「ソチ・ジャンプと代替競馬」

2014年02月16日

「ソチ・ジャンプと代替競馬」

東京競馬がないこともあって連日、夜起きしてソチ五輪を見ていますが、今日早朝のスキー・ジャンプ「男子ラージヒル」は快哉でした。記者時代、小新聞に“転厩”したおかげで体協記者クラブにも詰め、ほとんどのスポーツを取材した経験があります。小生、北海道生まれで二十歳近くまで過ごしたのですが、高校(小樽)の同級生にジャンプの選手が何人かいて、大学では全日本学生でも上位で活躍した仲間もいます。

それだけではありません。卒業して一時期、地元のスポーツ店に勤務したことがあって、ジャンプ用の板(スキー)に選手と相談して靴を付ける位置を決め、金具を付けることもやった思い出があるんです。2年先輩には親しくしていた回転の選手がいて、彼はオリンピックにも行きました。記者としては同郷ですから原田雅彦、船木和喜…、もちろん葛西紀明選手も当然取材しています。

ですから今回のソチ五輪、葛西選手が1本目、トップに立ったときは思わず「よ~し!」。そして2本目、あと一人を残してトップに立った時(メダル確定の瞬間)は「やった~!!」。テンションが上がりました。自慢話を付け加えると、これは飛距離が発表された時ではありません。着地した瞬間です。競技はかつて見飽きるぐらい見ていましたし、K点、HS(ヒルサイズ)のラインがありますからテレビで見ていても飛距離目測はかなり確かです。ランディングバーンの踏み固め作業に駆り出されたり、大きな大会ではありませんが着地の旗を立てたこともありますから(選手の着地の時、両足の中間を見極めて立てる)。

で、ソチのラージヒル。最後、ノーマルヒルの覇者カミル・ストッフ(ポーランド)が空中で板をぶれさせながらも飛距離を伸ばした時(ほとんど同じ距離に見えて)「ギャッ!ヤバイ!」。今のジャンプは飛距離で上回っても飛型点(とくに着地の時のテレマーク)が重視されたり風の吹き具合で加減されるウインドファクターなんてのもできて、どんな点が付けられるのかは発表まで分かりません。金メダルも十分と思っていたのですが、不安が的中して得点はストッフが合計278.3点、飛距離で上回った葛西は277.4点で、わずか1.3点差で「銀」になってしまいました。

これがどのくらいの差かというと、「金」が100点満点だとすると葛西は99.53点ということです。本当に惜しかった。でも葛西選手は41歳。1972年6月6日生まれですから、あと3カ月と20日で42歳なんです!94年のリレハンメル五輪で団体で銀メダルを獲っていますが、「金」で沸いた長野では団体のメンバーにエントリーされませんでした。「不撓不屈」を座右の銘に競技を続けて20年。7度目の五輪でついに、「個人」でメダルを獲りました。凄いじゃないですか。葛西が獲ったメダルは「銀」ではなく、「金」よりも上の「プラチナ」だと思います。

つい、とんでもない方に話が逸れてしまいました。17日、18日はウイークデーですが、雪で中止になった東京競馬場で代替競馬が施行されます。17日のメーン(重賞)は9日に行われる予定だった「東京新聞杯」(GⅢ、1600m)です。

当初の予想を少し変更して中心はコディーノにしました。デビュー戦から2重賞を含めて3連勝し、クラシックの最有力候補と目星をつけたのですが、2歳王座決定戦の朝日杯FSでロゴタイプにクビ差及ばず2着に敗れてからおかしくなりました。3歳になって弥生賞で3着。そして迎えた三冠レースの第1戦、皐月賞もロゴタイプ、エピファネイアに続く3着に終わってしまいます。そのあとも勝てず、ダービーは9着、秋も毎日王冠9着、天皇賞5着…。色褪せたかに見えますが、ポテンシャルは高いと思います。明けて4歳。追い切りの動きも良くなっていますし、休み明けは走るタイプです。加えて今回は輸送のダメージがありません。狙いどころとみました。

クラレントはマイル前後が得意で、東京コースとの相性も抜群。3歳時の1昨年秋、このコースで富士S(GⅢ、1600m)、4歳の昨年はこのレースを勝ち、さらに6月のエプソムカップ(GⅢ、1800m)ではジャスタウェイを抑えて重賞を3勝しています。当然、ここを狙って熱の入った調教を積み重ねているので逆転候補に抜擢。

単穴はショウナンマイティ。今回ちょっと人気を落としそうですが、実力は上位です。昨年10月初めの毎日王冠(1番人気、6着)以来ですが、休み明けでも走るタイプで調教もかなり積まれています。初めての短い距離だった安田記念(GI、東京1600m)で直線だけで追い上げてロードカナロアにクビ差に迫った脚はここでは別格。輸送の後遺症と後方から追い込むタイプなので馬場状態も心配ですが、能力発揮なら大勢逆転も十分あります。

18日は先週土曜日に行われる予定だった3歳牝馬のクイーンカップ(GⅢ、1600m)がメーンです。この予想も下記しておきます。

【東京新聞杯】(17日、東京11R)発走=15時45分

◎13 コディーノ

○12 クラレント

▲10 ショウナンマイティ

△11 エキストラエンド

△ 2 サトノギャラント

△ 9 サクラゴスペル

△15 ヴィルシーナ

馬連 13から12、10、11、2、9、15

【クイーンC】(18日、東京11R)発走=15時45分

◎ 6 フォーエバーモア

○11 カノーロ

▲ 2 マジックタイム

△12 デルフィーノ

△14 ニシノアカツキ

△15 ラインハーディー

△ 7 グリサージュ

馬連 6から11、2、12、14、15、7

榎本正男プロフィール

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