「日経賞&毎日杯」

2014年03月28日

「日経賞&毎日杯」

今週は東西で重賞が4レース行なわれますが、それぞれ異なった面白みがあって「バラエティ」番組といったところでしょうか。もちろん、トリは30日(日)の中京競馬場のGI、高松宮記念ですが、これはあっという間の1200m。その前、29日の土曜日にも面白いレースがあります。

中山競馬場のメーン、日経賞は古馬のGⅡ・重賞で距離が2500m(芝)。負担重量も一線級が出走しやすい別定なので、春の天皇賞(GI、5月4日、京都3200m)を狙う馬がどっと出走してきました。有力馬の目標はもちろん次ですが、ここから大きく飛躍したい陣営にとっては凡退に終わるようだと本番も見込み薄になります。実績上位馬が貫禄を見せるか、これを破る馬が現れるか注目したいレースです。

私はフェノーメノに期待しました。昨年の宝塚記念(GI、6月23日、阪神2200m、ゴールドシップの4着)以来9カ月ぶりの出走で、斤量もただ1頭2キロ増の58キロ。条件としては不利なので不安が無いと言い切るとウソになります。ただ、じっくり乗り込まれてきて最終追い切りの動きは上々です。昨春、春の天皇賞で人気のゴールドシップらを破ったように、ポテンシャルは非常に高かった馬です。3歳の一昨年、ダービー(1着ディープブリランテ)でハナ負け2着。次いで天皇賞・秋(1着エイシンフラッシュ)ではインを掬われて半馬身差で涙を飲みました。4歳春、天皇賞で憂さを晴らしたかっこうですが、まだ足りません。じっくり立て直して迎えた5歳ですから、今季「倍返し」といきたいところです。

不運という言葉はウインバリアシオンにも当てはまります。3年前のダービーで2着、菊花賞も2着で、同世代にオルフェーヴルがいなければ?2冠馬でした。4歳時の一昨年は天皇賞・春でビートブラックの3着、宝塚記念はオルフェーヴルの4着。さらに不運に輪をかけたように屈腱炎を発症して長期療養に入りました。でも、難しい病気からよく立ち直りました。約1年半ぶりに復帰した昨年11月の金鯱賞(GⅡ、中京2000m)で3着まで追い上げ、有馬記念では8馬身差とはいえオルフェーヴルの2着をキープしました。今回の追い切りの動きも“仕上がった”という感じで心配なさそうです。フェノーメノに比べて2キロ軽い56キロですから逆転も十分あるでしょう。

単穴にはラストインパクトを狙いました。4歳馬で実績ではグンと落ちます。クラシック出走は菊花賞だけで、エピファネイアの離された4着でした。ただ、今年に入って2月に1600万下特別を勝ち上がると、続く小倉大賞典(GⅢ、1800m)もあっさり連勝しました。注目していた好みの1頭なので、休み明けの上位2頭にどこまで立ち向かえるか注目してみます。

阪神競馬場では3歳馬(オープン)の1800mのGⅢ・毎日杯が行なわれます。皐月賞の出走権がかかる指定トライアルレースは終わりましたが、賞金順ですべり込むラストチャンスがこの重賞です。本番まで中2週で強行軍に思われますが、昨年はキズナ、さらにさかのぼればディープスカイなど、そのあと大きく成長した馬が勝ち馬に名を連ねています。今年のメンバーもポテンシャルの高い馬が揃っている感じです。

エイシンブルズアイを狙ってみました。4戦2勝で、2走目の千両賞(500万下)で3着。白梅賞(500万下)を勝ったあとの4戦目、前走のアーリントンC(GⅢ、阪神1600m)で◎に期待したのですが、あえなく?ミッキーアイルの7着。負けるレースでの敗因は決まっていて、スタートでもたついて自分のケイバができない時です。追い切りの走りぶりから能力はかなり高いと思われるのですが…。デビュー戦から福永騎手ですし、前走で手代わりしたC・デムーロですらそうでしたから心配もありますが、これまでの1600mから今回1800mになって案外スムーズなケイバでできるかもしれません。追い切りの動きは相変わらず◎。泣くまでは待てませんが“もう一度だけ”という気持ちで期待しました。

アズマシャトルも見どころがある1頭です。渋い差し脚が魅力で、昨秋は新馬勝ちしたあと千両賞でウインフルブルームの2着、そしてGⅢ・ラジオNIKKEI杯2歳Sでもワンアンドオンリーの2着と好走しました。今季初戦の弥生賞でトゥザワールドの6着でしたが、動きに鋭さが出てきているので抑えるならこの馬からでしょう。

【日経賞】(29日、中山11R)発走=15時45分

◎ 8 フェノーメノ

○10 ウインバリアシオン

▲ 2 ラストインパクト

△14 アドマイヤフライト

△13 オーシャンブルー

△ 5 サトノアポロ

△ 6 サクラアルディート

馬連 8から10、2、14、13、5、6

 

【毎日杯】(29日、阪神11R)発走=15時35分

◎ 2 エイシンブルズアイ

○ 6 アズマシャトル

▲ 1 マイネルフロスト

△14 ステファノス

△12 ラングレー

△ 9 パドルウィール

△11 シンガン

馬連 2から6、1、14、12、9、11

榎本正男プロフィール

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