「怖い展開」

2013年06月07日

「怖い展開」

先週のGI・安田記念(6月2日、東京1600m)ですが、私の周辺には「ショウナンマイティが頭(1着)だったらな~」と嘆く方たちが多かったです。私も予想に書いたように勝負と踏んだ馬ですから、この馬のレースぶりを注視していたのですが、内枠2番からのスタートですからインを進むことは予期した通りでした。ところが4コーナーから直線。外に持ち出そうとしたのですが、行くところ行くところ、前が壁になって苦戦。ようやく坂下で外に出せて、そこから良く伸びたのですがロードカナロアをクビ差捉えきれず2着でした。ゴールイン直後には交わしていましたが…。

でも、これが追い込み馬の宿命とも言える弱点です。馬は初めての1600m戦なのに良く走ってくれました。坂上でロードカナロアが外へ斜行。岩田騎手が過怠金の最高額、10万円のペナルティーを課せられています。直接の被害馬はダノンシャーク(3着)ですが、その外だったショウナンマイティもそのあおりを食っていました。私は馬連を買ったあとに馬単を追加したので、配当にはありつけましたが…。

結果は△ロードカナロア(1着①番人気4.0倍、1分31秒5・良)、◎ショウナンマイティ(2着③、クビ)、3着ダノンシャーク(⑫、3/4馬身)で単勝400円、馬連1470円、馬単2570円、3連複1万8160円、3連単6万2800円。ちなみに、ショウナンマイティの上がり3ハロン(600m)はメンバー中“断トツ”の32秒8。ロードカナロアは33秒3でした。それでも勝てなかった。それがケイバなのです。

逆のケースがあります。前日、阪神で行なわれたメーンレース、鳴尾記念(GⅢ、2000m)が好例でした。ほぼ逃げ切りと言っていいような展開でしたが、勝ったトウケイヘイローの上がり3ハロンは34秒7。それ以上速いタイムで上がった馬が、なんと7頭もいます(ほかに同タイムが1頭)。でも、トウケイヘイローは直線で後続馬を突き放して、2着に1馬身1/4差つける完勝でした。

このレース、行くと思われた馬(ダイワファルコンなど)が前へ行かず、イヤイヤのような素振りから先行したトウケイヘイロー。武豊騎手のレース運び光りました。速いタイムで上がっても前でマイペースで走っている馬(バテない)を交わすのは、その馬から離れていればいるほど大変で、よく穴になる展開です。このレースも波乱になりました。△トウケイヘイロー(1着⑥番人気、1分58秒9・良)、△エクスペディション(2着⑦、1馬身1/4)、◎ダノンバラード(3着③、クビ)で、単勝1160円、馬連1万7070円、馬単2万9790円、3連複2万1780円、3連単19万9150円の大穴でした。

今週の重賞は9日の日曜日、西(阪神)は3歳以上牝馬限定のマーメイドS(GⅢ、2000m)、東京では1800mのGⅢ「エプソムカップ」です。メンバーを見ると、両方とも「展開」で大きく変わりそうなレースです。人気になりそうな馬が追い込みタイプなので十分注意したいところです。予想は前日(8日)夕刻にアップします。

榎本正男プロフィール

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