「紫苑S」

2017年09月08日

「紫苑S」

中央場所の秋競馬が始まりました。初日の重賞は中山競馬場で行われる3歳牝馬の紫苑ステークス(GⅢ、2000m)です。秋華賞のトライアル指定重賞で、3着までに本番の優先出走権があります。桜花賞1600m、オークスは2400m。どちらも距離が極端で、中間距離の2000mが秋の3冠目。この距離なら持ち味が活きるとみる陣営にとっては出走権がのどから手が出るほど欲しいところです。例年のことですが、ひと夏越して大きく変わってくる馬が出ることが多いので要注目です。

それでも中心はディアドラ。春季後半の上昇ぶりが素晴らしかった。2歳の7月の中京開催で2戦して勝ちきれず、初勝利は10月新潟の1400m戦。2勝目を挙げるのにも長く足踏み。4走目の11月の京都、GⅢのファンタジーS(1400m)でミスエルテの3着しながら2勝目はなんと3歳5月京都の500万下、矢車賞でした。それまでは桜花賞目標で千四~千六戦に出走していましたが、初めての1800m戦。距離を延ばすと大きく変わった馬です。勝ったあと、オークスではなんとソウルスターリングの4着という大好走でした。古馬と混合になった8月札幌の1000万下2000mのHTB賞では52キロとはいえ、1番人気の古馬ラヴィエベールを中位から追い上げてクビ、差し切りました。調整していた函館から輸送して馬体重がオークスの時から12キ減っていたのに・・・です。今回、直前の追い切りは控えていますが、追われた最後の1ハロンは12秒0。動きは問題ないです。

上がり馬で狙ってみたいのがカリビアンゴールド。2歳時は3戦して勝ち星は中山1600mの新馬戦のみ。3歳になって2走目の500万下(1600m)で2勝目を挙げたのですが、初めての1800m戦だった4月東京のスイートピーSではフルゲート18頭の混戦の中、直線外に持ち出されてから切れ味を発揮してブラックスピーチのクビ差2着まで追い上げました。オークスは11着ですが、7月函館のかもめ島特別(1000万下、1800m)ではここにも出走しているポールヴァンドルを急襲してクビ差に迫る2着。好内容でした。

単穴はホウオウパフューム。まだ5戦しかしていませんが、1800mの新馬戦(新潟)3着のあと2000m戦に出走して未勝利、500万下特別を連勝しています。2勝とも強烈な差し脚でした。ただ、折れ合いがカギで、4月東京のフローラS(GⅡ、2000m)は1番人気でモズカッチャンの8着、オークスは16着の大敗でした。休み明けですが追い切りの動きは軽快で、道中掛からなければ大駆けがあります。

ルヴォワールはまだ2戦。3歳になってからのデビューで、1月中山の2000mで新馬勝ちし、3月中山のミモザ賞(500万下、2000m)も連勝しました。ポテンシャルはかなり高いです。こちらは長休明けなので今週の最終追い切りで息が保つまでになるかどうかがカギです。馬体重、雰囲気を見たいところです。

ポールヴァンドルは530キロ台の女丈夫ですが、馬体のバランスが良くて先行力に秀でています。落ち着いた流れなら先行して二の脚を使うので中山コースだけに面白いかもしれません。ほかではサロニカ、ライジングリーズン。

【紫苑S】(9日、中山11R)発走=15時45分

◎16 ディアドラ

○11 カリビアンゴールド

▲ 8 ホウオウパフューム

△15 ルヴォワール

△ 7 ポールヴァンドル

△18 サロニカ

△ 3 ライジングリーズン

馬連 16→11、8、15、7、18、3

榎本正男プロフィール

この記事へのコメント

コメントを書く

(※皆様からお寄せいただいたコメントは管理人の方で精査させていただいた上で 掲載いたします。全てのコメントが掲載されるとは限りませんのでご了承ください。)

コメントを残す

コメント