「阪神C」

2017年12月22日

「阪神C」

思い入れの深かった馬がターフを去ろうとしています。有馬記念のキタサンブラックの事ではありません。3年前の皐月賞馬、イスラボニータです。ちょっと折れ合いに難がありましたが、皐月賞は鞍上の蛯名正義くんとの息もぴったり合って能力全開。中山競馬場で見ていて、“強い!”と唸る勝ちぶりでした。

馬だけではありません。管理する栗田博憲調教師には公私ともに長く、深く、お世話になって来ました。厩舎へ行けば誘っていただいて部屋へ上がり込み、いつしかワインに・・・お店だけでなく自宅へ行って飲み直すこともしばしば。たいていはテレビ東京(競馬実況番組)のプロデューサーM、MCのIKが一緒でしたが、皆さんが出張していた函館ではたまたま来ていた女房まで呼んでくれて料亭で大宴会・・・次々に楽しかった当時の情景が浮かんできます。

その栗田さんが、ついにオトコ馬でクラシックを制覇!それがこの馬でした。ダービー(予想は◎、2着)が惜しかった。そのイスラボニータが23日、阪神競馬場のメーン競走、阪神カップ(GⅡ、1400m)に出走します。GIではありませんが、負担重量が実績や収得賞金による加増がない「定量」。GIで上位入線している馬が出走してきました。

楽ではありませんが、中心はイスラボニータです。今年の秋の目標をマイルチャンピオンシップ(GI、京都1600m)に置き、ステップレースに選んだ10月東京の富士S(GⅢ,1600m)でエアスピネルの2着。不良馬場の中、58キロを背負っての結果で内容は悪くありませんでした。ところが1番人気だった本番で5着と不発。しかも人気を分けていたエアスピネル(2着)はともかく、1着ペルシアンナイト、3着サングレーザー、4着レーヌミノルは3歳馬でした。枠順(⑫番)?馬場(稍重)?分かりません。今回も追い切りの動きはすごく良く見えます。ここがラストランなので最後を締めくくって種牡馬生活に向かってほしいものです。

相手が揃っていますが、ここにすごい新星が現われました。後れて今年6月にデビューしたフランケル産駒)の3歳馬、モズアスコットです。6月阪神の未勝利戦で初戦(2000m)4着、2走目(1800m)も4着。ところが、7月中京の1600m戦で勝つと9月阪神の500万下(1600m)、11月東京の1000万下特別(1400m)、同月京都の1600万下特別(1400m)と4連勝。一気にオープン入りしました。相手が強化していく中、それを上回る強さを発揮しています。いきなりGⅡ挑戦ですから普通なら苦しいのですが、ここもあるかもしれません。

単穴は3歳牝馬レーヌミノル。桜花賞の勝ち馬ですが、この馬の適距離は1400mぐらいと思っています。桜花賞後は調教でも距離に対応させようという追い切りが多かった。今回は抑えるのに気を遣う必要がなく、思い切った競馬ができるでしょう。無理しなくても好位で先行できるはずで動きも良い。古牡馬より3キロ軽い54キロなので怖いです。

他にも有望馬が多く、3歳のサングレーザーは5月京都の500万下から3連勝してオープン入りして10月京都のGⅡ・スワンS(1400m)でいきなり重賞勝ち。前走のGI・マイルチャンピオンシップでも3着まで突っ込んできました。追い込み勝負が板についてきたので争覇圏内。あと、一昨年のこのレースでハナ差2着だったダンスディレクターが休み明けでもかなり乗り込まれてきています。それと、人気が落ちていても注意したいのが猛調教をしているモーニンと昨年の勝ち馬シュウジです。

【阪神C】(23日、阪神11R)発走=15時45分

◎ 2 イスラボニータ

〇 7 モズアスコット

▲ 5 レーヌミノル

△10 サングレーザー

△12 ダンスディレクター

△13 モーニン

△17 シュウジ

馬連 2→7、5、10、12、13、17

榎本正男プロフィール

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