「神戸新聞杯&オールカマー」

2017年09月23日

「神戸新聞杯&オールカマー」

24日の日曜日、阪神競馬場で3歳馬の菊花賞トライアル・神戸新聞杯(GⅡ、阪神2400m)が行われます。3着までに本番の優先出走権があるレース。阪神のこの距離は外回りで、コースが広いし直線も長い。比較的紛れが少ないのでカギは仕上がり状態になります。最も注目されるのはダービー馬レイデオロ。ステップレースなので完璧の仕上がりは望めませんし、美浦トレセンから西への輸送も初めて。不安材料もあるのですが・・・

それでも中心はレイデオロです。追い切りの時点では馬体は確かに立派に見えますが、体調そのものは良さそうです。8分の仕上がりでも凡退することはないと思います。2000mの新馬戦、500万下・葉牡丹賞、そしてGⅡのホープフルSと3連勝。2歳時の時点で今年の三冠レースの有力候補と目されました。ところが、そのあと体調を崩して1冠目の皐月賞は回避するかも・・・というピンチ。なんとか出走には漕ぎつけましたが・・・5着。それでも後方から追い上げた内容に“やっぱり”並みじゃないと思いました。(ちなみに当欄の印は△の1)。そのあと順調に推移していたのでダービーでは自信を持って◎に推しました。スローな流れになって不安だったものの、臨機応変にバックストレッチで好位にポジションを上げたルメール騎手の騎乗に東京競馬場で感嘆。見事、ダービー馬に輝きました。今回、太目残りの心配はありますが体調そのものは問題なさそうです。中間順調に乗られてきていますから、輸送もありますし当日は8分以上のデキになるとみました。

強敵はサトノアーサーです。控えめの調教のほかに長めからの追い切りを3回こなしていて、直前の動きから見ても仕上がりはかなり良い感じです。5戦して勝ち星は新馬戦と500万下特別の2勝(連勝)だけですが、そのあと2月京都のきさらぎ賞、3月阪神の毎日杯とGⅢ重賞で連続2着。4戦とも1番人気で、勝ち運がなかっただけです。ダービーは後方のポジションで差し脚が活きる展開ではなく10着でしたが、逆転があればこの馬か。

単穴はマイスタイル。休み明けでも早めに始動していて調教量も十分です。最終追い切りで直線追われてからの動きの良さが目につきます。先行力が武器で、4戦2勝で出走した皐月賞トライアルの弥生賞でカデナには半馬身差されましたが2着に逃げ粘りました。本番では16着の大敗で株を下げましたが、14番人気のダービーでなんと4着。マイペースなら二の脚を使うので侮れません。

伏兵陣では1勝馬(7戦)でも弥生賞4着、青葉賞2着(ダービー9着)のベストアプローチ、皐月賞で3着しダービーも6着だったダンビュライト。あと、夏場に中京で500万下、新潟で1000万下特別を連勝した上がり馬キセキと、弥生賞でマイスタイルを差し切っているカデナをマーク。

【神戸新聞杯】(24日、阪神11R)発走=15時35分

◎ 8 レイデオロ

○ 2 サトノアーサー

▲ 9 マイスタイル

△ 4 ベストアプローチ

△ 3 ダンビュライト

△ 5 キセキ

△11 カデナ

馬連 8→2、9、4、3、5、11

中山では2200mの別定重量戦、オールカマー(GⅡ)が行われます。競走条件では3歳以上オープンですが1頭も出ていません。1着馬に天皇賞(秋)の優先出走権があるように、古馬の秋のGIレースへのステップ。ここも休み明けの馬と、夏場にレースをしてきた馬の仕上がりの差が出る可能性があるので注意が必要です。

◎はかねてから素質を買っているステファノス。切れる反面、その脚の使いどころが難しいタイプで、それが勝ち星4つにして2着5回、3着4回(23戦)に表れています。それでも、このメンバーなら実績上位。GIだけ挙げても一昨年の天皇賞(秋)でラブリーデイの2着、昨年はモーリスの3着。その2年、香港のカップデーに3度遠征して、2015年春季のクイーンエリザベスⅡ世Cで2着。12月の香港Cはエイシンヒカリの10着でしたが昨年の同レースではモーリスの3着と健闘しました。今年春季、大阪杯ではキタサンブラックに3/4馬身差の2着でしたし、6歳のこの秋は脱皮してほしいものです。最終追い切りを芝コース(栗東)に入れてビシッとやっているので、この一追いで仕上がるでしょう。

相手選びも難しいですが、まず仕上がり早の牝馬ルージュバックにしました。距離、コースは違いますが昨年は秋初戦、毎日王冠(GⅡ、東京1800m)に出走してアンビシャス以下、牡馬を抑えて勝っています。目標は牝馬のGI・エリザベス女王杯でしょうが、出走に踏み切ったからには上位にランクします。

単穴はタンタアレグリア。長休明けなのでどうかと思っていたのですが、追い切りの動きが思っていた以上に良いです。今年1月、アメリカジョッキークラブC(GⅡ,中山2200m)を勝った時は前年の春の天皇賞=4着=以来でした。ブランクは苦にしないタイプのようです。ステファノス同様、押せ・押せで使えないのが弱みですが、菊花賞でもキタサンブラックの4着に入線しているようにポテンシャルは高いです。

休み明けの陣営にとっては夏場にレースをしている馬が脅威。一見、苦しそうに見えながら先行してしぶとく伸びるカフジプリンスが面白い。前走の新潟記念(GⅢ、2000m)で3着しましたが、追い切りの動きがさらに良くなっています。モンドインテロは8月の札幌日経OP(2600m)で後方に置かれていたものの、追われてからはすごい加速でした。あと天皇賞(春)=5着=以来でもパワーあるアルバート、函館で勝った準オープンがひと捲りだったブラックバゴにも要注意です。

【オールカマー】(24日、中山11R)発走=15時45分

◎ 8 ステファノス

○ 6 ルージュバック

▲ 9 タンタアレグリア

△15 カフジプリンス

△14 モンドインテロ

△ 2 アルバート

△ 4 ブラックバゴ

馬連 8→6、9、15、14、2、4

榎本正男プロフィール

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