません。強い時は“強い!”のですが、今日は走る?これは予測できません。
そのゴールドシップを別格として、他のメンバーの中でとくに魅力を感じるラキシスを狙ってみます。5歳牝馬ですがデビューが遅く、2歳の12月(1着)で1戦のみ。例年、夏場を休養(充実?)に充ててきているので、まだ13戦しかしていません。飼い葉の食いが細くなるので無理使いを避けてきたようですが・・・それでも3歳の最終戦となったエリザベス女王杯(牝馬GI、京都2200m)では好位追走のレースでメイショウマンボの2着に好走しました。馬体が次第にしっかりしてきたのでしょう。4歳の昨年は重賞でも中日新聞杯、オールカマーの2着など上位争いに加わり、エリザベス女王杯(56キロ)ではゴールを目前にしていたヌーヴォレコルトを強襲、差し切りました。そのあと有馬記念では6着。掲示板には載らなかったものの、勝ったジェンティルドンナから1馬身半ぐらいしかない健闘でした。そして前走の産経大阪杯(GⅡ、阪神2000m)。不良馬場の中、人気のキズナを一気に差し切ってみせました。デビュー戦を含めて出走したレースは全て2000m以上。とくに2200m戦での好走(6戦3勝、2着2回)が目立ち、前記したように56キロを背負っても勝っています。あっと言わせればこの馬でしょう。
ということでゴールドシップが2番手になってしまいました。ただ、今回は走る条件が揃っています。今季初戦のアメリカジョッキークラブC(GⅡ、中山2200m)は二線級相手に7着に終わって首をひねりましたが、3月の阪神大賞典(GⅡ、3000m)を勝ち、続いて天皇賞・春(京都3200m)では鞍上・横山典騎手の超ロングスパートの鞭に応えて6つ目のGIタイトルを手にしました。3歳時の皐月賞、菊花賞、有馬記念、古馬になってからの宝塚記念の連覇、そして前走の天皇賞(春)と、いずれも勝つ時は「強い!」です。今回、力勝負になる定量、6勝(7戦)を挙げている阪神コース、予想される渋い馬場(得意)。そして臨戦態勢にも不安は感じられません。残るは精神的なもの、それを含めての“運”です。
穴には切れる脚があるディアデラマドレを抜擢しました。これも牝馬(5歳)でデータ的には苦戦が予想されるし、3つの重賞勝ちも牝馬限定のGⅢで明らかに格は落ちます。ただ、折り合いがついて道中スムーズに運べると直線鋭い脚を発揮する馬で、近2戦はともに7着でしたがマイル戦で届かなかっただけ。前記した両馬、あるいは一方に破綻があれば食い込めるかもしれません。
他では、これも牝馬ですが前走久しぶりのマイル戦で能力を発揮していないオークス馬・ヌーヴォレコルト、好気配が続いているデニムアンドルビー。それと先行有利の展開で怖いカレンミロテック、もう1頭、追い切りの動きが目立つ人気薄のレッドデイヴィスを追加しました。
【宝塚記念】(28日、阪神11R)発走=15時40分
◎13 ラキシス
○15 ゴールドシップ
▲ 8 ディアデラマドレ
△11 ヌーヴォレコルト
△ 6 デニムアンドルビー
△ 5 カレンミロテック
△12 レッドデイヴィス
馬連 13→15、8、11、6、5、12

榎本正男プロフィール

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