「阪神JF&カペラS」

2017年12月09日

「阪神JF&カペラS」

師走に入って締めくくりのレースが多くなってきました。10日、阪神で行われるGI、阪神ジュベナイルフィリーズは今年デビューした2歳馬の牝馬ナンバーワンを決めるレースです。ただし、フルゲート18頭、距離1600mの激戦なので枠順やレース中の有利・不利もあります。能力の高さだけで必ず勝てるとは限りません。その上、今年の牝馬は豊作(?)で、かなり高い素質の馬が上位にそろったと思われます。首位争いは熾烈になること必至でしょう。

魅力のある馬が多いのでどれを中心にするか考えあぐねましたが、リリーノーブルにしました。関西所属ですがデビューは10月末の東京。1600m戦で16立て13番枠からスタート良く飛び出し、行く馬がいると逆らわず6~7番手。馬群も気にならないようで、直線で鞍上が進路をつけて追い出すと伸び脚良く2着に3馬身半差の楽勝でした。次いで1カ月後の京都。同じく1600mの白菊賞(牝500万下)に出走。これもスタートが良く、楽に3~4番手に控えて直線内から難なく先頭。2着のスカーレットカラーとの着差は1馬身でも余裕十分でした。かつて、クセの無い良馬のことを騎手や厩舎関係者が「テン(序盤)良し、中(なか)良し、終い(しまい)良し」と言ったものですが、この馬の2戦を見るとまさにそんな感じです。多頭数でも7番枠からのケイバなので混戦でも捌けるとみました。

〇のラッキーライラックにも同じようなことが言えます。2頭出走しているオルフェーヴル産駒の1頭ですが若い時の父のような悪癖は見えません。ゲートに問題がなく、発馬良く好位置でレースを進め、直線の勝負どころで追い出されると伸びるレース内容。8月新潟の1600m新馬戦、そして10月東京のGⅢ・アルテミスS(牝馬、1600m)を連勝しました。仕掛けどころを待つレースをするのでコースを確保するのに手間取るシーンもあったのですが、脚があるから抜けられるのです。

大勢逆転の魅力が溢れるのが1戦1勝のソシアルクラブ(▲印)。そのデビュー戦(10月京都、1600m)、スターダッシュが効かず後方グループになってしまい、“やっぱりブエナビスタ(母=近年の指折りの名牝)の娘だな・・・”でした。ただし、レースはそれから。勝負が決したと思われた直線、大外から1頭グイグイ伸びてゴール寸前、勝負争いをしていた集団をまとめて差し切ったのです。直線でも前と外に馬群がいて行き場がないピンチがあったにもかかわらずです。相手がそろったここでどんなレースをみせるか?注目です。

当初は新潟で強いレース内容で新馬勝ちし、次いで札幌に向かって札幌2歳S(GⅢ、1800m)をもぎ取ったロックディスタウンを主力に・・・と思ったのですが大外18番枠。美浦トレセンからの長距離輸送もあるので少し評価を下げました。距離が延びて良いタイプだと思います。同じく素質を買っている2戦2勝のマウレアも美浦から輸送を無事こなせば首位争いに加わっておかしくないと思います。他ではトーセンブレス、モルトアレグロ。

【阪神ジュベナイルF】(10日、阪神11R)発走=15時40分

◎ 7 リリーノーブル

〇11 ラッキーライラック

▲12 ソシアルクラブ

△18 ロックディスタウン

△ 4 マウレア

△ 8 トーセンブレス

△16 モルトアレグロ

馬連 7→11、12、18、4、8、16

 

中山ではダートの短距離重賞、カペラステークス(GⅢ、3歳以上オープン、1200m)が行われます。別定重量戦で前走、韓国でコリアスプリントを勝ってきたグレイスフルリープと、3年前に芝の短距離GI・スプリンターズS(新潟1200m)を勝ったスノードラゴンが2キロ増の58キロ。実績ある年長馬と伸びてきた4~5歳勢の比較が微妙です。

後者が優勢とみて中心は5歳のブルミラコロにしました。3歳時も6戦2勝、2着3回の実績がありますが準オープンが壁になった感じ。4歳の最終戦、昨年12月にようやく突破して重賞にも挑戦するようになった馬です。当然、最初は苦戦でしたが、レース慣れすると対応できるようになってきました。前走のオープン特別・室町S(京都1200m)で3番手から楽に抜け出してオープン初勝利を挙げています。基礎負担の56キロですから斤量の心配もないので連対の軸馬に採りました。

サイタスリーレッドは4歳の今年前半、4連勝。千二戦で500万下、1000万下、1600万下クラスをノンストップ。オープン入り初戦の栗東S(1400m)も楽勝して勝ち星を伸ばしたように能力は高いです。前走の室町S(1番人気)の15着は不良馬場が敗因? 追い切りの動きに不安は感じられないので良馬場なら巻き返しが期待できます。逆転候補。

単穴にはコーリンベリー。6歳ですが昨年、このレースでも3着だったように短距離重賞で上位争いをしてきたスピードがあります。今年1月の根岸S(GⅢ、東京1400m)で15着に終わったあと休養入りしましたが10月に復帰して2戦。着順は⑥⑥でも馬体が絞れてきたので今回、大駆けがあるかもしれません。

実力差の少ないメンバーで絞り込むのが難しいです。やや調子を下げているような気もしますが昨年のこのレースの勝ち馬ノボバカラ、8月新潟のNST賞で逃げてブルミラコロ以下を一蹴したドラゴンゲート、コンスタントに末脚を伸ばしてくるニットウスバル、9歳・58キロでも実績が違うスノードラゴンにも怖さを感じます。

【カペラS】(10日、中山11R)発走=15時20分

◎14 ブルミラコロ

〇13 サイタスリーレッド

▲ 9 コーリンベリー

△ 7 ノボバカラ

△10 ドラゴンゲート

△ 4 ニットウスバル

△15 スノードラゴン

馬連 14→13、9、7、10、4、15

榎本正男プロフィール

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