「頑張れ!ジェンティル」

2013年03月29日

「頑張れ!ジェンティル」

30日の土曜日は東西ともに重賞レースがないので、久しぶりに予想はお休みです。せっかくですから、この機会にレース当日に発表される馬体重について少し掘り下げて記しておきたいと思います。

よく増減(プラス=+で表示、またはマイナス=-で表示される)で、何キロぐらいならどうなんだ?という質問があります。これについて先に答えるとしたら、どちらも10キロ差を越えたらとくに要注意ということにしておきます。2キロとか4キロとかの増減ならほとんど気にする必要はないでしょう。人間の7~8倍ぐらい体重がありますから馬にとっては微々たるもので、脱糞や放尿しただけでもそのぐらい減ります。ちなみにJRA(中央競馬)では計量は2キロごと、地方競馬では1キロ単位まで発表されます。米・仏・英など海外では計量して発表する習慣はありません。

ただ、増減だけで判断するのは止めましょう。発表される+、-はあくまで前走比です。前走が減っていたら+は好ましいことで、逆に前走が太めだったとしたら-は好ましいとみるのが当然でしょう。急激な増減は好ましくないと思いますが…。じゃあ、どうするか?私は同時に発表になっている馬体重(+-の前に記されている)本体の方を重視します。遡って馬体重をたどれば好判断につながるはずです。

ただし、一口に競走馬と言っても2歳馬もいれば3歳馬もいます。これらは人間に当てはめると中学生、高校生といったところですから、成長期です。筋肉だけでなく骨格も日々大きくなりますから、体重は増えるのが当然です。私は20キロとか30キロとか増えていても、敢えてその馬を狙うことがあります。その時期(成長期)に故障して長期休養した馬が調教を積んで出走してきた時です。

付け加えておきますと、馬を担当している厩務員の方はほとんどと言っていいほど、馬体重が減ることを嫌います。「食い(飼い葉の)が悪い」と心配します。強いケイコもできなくなるし、レースへ行って力が出ないからです。競走馬は非常に敏感で、飼い葉の中に食べ慣れないないもの(例えば新たな栄養剤)を混入すると食べない馬も多くいます。馬にストレス太りはありません。体調が良くて太るのなら次に絞って行けばよいだけです。

30日の土曜日は深夜、アラブ首長国連邦・ドバイでワールドカップデーがあります。「ドバイシーマクラシック」(芝2410m)にはトレイルブレイザーとジェンティルドンナが出走します。先週出発したジェンティルドンナ、輸送の影響は大丈夫かなあ~。細化していなければいいのですが…。クリアできたとしたら勝てるはずです。中継を楽しみましょう。

榎本正男プロフィール

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